
想定より早く固まりましたので、投下いたします。ご確認のほどよろしくお願いいたします。
【SV】
「いらっしゃい。何か探し物か?此処には何でもある、過去の記憶すらもな。」
「“忘れない”か。…アンタは優しいな。だけどな、いつか必ずアンタも俺を忘れる。いつだってそうだ。」
「…あの人の名前なんだっけな。違う忘れてない、思い出せないだけだ。」
【名前】
骸
【読み】
むくろ
【種族】
餓者髑髏(がしゃどくろ)
【性別】
男
【住んでいる街】
追慕街
【職業】
遺失物店
店名:幽光堂(ゆうこうどう)
追慕街の外れに佇む、住人の「忘れもの」だけを扱う奇妙な店。錆びた指輪、褪せた写真、片方だけの靴、記憶の断片——などなど。
【性格】
警戒心が強く、自分の領域を侵されると冗談交じりに曖昧に濁す。それが癖なのか、それとも恐怖なのか、本人も分かっていない。自分が一度「忘れられた存在」であることを自覚しているが故に、他人の心の機微にも敏い。そして「忘れられない」ことに酷く執着し、自分を記憶してくれる相手を探している。怒ることは滅多にないが、感情が昂ると全身が骨のように軋む。かなり不気味。
【好きな物】
人の声、体温、名前を呼ばれること(常連の客でも名前を覚えられていないことを察すると、若干雑な接客をする。)
【嫌いな物】
鏡、土、煙(火葬場を想起するため。)
【能力】
追想の術:
触れた者の、忘れていた記憶を呼び覚ます術。
日常に埋もれた些細な記憶から、苦痛を伴う深い記憶まで——。しかし苦痛の代償は彼自身も分かち合う。
【容姿】
痩身で長身、骨ばった手足。髪は漆黒、白く澱んだ瞳は陽光に晒されると底冷えした光を宿す。普段は薄汚れた黒い羽織を纏い、首元に古びた骨飾りを下げている。色褪せたブーツを履き、歩くたびに微かな軋む音が鳴る。常に革製の手袋を身に着け、他者との接触には若干の抵抗を見せる。
【出典元様】
Picrewより「ハイライトがない男メーカー」様をお借りしました。
【3L】
NL、BL両方可能。
【備考】
餓者髑髏の起源は、戦死や野垂れ死にで無縁仏となった者たちの骸骨や怨念の集合。その中にいた「ひとりの男」の無念が強く残り、人格として成り立ったのが骸である。人に忘れられた存在として漂ううちに、同じように忘れられたものに深い同情の念を抱き、収集するようになった。幽光堂に並んだ「忘れもの」たちは、どれも彼の慰めであり、贖いでもある。
追慕街以外の街に訪れることは苦手だが、最近は常連客の誘いで外出の機会が増えているらしい。
【募集】
・「ひとりの男」であった時の骸の本名を忘れずにいてくれる方。(性別問わず/1名)
・病的に忘れっぽい幽光堂の常連客。(性別問わず/1名)
【関係】
未定