デュラララチャット(仮)なりきり募集掲示板

なりきりの募集を行うための掲示板です。雑談はなり雑でお願いします。

  • 怪異大正浪漫奇譚「神無月」【 完結 】

    渇望君
    No.1601959
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    「 今こそ我々は立ち上がるべきなのだ!

      民を弾圧し続けた新政府を覆し、荒れ狂う世を正すのだ!

      大いに亨(とほ)りて以て(もって)正しき、此れを天の道なれば!

      道を築く天上の存在とは、我々の事と思い知れ!!

      叫べ、掲げよ、我々の名を!

           人を征服する存在
      我々は 『  神 在 ノ 会  』 である!!

      さあ!! さあ!! さあ!!   」

    ______ http://nari2-bbs.drrrkari.com/#/topics/39621(雑談掲示板)

    『 舞台の説明 』

    帝国主義が芽生えた世界と、産業で、経済で、政治で、或いは闘争で。
    ありとあらゆる面で戦わなければならなくなった時代。

    それが此の怪異奇譚の舞台、「 大正時代(1920年前後:戦後恐慌の時期) 」
    大日本帝国の政(まつりごと = 政治)の中心地、「 帝都東京 」
    その沿岸部に作られた架空の埋め立て地、「時守町(ときもりちょう)」

    平安から続く"陰陽寮"は明治初期に解体されたが、それは表向きの話。
    物事の計りに用いられる一般的な物差し"科学"では陰陽術は説明できない。
    それ故、日本は国家として世界基準に立つために
    オカルトの範疇である"陰陽寮"を解体した"振り"をした。
    実際には陰陽寮は"国家の組織"として、
    陰で丑三つの治安維持に協力し続けていたのである。

    大正時代に入り妖怪の活動が活発化し始める事件が起きる。
    徐々にだが、帝都東京を取り囲む結界が破壊され始めたのだ。
    これを好機と見た妖怪達は人社会に紛れ、結社の看板を掲げ政府を共通悪と定め闘争を訴える。
    人々はまだ気づいていない。
    帝都東京が、妖のお膝元となりつつある事に。

    着実に人と妖を従え勢力を伸ばす妖怪と、彼らに正義を執行する陰陽師。
    これは科学が神秘の領域を侵す時代に起きた、最後の戦いの物語。

    ______

    『 マップの説明 - 帝都東京沿岸部の埋め立て地「 時守町 」 』

    ・大日本帝国陸軍防衛旅団司令本部( 陰陽組織 = 占筮姫寮/せんぜいきりょう ) 
     これを取り囲うような扇状の道が「 中央通り 」
     そこから5本の主要な通りが伸びており、それぞれに路面電車が走っている。

     
     ・「 シンチ通り 」
       アールデコ様式(芸術的な装飾が外壁)の建物が並ぶ。
       百貨店やカフェーなどが無数にあり、異国情緒な浪漫が溢れている。
       またビジネスホテルなども多く、若者に人気。

     ・「 ギンナギ通り 」
       白いレンガ造りの建築物が建ち並ぶ。
       庶民の憧れである洋食レストランや、洋風ファッションの店が多い。
       食事や珈琲を嗜めるカフェーなどもあり、全体的に上流階級向け。

     ・「 セキヂ通り 」
       ロンドン風の赤レンガ建築が建ち並ぶ。
      証券会社、金融機関、オフィスビルなどが多いビジネス街である。
      他にショッピングモールや大衆向けの食堂などが存在する。

     ・「 ウエクサ通り 」
       古き良き木造建築が建ち並ぶ
       民家の他、芝居小屋や映画館、劇場などの大衆向けの娯楽施設が多い。
       和柄な甘味処も人気で、大道芸人があちらこちらで道を賑わせている。

     ・「 シブタカ通り 」
       軍人や商人などの住宅地が建ち並ぶ。
       統一感のある他の通りとは打って変わって、
       木造建築であったりレンガ造りであったりと、此処の景観はばらけがある。 

    ※鬼族結社の本部は、新稚通りと銀凪通りの境あたり(地図の左上)
     奥まってごちゃごちゃとした位置に存在する。
     

    ______

    『組織の説明』

    「 陰陽組織 - 占筮姫寮(せんぜいきりょう)」

    表向きは"大日本帝国陸軍防衛旅団司令本部"となっており
    陰陽軍兵の総勢は6000にのぼる。
    一般人には、妖怪・陰陽寮、それぞれは機密事項になっている。
    彼らは表向きには "大日本帝国陸軍" として活動しており、
    普段は軍服とマントを身にまとう事で、武器を携帯していようとも
    上手く町に溶け込めている。
    また、彼らの軍服・マント・武器の何れかには"五芒星"がシンボルとして存在し、
    それが関係者のみに伝わる身分証として機能している。

    陰陽師 とは言っても戦い方は千差万別。
    古きを重んじて結界や式神の術式を扱う者も居れば、
    メリケンサックで殴るハイカラな者も居るし、
    刀での戦いを突き詰める侍のような者も居る。

    「 鬼族結社 - 神在ノ会(かみありのかい) 」

    自由民権運動が活発化した明治時代、各地で思想をもった結社が幾つも設立された。
    その陰で誕生したのがこの"神在ノ会"の名を持つ秘密結社である。
    政府の弾圧により表立っては活動できなかった結社達は、
    その実、裏で着実に勢力を伸ばしていた。
    そうして大正時代、デモグラシーにより団結の力が政府を覆せるとの意識が芽生え、
    この妖怪組織は芽を出し人間社会に邪悪な花を咲かせようとする。

    人社会に紛れるために、妖の多くは"人化"を身に着けている。
    本来の姿がそもそも人に近い者も多いが、人化を解いた時にこそ妖は本来の力を発揮する。
    また彼らは特殊な妖術により、個人につき一つまで武器を空間から引きずりだせる。
    そのため武器を携帯していなくとも、即座に構えをとり臨戦態勢へと入れる。
     ※武器を持つ陰陽師たちと戦闘条件をフェアにするための設定

    人社会を是としない妖怪達は出自を問わずこの鬼族の会に属する事を許されている。
    そのため鬼族結社は、日本妖怪 + ( 西洋妖怪 + 中国妖怪 ) という構図の組織となっている。
    このように兵力を所かまわず蓄えたため、末端まで把握できておらず、
    総勢は4000~5000ほどと曖昧にしか分かっていない。
     ※これに人間の信者は含まれていない。

    ______

    「 さあ さァ サぁ

      今こソ 殺 死 尽ク そゥ

      取リ 戻すノダ 我々 の  世界ヲ 」

      

    ______

    『 募集一覧 』

    「 占筮姫寮 」
    彼らを纏める4人の陰陽師、"四霊"1名づつ募集。4人は皆同格。
    以下の4つは各々に与えられた称号のようなもの。
    ・応竜(おうりゅう)
    ・霊亀(れいき)
    ・鳳凰(ほうおう)
    ・麒麟(きりん)

    ・陰陽軍兵(無制限)

    「 鬼族結社 」
    彼らを纏める4人の妖怪、"四凶"1名づつ募集。4人は皆同格。
    以下の4つは各々に与えられた称号のようなもの。
    ・渾沌(こんとん)
    ・饕餮(とうてつ)
    ・窮奇(きゅうき)
    ・檮杌(とうこつ)

    ・中国妖怪頭
    ・西洋妖怪頭

    ・魑魅魍魎(無制限)

    「一般人 & 一般妖怪」
    ・無制限

     ※ただし戦闘・ストーリーメインななりのため、
      イベント時などは取り残される可能性が大いにあります

    ______

    『 人間(陰陽師) 』

    【SV】2~3つ。
    【所属】
    【種族】人間(出自が特殊な場合(新選組の子孫など)こちらに記載をお願いします。)
    【名前】陰陽師の血族に力が備わるため、ハイカラな設定にしたい場合は"ハーフ"となる。
        読み方も要記載。
    【性別】
    【年齢】幼すぎると不許可(20以上が望ましい)
    【容姿】
    【性格】
    【武器】1つまで(但し陰陽寮に伝わる製法での武器なため滅多な事では壊れない)
    【術理】1つまで(チート以外ならほぼ何でもOK)
        彼らが扱う陰陽術の根本は"霊力"
    【照覧端境】読みを"しょうらんはざかい"
          結界術の延長線上にある個人の特定領域作成術
          それぞれに時間的、体力的、精神的などのリミットが存在し、
          その条件が厳しければ厳しい程強力な結界となるが、消耗も激しい。
          妖が町で暴れた時のための、緊急隔離術 という側面が強い。
          個人個人で結界内部の様相や能力の内容が異なる。     
    【募集】
    【備考】

    『 妖怪(鬼族結社) 』

    【SV】2~3つ。
    【所属】
    【種族】妖怪の種類(西洋妖怪や中国妖怪も可)
    【名前】読み方も要記載。
    【性別】
    【年齢】1000~1500あたりが上限。不明は可。(見た目の年齢も要記載)
    【容姿】人に擬態した時の姿をこちらに記載。
    【性格】
    【武器】1つまで(但しこちらも妖怪の身体能力に耐えうる強度を持つ)
    【妖術】1つまで
        彼らが扱う妖術の根本は"妖力"
    【邪逆変転】読みを"じゃぎゃくへんてん"
          姿形や妖術の上限などを大きく変化させ、妖本来の力を存分に発揮する。    
          陰陽術者の使用する結界秘術に対抗できる程の力なために、強力だが消耗は激しい。
          妖怪は妖術のみならず、その身体も武器や防具の代替になる事も少なくない。
          そのため、"どういった姿になるか"もこちらに記載すると、
          それも妖怪独自の武器となりえる。
    【募集】
    【備考】

     ※空亡、葛の葉狐 に関しては参加許可が出来ません。ご了承ください。

    ______

    『特殊注意事項』
    ・本也の主は、設定した投稿の許可を待つ時間が
     なりきりのモチベーションを下げる事に繋がる事を危惧しています。
     よって、投稿された設定の許可が出るまでの間は「@仮参加」をHNの後ろに付けることで、
     読んで字の如く「仮参加」を許可します。
     自由に絡んで頂いても構いませんが、その絡みが事実として確定するのは設定の許可が下りた瞬間です。
     もし不許可の場合、もう一度設定を練り直して頂きます。

    ・枠の予約は可能です。予約して3日以内の設定投稿をお願いします

    ・前作:妖怪遊里奇譚「朧月」の続編となっていますが、
     此方に参加していなければついていけない要素はありませんのでお気兼ねなくご参加下さい。

    『注意事項』
    ・本也のイベントは戦闘がメインとなります。
     色恋沙汰は大歓迎ですが、メインは戦闘であることをご留意下さい。 
    ・妖怪と人間の恋愛は可能です。しかし、その結末はストーリーの展開によっては悲恋となるでしょう。
    ・マルチEDシステムです。イベントによって分岐致しますので、どうかHappyEndで終わる事の出来るようご協力を。
    ・チートは認められません。また、相手への配慮があまりにも欠けすぎている内容のロルは参加の取り止めを検討する可能性があります。
     例)一方的に相手を倒すロル、強引すぎる確定ロルetc……
    ・恋愛描写の過激化が表で行われた場合ペナルティを与えます。
     裏で行う分には運営は関与致しません。
    ・確定ロル、五月雨ロル、豆ロルはお止め下さい。長文(1~3枠程度)を推奨致します。
     苦手な方はしばらく皆のロルを眺めて勉強してみましょう。
     
    ・也の内容について
    戦闘は昼夜問わず自由に行うことを可とします。
    妖怪陣営は、人社会に紛れ込まなければなりません。
    素性、顔などが割れないように動く事を推奨します。

    長くなりましたが、ようこそ。怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ。
    皆様のお越しを心よりお待ちしております。

  • 渇望君
    No.1601961
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    ※敬称略

    『 名簿 』

    武者小路 希代
    武者小路 喜代晃

    「 占筮姫寮 」

    占筮姫……蘆屋 道満 @照覧
    占筮姫助…望月 久遠 @ユイ

    ・鳳凰:
    ・麒麟:倉橋 梓生 @祈
    ・霊亀:宮部 珠緒 @朱
    ・応竜:

    ・勘解由小路 廻 @糖酒
    ・日ノ丸 大和 @座頭市
    ・守新辰守   @大艦巨砲主義
    ・菱井 昭文  @血清
    ・尾崎 雨情   @土木屋
    ・朝陽 玄十郎  @暁
    ・一青 祈成   @こぼう
    ・生駒 冬也  @双子
    ・多々羅 国光  @こつ
    ・行天 睦    @与
    ・八生廻 吾長 @助平人間

    「 神在ノ会 」

    創始者……NPC

    ・混沌:鏡野 要 / 酒呑童子@編纂者様
    ・檮杌:奏丸 天禰 / 妖狐 @濔
    ・饕餮:昏魔天颶 / 付喪神 @ふじ
    ・窮奇:葛飾 百々忌 / 付喪神@cow

    ・中国妖怪頭:龍 晖洁 / 睚眦 @煉
    ・西洋妖怪頭:雛菊 / ウリエル@Right

    ・周 / 犬神     @すめ
    ・紅寿丸 / 狒々   @ひいろ
    ・繊閠 紫苑 / 疫鬼  @イチ
    ・唐戸夫人 / 飛縁魔 @トンボ
    ・小野 小町 / ウンディーネ@たねこ
    ・小野 貞清 / サラマンダー@まかろに
    ・楢崎シオン・マルディーニ / 絡新婦@金髪
    ・@葉蘭
    ・@樂駿(酸與)
    ・@りぅ*(玉兎)

    「 一般妖怪 」

    ・紅葉 / 茨木童子@三月
    ・影青 / 青鷺火@晶
    ・Rihiter/Lira@NitqL'u
    ・山本 松@菓子

    「 一般人 」

    ・龒威 巌琉斎國伏@野桜
    ・縷縷蝶 蓮@花霞
    ・老龍   @さのさ
    ・藤吉 桜丞@渇望君

  • 渇望君
    No.1601965
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    『主設定用枠』

    【SV】「現世と幽世の間で揺れよ。杳杳、冥冥。百邪鬼賊を覆い隠せ。
         『曠茫無限人柱一界』急々如律令───……」

    【所属】占筮姫寮(占筮姫助)
    【名前】武者小路 喜代晃/ むしゃのこうじ きよあき
    【性別】男
    【年齢】戸籍上45歳
        ※表向きに陸軍少将(当時の基準だと45歳程が適任の階級)なために、
         戸籍が弄られ45歳という事になっている。
         実年齢は本人曰く「もう少し若いよ。」

    【容姿】
    背丈は178cmとやや高めだが、体格は引き締まっていてやや細身な印象を受ける。
    白い肌とは対照的な艶のある黒髪は長く伸ばしてあり、前髪は真ん中で分けていて、
    後髪は一つに結び肩甲骨あたりまで下げている。
    目尻の下がった瞳の中央には黄色い光彩が輝いているも、
    にんまりとした表情のせいか、優しいような、胡散臭いような顔立ち。
    若干だが顔だちは若々しく見受けられる。
    普段は軍服に、裏地に五芒星が記された黒いマントという姿。

    【性格】
    いつもニコニコとしている癖、訓練の際はその表情のまま鬼のような量の鍛錬を課すため、
    優しいようでいて実はかなり厳しい事を皆よく知っている。
    振る舞いは飄々としており、冗談や嘘を交えてよく人をからかいがち。
    「 大丈夫、私は強いから 」なんて口癖をよく放つが、その大言に恥じぬ実力の持ち主。
    有事の際は戦況を俯瞰した指示を発し、政府との連携を迅速にやってのけるなど、
    占筮姫寮を纏め上げる地位の者として恥じのない活躍をみせる。

    【武器】杖刀(杖に仕込まれる刀)
    【術理】『陰陽の剣 / つるぎ』
    6本の棒を出現させ、それを操作しながら戦う。
    基本的に、この棒を媒体として発動する古来陰陽術の全てが彼の術理の幅。
    この戦い方は、安部晴明の時代より伝わる古来陰陽術者の武具を模して生み出された。
        

    【結界】『曠茫無限人柱一界 / こうぼうむげんじんちゅういっかい』
    無限に続く世界(結界)を再現し、己という柱のみで支える。
    無論再現というだけで、果てや限界はやはり存在する。
    結界内部はただ闇が広がっているばかりだが、視覚は確保されており闇の上に立つ事も可能。
    収容の上限は彼という人柱が耐えうる限り。
    転じて言えば、彼が耐えうるのならばいくらでも其処に閉じ込めてしまえる。
    リミットと言えば収容限度のみなため、白兵戦において特段強力という訳ではない。
      
    【募集】特にはなし。

    【備考】
    陰陽組織のトップたる占筮姫は常に結界維持のために儀式の場に閉じこもっているため、
    事実上のトップはこの男と言って差し支えはないだろう。
    先代の占筮姫、つまり初代占筮姫は彼の父親であり、その座を継いだのが彼の妹。
    その補佐をする形で兄である喜代晃が今の座についている。

  • 編纂者
    No.1601995
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    失礼します。
    『神在ノ会』、『混沌』枠を『酒呑童子』で予約したいのですが、大丈夫でしょうか?

  • 三月
    No.1602004
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    一般妖怪、茨木童子で予約希望で御座います

  • 照覧
    No.1602010
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    僭越ながら 占筮姫寮、鳳凰にて予約させて頂きたく思います。
    また、その際 氏名を偽ることは可能でしょうか。

  • 糖酒
    No.1602041
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    占筮姫寮、霊亀にて予約をさせて頂きたいのですが大丈夫でしょうか?

  • 神戸
    No.1602049
    [編集/削除]

    占筮姫寮、応竜にて予約お願い致します。

  • No.1602055
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    鬼族結社/神在ノ会、檮杌にて妖狐で参加希望です。

  • 渇望君
    No.1602063
    [編集/削除]

    @匿名様
    ご親切にありがとうございます!見落としていました、とても助かりました!

    @編纂者様
    @三月様
    @椋観様
    @糖酒様
    @神戸様

    ご予約承りました!設定をお待ちしております!

    @照覧様

    色々考えた結果、フィクションな訳ですし可とします!
    ご予約承りました!

    @濔様

    申し訳ありません、鬼族結社「混沌」は既に他の方が予約しているので、
    役職希望の場合「饕餮(とうてつ)」「窮奇(きゅうき)」「檮杌(とうこつ)」
    辺りで再度ご予約をお願いしたいです!

  • No.1602072
    [編集/削除]

    鬼族結社、窮奇にて参加予約したいです。

  • すめ
    No.1602082
    [編集/削除]

    鬼族結社、饕餮で参加希望です

  • 渇望君
    No.1602177
    [編集/削除]

    @類様
    @すめ様

    ご予約承りました!設定お待ちしております!

  • 座頭市
    No.1602416
    [編集/削除]

    占筮姫寮 陰陽軍兵にて予約お願いします

  • 樂駿
    No.1602444
    [編集/削除]

    一般妖怪、酸與で予約を希望致します。

  • 渇望君
    No.1602470
    [編集/削除]

    @座頭市様
    @樂駿様

    ご予約ありがとうございます!設定お待ちしております!

  • 三月
    No.1602510
    [編集/削除]

    『妖怪』

    【SV】
    「おいでやすう。昼は茶屋、夜は居酒屋の店 “大江山” どす。どうか御贔屓に。」
    「見るべきは過去なのか、今なのか。__私はひたすらに、この景色を愛しているとも。」
    「誰も欠けない物語なんて、それこそ夢物語なんだ。」

    【所属】無

    【種族】鬼

    【名前】茨木童子/いばらきどうじ

    【性別】女

    【年齢】齢一千余 (外見年齢:二十半ばから後半)

    【容姿】
     貫禄を纏った年増。人外の美貌を兼ね備えた面持ちと外見。
     五尺の背丈。長髪と両眼は夜の暗闇を映す。陽光を嫌った白皙。
     常に凛とした微笑を浮かべている口元だけが、薄らと紅色を覗わせる。
     左腕上部に切傷の跡、左首根っこには噛み跡が鮮少に残る。
     小柄な婀娜を包む黒の江戸小紋。所々に紅葉を象った模様が浮かんでは揺れており、脚部に沿って切り込みが入れられている。曰く、動きにくい。
     団子状に結われた髪に挿されているのは紅葉簪。大昔からその鈴の音は変わらない。
     私用の外出時の装いはこれまた紅葉の小振袖に、紺桔梗の袴と洋靴だ。

     姿はもう一つ。とある人間の青年の姿。
     六尺二寸七分の背丈。短髪と瞳は黒一色。肌は日焼けしている。
     第一次世界大戦時に日本兵が着用した軍服とそっくりのものを着ているが細部は異なる。
     目深に被った軍帽。柔らかい黒髪は肩口で切り揃えられ、毛先は少々ほつれが目立つ。

    【性格】
     天真爛漫にして御天気者。神出鬼没が人の似姿をして歩いている輩。
     常日頃から楽し気に嗤っている第一印象だが、心にはうら寂しさも抱えている。
     大層御年をめしていても童子心は相変わらず。長寿故か妖故か、はたまた性格故か。他人と思考がズレている事も多々あり。
     誰かが語らい合い笑い合う、そんな場所に安心と心地よさを感じている。
     人間への憎悪や嫌悪感を孕むこと一千余年。然し人前で真情を明かすことは無く、その感情を命にまで向けることはしない。つまり人間の前で満面に笑んでいても腹黒いことを内心では考えているなんて当たり前。但し同心の相手に関しては比較的柔らかい顔と精神を見せる。
     情動に駆られ殺戮を繰り返した過去だが、命は全て尊いものだと信じているのが今。
     二種族間で起きる殺し合いや其々の思惑に反発する意思があり、基本的に中立を保つ。が、殺し合いの種を摘み取る手段として、身体と武器と精神を潰そうと妖やら陰陽師やら襲っている辺り、争いの火種を撒いている自覚がまるでない。まずここで大きくズレている事間違いなし。
     好物は甘味と美酒。
     
    【武器】無

    【妖術】『影踏鬼』__影を手繰り形を成す。硬化も可能。かつては踏んだ影も踏まぬ影も全て束ねて殺戮の一手としていたが、既に過去の話である。全盛期を過ぎた現在は己の影以外を手繰ることが出来ない__……が。それは逸話で語られ続けた茨木童子という存在を、太古の己が重ね続けた茨木童子という呪いの業を放棄した事が一つの起因になっている。先日の戦いで、放棄していた茨木童子という実像を自身で拾い上げる事となり、同時に己に内包された呪いを力に変換、そして呪い/ねがいに変質させる技に昇華させた。
     <影隠し>……影に同化して隠れたり、連続する影の中を移動したり。己の影の中に小物を収納することも可能。
     <影遊び>……自身の影を千切り別の形を生成する。“影小鬼”と呼ばれる自立式の真っ黒な小鬼も生成可能、戦闘補助から調理補助まで何でも御座れ。可愛さも御座れ。影小鬼は伸縮自在で頑丈、尚且つ弾力性が半端ではない。その他、影を千切って刀などを模したり、影を地面から切り離さない状態のままで己の身長と同じ高さまでの隔壁を築いたりなど、応用は効くが範囲は小さい。千切りすぎると己の影が小さくなっていく。生成された小鬼も含めて、実際の身の丈分(凡そ合計五尺)までの長さの具現化に制限されている。
     <精光堕天>……己に内包された呪いを目に見える暴力へ変換させる。光と影は表裏一体。光が強ければ強いほど影も強く濃くなるものだ。光輝燦爛とした場でこそ威力を発揮する技。呪い/ねがいを伴って放たれるそれだが、案外願掛け程度故に精神力や抵抗力によって簡単に跳ね除けられる。何時かの戦いの時となんだか名前が違うって? 気のせいよ。
     <冥邈呪詛、久遠ノ帳>……己に募った呪い、憎悪を目に見える暴力へ変換させる。精光堕天と絡繰りは似ているが性質が異なっており、晦冥、冥暗に於いて威力を発揮する。憎悪を底はかとなく孕んだ紛れもない呪い/のろい。

    【邪逆変転】__『影童子』
     堕落した姿は人の似姿から影の巨躯へと転じる。頭角に生えた二本の角。落ち窪んだ眼窩に鎮座する二点の赤。手足の区別がない躰は万物の影より伸び出でる。
     辺りを覆うであろう波打つ闇は千秋抱えた憎悪。具現化した呪いと瘴気。草木も建物も命も、喰らい侵食して飲み下す暗澹と為る。
     形はあれど触れられまい。触れれば最後に見えるは真っ暗闇。そして、何かの聲。
     “人々の闇への恐怖心”を集約し、己の魂を呪いで染める。それが衰えた力を今一度顕現させるための過程。
     呪いをノロイと読むかネガイと読むか。何れにしろ、変転後は暫く姿の原型を保てない。

    【募集】
    〈店で扱うものの仕入れ先・冷蔵箱用の氷供給者等(種族不問)〉
    〈店の助人(人数不問)〉:第一号/昏魔天颶ちゃん、第二号/
    〈此の町の伝手、顔馴染み等(妖怪)〉:昏魔天颶ちゃん

    【備考】
    <過去背景>
     源氏名を紅葉。真名を茨木童子という。
     前太平記、御伽草子、平家物語剣巻、源氏物語、太平記等で酒呑童子一行と共に語られる、大昔に平安京を荒らした当鬼。故に年齢はお高い。
     平安から江戸にかけての数百年は人間への憎悪を絶やすことなく殺戮のかぎりを尽くしていたものの、某町での様々な出会いを経た後に人間という生き物を見詰め直す。更に幾ばくか過ぎた頃、一人で日の国を旅する最中に改心。憎悪は消えぬままであるが、それでも。命は全て尊いものだと今は語っている。
     憎悪と呪いを以て殺戮を経る内、生きた逸話の呪いとなった茨木童子。人の世に身を寄せようと、逸話で語られ続けた茨木童子という存在を、太古の己が重ね続けた茨木童子という呪いの業を放棄。そうする事で“紅葉”という一妖の鬼の名で百年以上過ごし、茨木童子という要素を脱色させていたのだった。
     旅に出たはいいものの帰り道が分からなくなり、気づけば旅人から迷い人へと転化。軽く数十年歩き回った挙句に現在の場所に居座ることを決意。伝手の助けでウエクサ通りに店を構えた。同族の気配が色濃いこの町で、流れに身を任せることに。
     そのうちに戦争という人災が発生。その最中でほんの少し関わった、とある人間の青年。青年が死に際に残した頼み事を受け入れ、叶えるために死後本人を喰らった。全盛期より力が衰え己の十八番さえままらない騙し術。これが自身の姿以外に唯一ひとつ保有する理由である。
     時守町に暫く前から夜な夜な現れる“亡霊”。悪党や、人を好んで仇なす妖、並びに陰陽師のみを口説教したり襲ったりするが、無力化を目的とするだけで命を奪うまではしない。命を奪い合うことに待ったをかけるのが第一に。そして青年から預かったものを肉親に渡すために、姿を見聞させ肉親を呼び寄せるのが第二に。
     一千余年の事の顛末はこの通り。人真似は得意中の得意であり、人の中に日がな溶け込んでいることもあって、幾ら陰陽師といえどすぐには見分けはつくまい。
     己の影を千切って作り出した掌程度の小さな鬼を、影小鬼と呼んで可愛がる。全部で五体おり其々、壱鬼、弐鬼、参鬼、肆鬼、伍鬼という名前。顔には布作面が付けられているが、実のところ大江山時代の筆頭の者達を想って生み出した。
     視える者が店に訪れれば、真っ黒な小鬼達と店の屋根裏に棲みつく小妖怪達の戯れる姿が、時折あるとかないとか。
     昔馴染みの店の助っ人には少々手をやいている。
     脱色させていた茨木童子という存在の要素だが、先日の戦いで己に潜在する呪いと影を享受。幾分か存在の色も濃く直った。

    <茶屋兼居酒屋:『大江山』>__見取り図は雑談掲示板の方に掲載させてもらっています。
     居抜き物件を改装しており真新しさこそ少ないが、年季の入った店内の空気は、他とは一味違うものがあるだろう。客が戸を開けて目に入るのは、調理場の前に拵えられたカウンターと後ろの畳部屋。さらに奥を見遣れば小客用に作られた六畳間が、桜が描かれた襖と共に佇んでいる。

    茶屋刻の御膳(開店時刻:未の刻より申の刻)
    〇餡蜜 〇白玉きな粉 〇心太の黒蜜かけ 〇大福二種(豆・苺) 〇干菓子二種 〇和菓子三種 〇羊羹三種(芋・水・小倉) 〇八つ橋 〇水饅頭 ……薄茶付

    居酒屋刻の御膳(開店時刻:戌の刻より寅の刻)
    〇黒枝豆 〇里芋の煮っ転がし 〇肉じゃが 〇冷奴 〇鳥の一夜干し 〇法蓮草と菜花のお浸し 〇魚の塩焼き 〇蛸と山葵の和え物 〇汁物(日替わり) 〇茄子の味噌漬け 〇もつ煮 〇煮湯葉 〇刺身 〇だし巻き卵 ……握り飯(二種)又は白飯付 __♢他日本酒、焼酎、自作酒、ビール等

    追記:気分次第で店が開いていたり開いていなかったり

    <???>
     鏡野要__懐かしい名。懐かしい雰囲気。酒呑みの鬼と同名の源氏名ではあるが……偶然だろう。あの鬼は死んだのだから。焼きおにぎりの食べ喰い競争でもしたら余裕で一番取りそう。
     龍晖洁__金持ちめ。別に羨ましくなんてないぞ!己の信条は彼の思想と違えている。店主と客、その一線がある為に語らえていると思うと複雑だ。何と言っても普通に良い奴なのだから。
     朝陽玄十郎____色に耽った奴。ただ女と男の前、或いは日常と死闘に於いて其々違った顔を持っている。愛故に殺す、その心理が分からない。愛とは、恋焦がれた者や大切な者に抱く情ではないのだろうか。それにしても、彼の心はとても美しい。彼の名は、朝陽に相応しい。
     守新辰守____憎っくき人龍の血を継いでいる。あいつは危険だ。その正義は正義の元に命を屠り過ぎる。にしても、仏頂面は......相変わらずだな。
     望月 久遠____舌打ちの多い人間。やけにすばしっこい。

  • 座頭市
    No.1602613
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    【SV】
    「負けを認めなければ負けじゃない、勝つまでやったら絶対に勝てる。小官はそんな戦しか知らないであります」

    「申し遅れました、小官は占筮姫寮所属 陰陽軍兵。日ノ丸大和と申す者であります!以後お見知り置きを!」

    【所属】占筮姫寮 陰陽軍兵

    【種族】人間

    【名前】日ノ丸 大和/ひのまる やまと

    【性別】男

    【年齢】25歳

    【容姿】誰にでも好かれそうな人当たりのいい顔つき、5厘より少し伸ばして刈り上げ丸めた頭。常に軍服を身に纏い、軍刀から手榴弾まで携帯している。軍帽には占筮姫寮所属の証として五芒星が施され、右肩の7という数字は陸軍第七師団の象徴。身長は175cmと当時では高身長で、鍛え上げられた肉体は服の上からでも薄ら分かる程。
    (イラストメーカーPicrew様 軍人メーカーより)

    【性格】大胆不敵、名前通り太陽の如く明るく皆を照らす人間性、笑顔を絶やさず元気よく子供のように素直且つ無邪気で方向音痴が玉に瑕。無鉄砲というより怖いもの知らずな性格で、考えるよりも体が先に動く。バカがつくほど真面目で正直、自分より人のことを思いやれるような優しい男。

    【武器】刃渡り30cm程の軍刀、塚には五芒星と太陽の紋様が刻まれている。

    【術理】『不落太陽(ふらくたいよう)』
    簡単に言うと不死身、どんな殺され方(死に方)をしても息絶えず蘇る術理。心の臓を停められようが首を刎ねられようが毒や病を吸い込もうが即座に再生する。腕を吹き飛ばされれば骨、筋繊維、皮膚の順に再構成されていき約1〜2秒で完治する。

    【照覧端境】『野晒之戦地/のざらしのせんち』
    焼け野原のような空間が広がり、そこには無数の小銃が銃口を地面に突き立てるように配置され、至る所から硝煙が昇る。大砲や空爆の轟音、鳴り止まぬ銃声と飛び交う爆弾はこの世の地獄を現しているかのよう。この領域の中では武器から兵器まで勢揃い、使用法さえ分かれば己は勿論引き込んだ相手も扱える。

    【募集】特になし

    【備考】彼の功績は誰も知らない、彼自身がそれを望んでいるから。戦果を挙げても上層部には報告せず他人の手柄とし自分の事のように祝う、故に陸軍としての階級は少佐止まり、占筮姫寮としての位も決して目立たずにいる、それは何故か。階級を増すごとに行動を縛られるのを嫌う為である、お偉い方のお目付きがあると自由を失う、彼は占筮姫寮に所属する以前にも別の陸軍に所属しており、上官命令で友を後ろから撃ち殺した。権力や地位を持った人間がどうなってしまうか、それをよく知っている、だから彼は必要以上の地位を望まない。

  • No.1602701
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    陰陽軍兵で予約させていただきたいです!

  • 編纂者
    No.1602716
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    予約しておりました。問題があれば修正いたします。

    【SV】 「俺の拳はちと効くぞ?」「今の時代はビールにコーラよ!!最高だな!」

    【所属】 『鬼族結社』 《混沌》
    【種族】 『酒呑童子』
    【名前】 鏡野 要 (キョウノ カナメ)
    【年齢】 1071歳 (見た目年齢 30歳ほど)
    【性別】 男性

    【容姿】 燻んだ真黒の癖っ毛を、雑に纏めた長髪の男....と言うのが彼の第一印象だろうか。端正な顔立ちながら、頬から首筋にかけた一本傷が何処かヤーさん(自主規制)らしさを感じさせる。目先は垂れ気味であり、髪と似た黒黒とした暗さが目立つだろう。
     身長は188cmと比較的高身長。体付きは何処か細身を思わせるが、着痩せする見た目である為、肌ければ鍛え上げられた肉体が垣間見える。
     主だった服装は、黒を基調とした布地に紅、蒼、翠、金色の意匠が凝らされている着流し。中には包帯をサラシ代わりに巻き、古臭さを思わせる。因みに脚には特になにも着用せず、裸足に草履と単調だ。

    【性格】 荒唐無稽を体で表したかのような人間性に、仄かな優しさを足した存在が彼と言える。常に強者との戦いを望み、常に酒を喰らうように呑む。然し、誰彼構わず襲いかかるという訳ではなく、あくまで『正面切ってタイマンを望む』と言った不意打ちを嫌う正々堂々とした戦いを好むきらいがある。酒に関しても、飲みはしても決して呑まれる無様は晒さない。嘗て、その不意を突かれて首を落とされた伝説が、ある意味でのトラウマとして脳裏に残っている。
     そんな彼であるが、実は無類の子供好きであり、例え人の子であろうが子供を見捨てると言う行為が容認出来ず、仲間と衝突してしまう事もしばしば。人であろうが妖であろうが、子は永劫なる宝。それを害するならばこの拳を遠慮なく振るうだけだ。

    【武器】 
    『草薙の剣を騙ったナニカ』
    『酒呑童子』と同一視される『伊吹童子』から拝借した物であり、その正体は『草薙の剣』を遥かに劣化させ、切れ味が良い頑丈な刀として仕上げた一品である。竹も斬れるし、人も斬れる。更にはマグロまで斬れる名刀でありながら、長い時を経ても銘を授けてもらえない不憫な武器だ。
    しかし、驚くべきはそのサイズ。刃渡り八尺にもなるその大きさは、使い手にも負荷を与える事がある扱い辛さで、『ただ斬れれば良い』と考える酒呑童子でなければ全く以て無意味な物体に過ぎなかっただろう。

    【妖術】 『氷水煙』
     名の通り水を操るーーーというわけではない。彼が得意とする術式は『密度を操る』類のものだ。肉体の密度を上げて一撃の威力を底上げしたり、密度を下げて肉体を霧状にしたりと、変幻自在の術式と言えるだろう。
    然し、他人に対する使用は不可能だったり、変化に微弱なタイムラグがあったりと、突こうと思えばつける弱点は無数に存在すると言える。

    【邪逆変転】 『怪力乱神』
     全身の肉体が隆起し、鋼鉄が如き表皮に包まれる。身体中の密度を表皮に凝縮し、尚且つ熱量を上げる事で一撃の火力、詰めの速度、鉄壁の防御を得た姿。『密度を操る』力は粒子を振動させる術式へと昇華し、零と百の熱量を自在に操る事が可能。無論、相手への干渉が不可能だったりする難点はあるが、彼の得意とする拳の一撃が必殺の領域に至る事には違いない。
    弱点は単純に飛び道具が皆無に近い事と、長続きしない事だろう。
    然し、それでも愉しい愉しい殴り合いが続くなら、どうって事ない。

    【募集】 
    『目にかけている妖』 〆切  『昏魔天颶』様。
    『全盛期世代の友』二名
    『最高のライバル』

    【備考】
    遥か昔、一条天皇が日の本を手中に納めた世代。
    大江山の食客として顕現した男は、殴り合う事が好きな妖怪に過ぎなかった。ただ強く、ただ酒が好きだった男は、いつしか『酒呑童子』と呼ばれるまで至っていたという。
    然し、どれ程強くても相手が居なければ無意味そのもの。
    故に、彼は正面から挑みかかってくる人間が大好きだった。正々堂々と戦い続ける意思を持った戦士たちが、彼の生き甲斐だったと言える。

    なのにーー、

    己は、不意に首を刎ねられた。
    源頼光と呼ばれる戦士に。
    酒に毒を盛られて。

    失望した。悲しかった。怒り狂った。

    オマエらのあの精神はどこへ行った?
    確かに己は強かっただろう。誰よりも理不尽な妖であっただろう。
    けど、何故やめた?

    正々堂々と戦うその精神は何処へ捨てた?

    分からない。
    首を落とされて尚生き長らえようとも、己にはもう人間が分からない。

    ーーーだから見捨てた。

    ーーー切り捨てた。

    ーーー二度と期待しないと誓った。

    けど、

    どうやら人間は捨てた物では無かったらしい。あれから900近い年月が流れた。
    この時代にはもう、下らない卑劣な戦法を取る輩など居ない。

    ならば俺はこの拳を再度握ろう。

    正々堂々と正面から殴り合おうじゃないか。

    でなければ俺が、ここに居る意味なんてない筈だ。

    さぁ!タイマンの時間だ!!

    と、長く語ったが、長き時を経て顕現した怪力乱神。酒を好み、ビールを好み、コーラを好むという俗世に塗れた彼は、ある意味では今という時を一番楽しんでいるのかもしれない。

  • 大艦巨砲主義
    No.1602724
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    占筮姫寮の陰陽軍兵?にて参加希望です。

    【SV】「陛下のお膝元を乱すなど、不埒千万ッ!この守新辰守が許すと思うてかァッ!」
    「父祖の願いと矜持を胸に、お前を打ち倒そうッ」
    【所属】占筮姫寮
    【種族】人間
    江戸幕府に仕えた武士化した陰陽師集団の末裔。御一新の際に解体された陰陽師組織の一部分。戊辰戦争にて旧幕府軍側にて参戦。その多くが討ち取られ散り散りとなりながらも、その血を脈々と繋ぎ続けている。
    【名前】守新辰守(しゅしんときもり)
    【性別】男性
    【年齢】28歳
    【容姿】
    燃え上がる様に逆巻く黒い長髪、強い意志を感じさせる太い眉毛、目元ははっきりとしており真っ直ぐに前を見詰める蒼い瞳。精根な面持ちのくっきりはっきりとした顔立ち。体躯もまた立派で身長も日本人平均を大いに上回る程高い。引き締まり凝縮された筋肉は戦う為の物。
    支給されている軍服を隙無く着こなし、腰には軍刀を吊り下げている。あまり被っている者はいないが、これもまた正式に支給されている軍帽を深く被る。大外套は真っ白で一つの曇りもないだろう。襟に防衛旅団所属を示す五芒星の描かれた襟章を着用している。
    【性格】
    為すと決めたからには必ず為す頑固者。弱きを助け悪しきを挫く行動を自然と無意識の内にしてしまう程度には人格者。人の話を良く聞いた上で無視をする行動が目立つ。また独特な死生観を持っている。総評として頑固者で身勝手な行動が目立つが、それを覆い隠す程度には良識を持ち人を良く助ける男。
    【武器】
    「御握丸」(おにぎりまる)
    拵えは三十二式軍刀甲となっているが、その中身は江戸時代から怪異の血を吸い続けている破魔の刀。名の由来は当然ながら鬼斬り。何でも武士化した陰陽師集団の使っていた刀だとか。
    【術理】
    「守辰一刀流」(しゅしんいっとうりゅう)
    陰陽術を担う力の根源をただ只管に自らの躰に注ぎ込み鍛え続ける事により、妖怪や怪異にも勝るとも劣らない身体能力と自己回復を手にする。陰陽術の才覚が無い者でも怪異や妖怪と戦える様に、と編み出された純粋なる技術である。また、これとは別に人に過ぎたる力を十全に使いこなす為の剣の型も編み出されており、一から十二の型があるらしい。
    【照覧端境】
    「訣別乃砂浜」
     内部の様相は星一つない暗闇の砂浜を遠くから巨大な灯台が回転しながら照らしている結界。砂浜と波打ち際は何処までも途切れる事なく続いているだろう。遠くの高台に見える灯台には決して近付く事が出来ない。砂浜を波打つ海の音だけが聞こえる、静かなとても静かな結界。
     しかし、怪異や妖怪はこの結界の内部に、決して自らの居場所など無い事を悟るだろう。此処は訣別の砂浜。左様ならばお別れを告げる場所。己と対象となる怪異或いは妖怪を捉えて現世から隔離する。結界の内部は己と怪異一体しか入る事が出来ず、範囲内に怪異二体が居たとしても何方か片方のみが結界内部に囚われる事になる。この結界から出る方法はただ一つ。何方か片方が死ぬ事。それ以外の方法では任意で解除する事も、外から解除する事も出来ない。
     此処は訣別の砂浜。左様ならば別れを告げる場所。人の世と妖の世は決して交じる事は無く、何方片方が生き残るしかない。ならばお別れを。せめて静かに別れを告げよう。せめてあの灯火が黄泉路を照らしてくれている。だから迷う事無く逝くが良い。 
     これは妖や怪異の存続、存在を決して赦さないと言う苛烈な決意の現れであり、せめて今わの際は静かに逝けと言う慈悲の現れでもある。    
    【募集】有能な上司(美人なおねーさん限定♡)
    【備考】
     武士化した陰陽師集団の末裔。嘗ての業は失われ、今では辛うじて残された守辰一刀流を受け継ぎ続けている。真正面から帝国陸軍の門を叩き、陸軍幼年学校、陸軍士官学校を卒業し少尉任官した占筮姫寮の中では異例の経歴の持ち主。青島の戦いからシベリア出兵にまで出征し前線にて戦闘を経験している。存分に守辰一刀流が役に立った様で、この年で中佐と言う帝国陸軍内でも異例の出世を果たした。なお中佐昇進と同時に人事異動も行われ、今の占筮姫寮に所属する事となる。
     父祖の事に関して政府、ひいては明治新政府に思う事は一切無く、今はただ人々の為に尽くす事を心掛けている。生粋の軍人らしく命令には忠実である。なおやっぱり占筮姫寮内では凄く浮いている。めっちゃ浮いている。なんならぼっち。

  • ふじ
    No.1602775
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    魑魅魍魎で予約させてもらいたいです

  • 血清
    No.1602783
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    【SV】

    「呪いは祝福に転じ、俺は今日ここで生まれ落ちた!」
    「血の海。肉の星。」
    「支度が整いましたよ。頑張って下さい、悪霊左府。」

    【所属】なし
    【種族】人間 後述の古代より続く怪能力・血身操術を持つ血脈と、悪霊左府の名で知られる大怨霊藤原顕光の血脈の交点に位置する存在。

    【名前】菱井 昭文
    【読み】ひしい あきふみ

    【性別】男性
    【年齢】22歳

    【容姿】片目を隠す程度の長さの黒髪に血を思わせる暗い赤が奥に見える瞳が特徴である青年。兵士であった頑強な肉体には呪符に描かれるようなどす黒い血の色をした文様が走る。西洋の聖職者の平服(キャソック)に似た丈の長い服を着用し、足元はブーツを履いている。衣服は自らの血液を糸状にし編んで作成しており、色は主に血の色が変化したどす黒い色。鮮血の色にも変えることができるが派手なのでやらない。身長173cm。
    画像はPicrew呪い系男子めーかー様で作成しました。

    【性格】脅迫的な退魔の意思も、人間へ向ける怨の意思も今はもうない。青年は穏やかに、珈琲を飲みながら日々を過ごしている。

    【武器】なし

    【術理】血身操術
    陰陽術を元に生まれた術理ではなく、古代より血脈によって受け継がれてきた怪能力。
    自らの血肉の操作、凝固、硬化、発火、爆裂を可能とするもの。血筋によって受け継がれる術理であり、記憶や戦闘経験値などを代々蓄積させていく。また、ある平安の陰陽師の魔を祓う意思によってその後の代から妖力を直感的に感知することが可能となった。しかしその強すぎる意思は術の操作が未熟な者に対して精神的に介入し、精神に変調をきたす。
    現在は十二分に術の操作が可能となり、精神的な介入はない。

    汎用性は非常に高く、弾丸を生成したり、銃を作成したり、血肉を強制的に操作することで身体能力を向上させたり、防壁を作成したりと多岐に渡る。
    この血から発生する炎、爆発は紫色の炎となる。密度を向上させ温度を上昇させるほどに紫の炎は光を失い、黒へと近づく。完全に光を呑む黒となった炎の温度は数千度へと達し、あらゆるものを焼き尽くす灼熱と化す。
    血の質量に対する爆発力は非常に高く、この時代にあるあらゆる爆薬を凌駕する性能を持つ。彼が作成する拳銃の弾丸が非常に軽量ながらも十二分に殺傷能力があることがその証明である。
    しかし、この術理単体では血液を使い過ぎればすぐに失血死し、肉体を変化させることはできても再生能力は一切持たないことから通常は死に至らない程度の血液の操作しか行えない。身体内で血液を操作する身体能力強化を除き長期戦には向かないのである。
    ("血製武器庫"は彼が勝手につけた名前であり正式な術理名ではない。過去に同様の術理を扱う陰陽師が存在し、大いに名を轟かせたようであるが…。)現在、術理を把握することで真の術理の名を認識することができた。

    ・雷染
    自らの肉体、または血液を纏わせたものを他のものに衝突させる瞬間に、超高圧に圧縮した炎を噴出・激発させて打撃や斬撃の威力を飛躍的に高める技。この技を放つ際には衝突部に黒い炎がまるで稲妻のように奔る。
    術理の緻密な操作を必要とするため自身の肉体に近い程威力も高くなる。血液を消費する技であることに変わりは無いが、一瞬のみの炎の放出のため他の攻撃に比べれば血液の消費は少ない。
    ・雷染(照覧端境展開時)
    技法は通常の雷染と同じだが、血の消費を厭わない全力全開の高圧高熱を叩きつける技となる。その威力は一撃で建物を更地にさせかねない。

    【悪霊端境】
    悪霊としての存在の強度を利用した照覧端境に似た結界術。生贄をとる=人を殺めることで存在を示し恐れと畏れを生み出して力とし、生贄の命を燃やすことで恐れの命の消費を踏み倒す。

    ・血生尽外神招来 ※現在使用不可
    自身が瀕死の状態で、なおかつ自身以外の生きた人間を一人以上生贄へと捧げることで結界を展開することができる。生贄の人数は展開可能限界時間に影響し、生贄の数が多い程結界を展開できる時間が増える。
    生贄を捧げると同時、上空に無数の手と足でできた球状(便宜上手足の星と呼ぶ)のものが現れ、そこから大量の血が円蓋状に流れ落ちる。そして辺り一面真っ赤な沼に、天に肉の星が佇む悍ましい結界が完成する。
    結界の効果は自身への血液の無尽蔵かつ超高速の血液の補充と肉体の再生効果。術者に干渉する他の術の効果を中和する能力もある。再生効果は1秒以下で肉体を再構築できるほどのものであり、これによって結界内では疑似的な不死状態となる。
    手足の星の正体は悪霊左府。人間、特に道長の子孫に対する怨を抱えており、効率的に滅殺すべく菱井の意思に介入していた。

    ・血生尽仇人永呪 壟断無辺累只人 
    縛りは4つ。術者が瀕死であること、生贄を捧げること。相手を結界内に閉じ込めぬこと。死に至るまで自分からこの照覧端境を解かないこと。
    以上の4つの縛りにより強力な結界効果と底上げされた能力をもつ、肉体の内側の空間に作用する結界。空間の隔絶と術者に干渉する術の中和効果から、他の照覧端境内であっても自身に対する他からの効果を一切受けない。
    基本能力は生尽外神招来と変わらず、血液の無尽蔵かつ超高速の血液の補充能力、肉体の再生能力、術者に干渉する他の術の効果を中和する能力。但し結界が小さくなった分、結界を維持する生贄の燃費は飛躍的に向上している。

    【募集】現在なし。

    【備考】
    田舎の貧乏農家の生まれ。生まれつき術理を行使できたが、それが原因で家族や周囲の人間から気味悪がられてしまい、追い立てられるように若くして陸軍に押し込められた形となる。陸軍は現場を俯瞰する能力や長距離射撃の技術を買われ上等兵へ推薦され上等兵候補者特別教育を受けるまでに至るが、占筮姫寮の存在を知るとすぐさま除隊し現在に至る。
    始めは退魔の意思に従って妖を祓っていたが、術理の練度が上がったことにより悪霊左府の人間を鏖殺する意思が菱井に介入し、特殊部隊と関与して空亡の維持をしようとする。
    しかしとある戦闘で悪霊左府の意思が途絶えたことで菱井の意識が表層となり、悪霊左府は完全に菱井に取り込まれる結果となった。
    現在ではたまに生贄を補充しながら、たまに人助けをしながら、穏やかに日々を過ごしている。

  • ふじ
    No.1602790
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    【SV】「あたしの目にはおまえ達がこそ化け物に映っているよ。」
    「人も、妖も…首の薄皮一枚裂いてしまえば等しく咲くは彼岸花。おまえを送る枕花さ。」
    「時は待ってはくれない。この砂の様に手からこぼれ落ちてしまう。石のようだった美しい思い出も砂のように……。」
    【所属】神在ノ会
    【種族】付喪神
    【名前】不明。仮の名を昏魔天颶
    【性別】女性
    【年齢】約200歳(外見年齢は20代半ば頃)

    【容姿】黒く美しい長髪に蓮華と羽の飾りの簪を差した切れ長の目を持つ身長170cm程の細身の女性。ドス黒く変色したような赤の襟のついた喪服の様な黒い着物に金色の帯を巻くおどろおどろしい服装。しかし、全てを諦めたかのような生気のない人形の様な顔を人は第一印象と覚えるだろう。
    金色の彫刻の入った高価そうな煙管をふかし、気だるげに煙を口から吐き出しながら話す。
    全く客商売には向いてはいないその表情や所作に惹かれる物好きな者も多い。
    (画像はピクルーのMakeYo1さんより)

    【性格】人の世、営みに愛想を尽かした厭世的な性格。人間がどんなに立派なお題目を唱えて新しい社会を作ろうと、繰り返される争いの世の中は変わらないのだという事に深い絶望を感じたせいかとても理想を語る人間というものが嫌い。どうやら幼い頃の経験もその性格形成に関わっているようだが…。

    【武器】「今剣」夜の空を切り裂く颶風たる彼女の神速の剣術を支える名刀。
    黒い着物を翻し、屋根から屋根へ飛び移り人を斬り殺すその様は正に羽根の生えた天狗を思わせる。

    【妖術】璇璣懸斡
    普段のこの術は自身周囲の時を加減速させる事で相手には停滞を、自身には加速を与えるだけの単純なものなのだが、太陽を月が焦がす時。天脈が彼女の味方となる時…それ即ち皆既日食の一瞬。
    彼女は過去と、今と、未来の全ての可能性を一点に集中させ、完全に時間の止まった世界を作る事が可能となる。それは時の砂を握りしめ、もう二度と何も失わない為に。

    【邪逆変転】彼女の本当の姿は幼い子どもの姿である。上記の術を完全に行使するためにはこちらの姿に戻る必要があるのだが、この姿になってしまえば最早刀は持てなくなってしまう。つまり彼女にとって皆既日食でない時に邪逆変転を行うということはただの自殺行為である。

    【募集】なし。

    【備考】決して己の名を語ろうとしない神速の剣術使い。丑三つ時に音もなく走る一陣の風。
    切り落とされた首が最期に見るのは空を翔ける有翼の人影と自らの首から吹き出る真っ赤な花。
    誰の指示にも従わないために実は妖怪の世界でもあまり居場所がないのだが、彼女の事を昔から知る者は昔はこうではなかったのだと悲しげに語る。

  • 座頭市
    No.1602876
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    椋観様の①の募集やらせていただけませんか?

  • 土木屋
    No.1603003
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    占筮姫寮、陰陽軍兵で参加希望なのですがよろしいでしょうか?

  • 渇望君
    No.1603119
    [編集/削除]

    @大艦巨砲主義様
    どちらかが死ななければ脱出不可 という制約はとても重い内容なので、
    使い方、使い時を十分にお気をつけください。
    素敵な設定をありがとうございます、参加を承諾させて頂きます!

    @三月様
    @編纂者様
    申し訳ありません、設定テンプレートの年齢の欄に、
    妖怪は実年齢の他に外観の年齢も記載して欲しいという旨を加えるのを失念していました。
    お手数ですが追記をお願いします。
    その他に不備はございません!参加を承諾させて頂きます!

    @座頭市様
    @血清様
    @ふじ様
    @椋観様
    素敵な設定をありがとうございます!参加を承諾させて頂きます!

    皆様、ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @土木屋様
    @暁様
    ご予約ありがとうございます!設定をお待ちしております!

  • 菓子
    No.1603165
    [編集/削除]

    一般妖怪の化け狸で参加希望ですが、宜しいでしょうか?

  • 三月
    No.1603171
    [編集/削除]

    @渇望君
    参加許可有難うございます、外見年齢の件了解致しました。

  • 樂駿
    No.1603222
    [編集/削除]

    申し訳御座いません、一般妖怪の方で予約していたのですが、魑魅魍魎の方に移動させて頂き、種族を陰摩羅鬼にさせて頂いても宜しいでしょうか

  • 編纂者
    No.1603248
    [編集/削除]

    渇望氏> 年齢の追加を致しました。確認をして頂けると幸いです

  • 糖酒
    No.1603408
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    何か不備があればご指摘よろしくお願いいたします。

    【SV】
    「勘解由小路廻。嘗て陰陽頭を務めた賀茂忠行が高潔な血を継ぐ者である」

    「汝、其の力を我の前に示せ。臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前。
    『十二使役術理』波夷羅、展開」

    【所属】
    占筮姫寮/霊亀

    【種族】
    人間/賀茂家血族

    【名前】
    勘解由小路 廻 (かでのこうじ めぐる)

    【性別】
    男性

    【年齢】
    二十九歳

    【容姿】
    身長五十八寸と少し、筋肉も脂肪も無い針金細工の様な肉体。柔らかく畝り流れる真白の髪は腰よりも長く伸ばされ、葡萄酒色をした天鵞絨の髪紐で結われている。瞳は淡水色、眦は優しく垂れ下がり左眼の下に泣き黒子がぽつりとひとつ。柔らかく弧を描く薄紅色の唇からちらりと覗く八重歯が印象的。落ち着き払った穏やかな物腰に総白髪も相俟って何処か古を生きた老人の様な風格を見せる。
    ダブルボタンのロングコート型にカスタマイズした軍服を纏い、細腰を強調する様な太いベルトに固定された打刀が一振。右腰には葡萄酒色をした革の洋書が下げられている。手入れされた白い手を隠す様に黒革で設えられた手袋を嵌めて。胸元には飾緒と徽章が煌めき、左肩に掛けられたマントには五芒星が金糸で大きく刺繍されている。

    【性格】
    醸し出す雰囲気は古老の様であれど、その実唯の軽薄さが滲み出る優男である。自らが汚れる事を嫌い、与えられた任務を他人に押し付ける様なことも屡々。何故この様な男が霊亀を務めているのかは甚だ疑問。ひとえに其の博識さと、通常の人間が結成する一つの軍勢に匹敵するであろう強力な戦闘力を持つ式神のお陰である事は確か。人間的には恐らく最低の域に位置する。

    【武器】
    打刀『銘/永劫』
    反りが浅く打たれた打刀。刀身に十二支に対応する梵字が彫られ、淡水色の柄と黒漆の鞘が美しい。

    【術理】
    「十二使役術理(とをまりふたしえきじゅつり)」
    夫々に対応する十二支の獣の姿を冠した『十二神将』と呼ぶ式神を召喚、使役する。対応する十二支の姿は仏像図彙に記載の通り。
    最大召喚可能数は三体迄、首を跳ねる事によって消滅する。完全な消滅に至る事は無く、再度調伏の儀を行う事に拠ってまた使役可能。戦闘に特化した式神から偵察に特化した式神迄個性は千差万別、大きさもある程度は変えられる様子。視界、聴覚は術者と共有される。また式神を自らの肉体と融合させ、多少容姿は異形になるものの接近戦を行う事も不可能では無いが疲労の蓄積が早い。
    九字を切り、対応する獣の形を手で形作り印を形成する事によって召喚が成立する。手を拘束されてしまえば終わりである。

    【照覧端境】
    「十二廻覧(じゅうにかいらん)」
    半径五十メートル程の空間を形成し、その内部でのみ式神の最大召喚数の上限が解消されるという端境。式神を召喚し使役するという行為自体に精神的負荷が掛かるため、収容人数は自身を含め四人まで。端境から脱出する為には式神の全ての首を撥ねるか術者本人が端境を解除するしかない。端境内で式神の首を撥ねられても再度調伏する必要は無い。
    べったりと影が張り付いた様な空間であり、半径五十メートル以内であれば収縮が可能。召喚している式神が三体以内であれば特段条件は無いものの、式神数が増えれば増えるほど持続可能時間が減っていく。

    【募集】
    ①唯一尊敬の情を向ける師
    ②特に信頼を置き、或程度我儘を聞いてくれる友人(同陣営のみ)
    ③陰陽の知識や戦術を教えている教え子

    【備考】
    嘗て陰陽寮の頭を務めた賀茂忠行の血筋である彼、実家に残されていた数少ない陰陽についての文献で術理や怪の何たるかを独学で学ぶ。賀茂家の末裔とは言うものの、勘解由小路家は安土桃山時代には既に退廃。江戸時代初期に陰陽の道から外れている為ほぼ普通の家の出と変わらない。腰に下げられた洋書の中身は実家に残されていた文献を写し纏めた物であり、半分以上が白紙。裏を返せば本一冊にも満たない知識しか勘解由小路家に伝わって居なかったとも言える。或程度成長し、術理が発現するまで自身が陰陽の家系である事すら知らなかった。
    式神使いの特性も相俟って彼は余り強靭な肉体を持っては居ない。寮きっての頭脳派であり戦術家。強靭では無かれど、反り浅く造られた打刀による抜刀術と突き技は並大抵の人間であれば視認すら容易では無い位に早く、鋭い。
    髪とは瞳は生まれ付き。親族に白い髪の人間は居らず、奇異の目で見られ育って来た。然し其の神経の図太さは多少奇異の目で見られようが忌まれようが気にすることは無く己を貫いている。欧米人じみた容姿を生かし、シルクハットに燕尾服を纏って洒落込むことも。

  • 大艦巨砲主義
    No.1603999
    [編集/削除]

    スレ主に変わって部屋立てよ❤️

  • 土木屋
    No.1604184
    [編集/削除]

    参加希望した者です。
    不備や修正点などなどあれば遠慮なくお願いします。

    【SV】
    「わっしには何もできんせん。
    下っ端は下っ端らしく、醜く愚直にやれることをやるだけでさぁ。」

    「そうさ、無力だろう。己は無力だろう。
    それでいい。それが良い。」

    「雨が降る。童が泣く。モノノ怪が嗤う。
    さて、己はどうしようか?はは、見世物になるか。其方の刃と共に。」

    【所属】
    占筮姫寮

    【種族】
    人間(出生不明)

    【名前】
    尾崎 雨情
    【読み】
    オザキ ウジョウ

    【性別】
    女性

    【年齢】
    三十二歳

    【容姿】
    癖のない髪を肩につかない程度に切り揃えていて、髪色は蓄積された疲労や心労のせいか色素が抜け、黒髪だったはずの髪は鈍色に変色している。
    切れ長の瞳は暗く、深く、黒く淀んでいる。
    身の丈5尺2寸程。体は程良く鍛えられており、脚や腕の筋肉がしっかりとついている。肌はまるで死人のように白く、体中に大小様々な傷が刻まれている。
    服装は規定通りの軍服とマントに身を包み、背には弓矢を入れる箙を背負っている。
    箙と武器の長弓に五芒星が刻まれている。
    雨など降っていなくとも、常に番傘をさしている。
    《画像》Picrew_乙女ーか様使用

    【性格】
    静かで冷静沈着な女性。
    何処か達観したかのような性格で、物事を他人とはまた違った視点で見ている。
    古風で腹の中が見えない不思議な人物。
    断固たる意志を確立する者。
    正義や悪などそれぞれの個による認識で変わるものだと片付けてしまっていて、他人の意志を捨ておき、己の思う信念のみを掲げている。
    様々な意味で策士だが、思考や感情をあまり表に出さない傾向がある。
    無感情なのかと言われればそうでもない。
    決断力があり、気持ちの切り替えが早い。
    どちらにも偏らない性格。
    やること全てに躊躇や戸惑いがない。
    しかし、ふとした瞬間に母のような表情を見せることもある様子。
    〝己の無力さを自覚している〟

    【武器】
    《長弓》
    特殊な金属でできた長弓。
    両端の先端部分が鋭い刃のような形状になっており、向いてはいないが辛うじて接近戦も可能。
    携えた長弓はとても年季が入っており、彼女本人が〝自分の物ではなかった〟と語っていた。

    【術理】
    《原罪》
    術式を展開し、己の刃で傷を付けた者に罪を与える。
    術式を筆で己のカラダと弓矢に刻むことで発動可能。
    対象者に“大罪”を背負わせる能力だが、その真の力はすべての“罪”を特定の相手へ背負わせた時に発揮される。 
    断罪者となる使用者は、対象者から与えられた傷を癒し“断罪執行”の義務を負う。 
    他者の感覚を遮断し、己のモノにする。

    黄色の矢、“嗅覚”を奪われる。
    黒色の矢、“固有感覚”を奪われる。
    緑色の矢、“視覚”を奪われる。
    橙の矢、“聴覚”を奪われる。
    青色の矢“触覚”を奪われる。
    赤色の矢、“味覚”を奪われる。
    白色の矢“痛覚”を奪われる。

    勿論、相手に己の手、もしくは彼女の血で術式を刻んだ弓矢で傷を与えないと効果が無く、矢が外れた時点で何の意味もない術となる。
    一度に術を発現させることができる弓矢は3本までで、次に装填できるようになるまで合間の何もできない時間ができてしまう。
    傷を与えることができない状況ならばけして強い術ではなく、むしろカラダの負担を蓄積するだけの使えない術になってしまう。
    しかし、弓矢別の使い方もあり、札を巻きつけ発射すれば弓矢の刺さった場所に転移できるという利点がある。
    術者である彼女は断罪者となり、罪人を断罪しきるまではどれだけ血を流しても、どれだけ傷つき痛みに悶ても息絶えることができない。
    故に彼女は常に、終わりを求めている。

    【照覧端境】
    《接骨木の雨》
    先の見えない。周りに何もない。
    暗く冷たい雨の降り注ぐだけの単純な空間を展開する。
    空間に対峙する者の声や鼓動音しか聞こえない静かな場所。
    互いの姿が見えず、匂いも何もかも、雨が消してしまっている。
    水溜りの水文だけが絶え間なく動き、どちらかが力尽きるまで雨が止まない死合う為だけの空間。
    術者である彼女がこの空間を維持する為に力を使うように、雨が相手の力を削っていく。
    公平に死合う為の場所。

    【募集】
    刀を譲った弟子(同陣営)《朝陽玄十郎殿》
    死合うべき妖怪(敵陣営希望)
    お誘いがあれば是非。

    【備考】
    なんてことの無い一般的な構成員。
    古株ではあるもののこのところ目立った戦果はなく、むしろ机にかじりついて誰にでもできるような書類仕事をしている。
    基本的には穏やかで、たまに物騒なことを言う割には甘味を携帯しているような変わった人物。

    全盛期はとても好戦的で敵を滅す事だけに命を懸けていた馬鹿な隊員であった。
    他人よりも視野が広く、動体視力に優れている。故にその当時は戦場を縦横無尽に駆け抜け、敵を斬る生粋の剣士であった。
    もうその事件の記録など残ってはいないが、彼女はとある敵との交戦中に昔のように刀を振えなくなる程の傷を負い、数え切れないモノを失い、己の無力さを思い知った。
    彼女が揺るがぬ己の確立を望むのも、他人に染まりたくないと望むのも。
    これ以上、自分という人格を侵されたくないという人間の醜い傲慢な心であるのだ。

    当時の階級は中佐。女は部隊長であり、とある事件で部隊員を死なせた責任を取って降格処分となった。
    弔い合戦をするつもりもないし、そもそも今の立場では難しいだろう。
    ならば、足掻いて、死ぬまで足掻いて
    少しでも胸を張って、誰よりも馬鹿で愛しい小僧共に再会できるように。
    無様で、無力らしく、この憎しみと闘志は来たるべき敵にぶつけようか。

    此の世を憂いながらも彼の世に下る切っ掛けを常に探している。
    女は全てを愛していた。憎しみ、慈しみ、妖怪も人間も全てを愛している。
    誰よりも純粋で、奇怪な愛を抱いている。
    そして、共に壊れるまで死合いたいと。

    「愛しておるよ。嗚呼、愛しておるとも。
    愛して、壊れて……死合おう。」

  • 渇望君
    No.1604307
    [編集/削除]

    @編纂者様
    @三月様
    見た目の年齢の追記、ありがとうございます!

    @糖酒様
    @神戸様
    @土木屋山様
    素敵な設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @菓子様
    一般妖怪、化け狸ですね。ご予約承りました!
    設定をお待ちしております!

    @樂駿様
    予約変更、魑魅魍魎/陰摩羅鬼 ですね。了解しました!
    設定をお待ちしております!

  • No.1604407
    [編集/削除]

    【SV】
    「私だってねぇっ!悪鬼滅殺ぱんちみたいなのしてみたかったわよ!物理で調伏したかったわようっ!!でも出来ないんだから仕方がないでしょお!!!」

    「結界。陰陽術古来の術式の一つよ。其れを私は極めて極め尽くして、そうして此処に至った。その研鑽を褒めそやされる事はあれど、貴方に侮辱にされるいわれはない。───ウウッ、ひぃん……。ないわよね?ね?」

    「此処は私にお任せを、命に替えても守り抜いてみせます。あ、や、やっぱり命に替えてもは言い過ぎたかも……。あっあっ、怒らないで!私頑張る!頑張るから!!」

    【所属】占筮姫寮
    【種族】人間
    【名前】宮部 珠緒
    【読み】みやべ たまお
    【性別】女
    【年齢】23歳
    【容姿】腰まで伸ばされた癖のな絹糸のような黒髪を赤の組紐で緩く縛っている。
    長い睫毛で縁取られた瞳の色はよく澄んだ黒曜色である。
    瞼に刻まれた二重線は、女の目をよりはっきりと大きく見せるかもしれない。
    肌は不健康でない程度に焼けているものの、色白の部類に入る。
    ある程度の筋肉は付いているものの、手足や腰は細く、妖怪と渡り合うにはどこか頼りない。
    頼りない身体つきを隠すように、やや大きめの軍服とマントを着用している。
    身長は170前後と女性にしてはやや高め。
    イメージ画像はPicrewのMakeYo1様で作成しました。
    【性格】
    よく笑い、よくはしゃぎ、よく泣き、おまけによく喚く。
    自己肯定感が低く卑屈。
    けれど相手が誰であろうと、はきはきと物怖じせずに喋る度胸はある。
    強気に出たと思えば、次の瞬間には泣き言をいったりと情緒がかなり不安定。
    頼り甲斐があるかどうかは別として、面倒見はそれなりに良い。
    困ってる人を捨て置けない善人めいた一面もあわせ持つ。
    【武器】
    「二十六年式拳銃」
    装弾数六発。全長は230mm、重量は930g程度。
    グリップに五芒星が刻まれている。
    【術理】
    「結界術 境理分領 /けっかいじゅつ きょうりぶんりょう」
    指定した空間を結界で包囲する術理。
    結果を張る場所の指定は地面に接している場所のみならず、空中、水中、地中にも及ぶ。
    結界の強度や形状、結界を通過できる対象や物質等の指定も可能。
    その為、術者が指定した特定の対象であれば結界の上を歩行することもできる。
    家屋や特定の地域を覆う巨大で強固な結界を形成することも、糸状の細やかで脆い結界を形成することもできるために汎用性に優れる。
    が、この結界自体に攻撃力はなく、基本的には特定の空間を包囲するだけの術理である。
    結界を視認できるのは、基本的に術理の存在を認知している者のみ。
    自身が作った結界は全て把握することができ、結界が何者かに破壊された場合、
    正確な位置情報を瞬間的に感知することができる。
    結界の数が増えれば増えるほど、結界の範囲が大きくなれば大きくなるほどに術者への負担は増す。
    【冥覧端境】
    「催華大浄苑 / さいかだいじょうえん」
    暖かな雨の降り注ぐ、今にも咲き綻びそうな色とりどりの花で満ちた庭苑。
    身体を包む雨、時折頬を撫でる柔らかな風、麗しの花々、そして花が根を張る肥沃な大地。
    それら全てはその領域内に存在する妖魔の妖力──人であるなら生気───を緩やかに吸い上げ、その景観をより一層美しいものへと昇華させる。
    この領域の維持には莫大な気力、体力、生力を要する。
    この領域は術者の任意でのみ解かれる。
    その為、術者がこの領域内で意識の永久的な消失──死亡した場合、この領域は内包物ごと永久的に閉じることとなる。
    一文で説明するのであれば、これは自身の肉体を人柱にした封印術である。
    閉じた領域は緩やかに大地へと融け込み、やがて完全に消失する。
    【募集】
    特別仲の良い友人
    → 勘解由小路 廻 さんに受けていただくことになりました!
     ありがとうございます!
    【備考】
    体術は不得意、妖怪を撃退するような術理にも恵まれずに
    幼少期は親類の家で肩身の狭い思いをしながら育った。
    何か一つでも誇れるものを得ようと、術理をひたすらに磨き続けた。
    兄が二人いるが、仲はそれほど良くない。

    設定の確認よろしくお願いいたします。

  • No.1604531
    [編集/削除]

    占筮姫寮・陰陽軍兵で参加希望なのですが、よろしいでしょうか?

  • 渇望君
    No.1604761
    [編集/削除]

    @朱様
    設定ありがとうございます!
    参加を承諾させて頂きます、ようこそ怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @与様
    ご予約承りました!設定をお待ちしております!

  • No.1604819
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    『 人間(陰陽師) 』

    【SV】
    「惚れた!俺と付き合わないか!」
    「何だ、お前?あれか、初めてか?よしよし、この俺に任せとけ!お前の好きそうな遊女を見繕ってやろう!」
    「あの曲がり角の店の遊女は……いや、悪くはないんだ。だがその……な?うむ……俺も騙されたよ。女だと思っていたがよもやだ。最高だったけど」
    【所属】陰陽軍兵
    【種族】人間
    【名前】朝陽玄十郎(あさひげんじゅうろう)
    【性別】男
    【年齢】25
    【容姿】画像参照(ストイックな男メーカー)
    黒髪はところどころ細かな工夫をしており、小麦色の肌で、凛々しさのある顔立ち。身長186cmの長身で細身に思えつつ脱げば現れるは筋骨隆々な肉体。目が紅くなるのは術理を使っているときだけ。
    【性格】愛故に守り、愛故に殺すという自分勝手な信念を持つ。色を好み、明るく豪快で少々デリカシーがない。
    【武器】打刀
    【術理】『曙光絢爛(しょこうけんらん)』
    陽に由来する術理であり、日ノ出のように明るく燃え盛る炎を操る。しかし今は武器に纏わせて使ったり火球を出したり出来る程度。明け方のみその威力が格段に上がる。奥義なる技もあるらしいが家名の変わるタイミングでその悉くが何故か紛失したらしい。
    《壱ノ舞・暁光》今はまだ自身の照覧端境内でのみ使用可能な奥義。かつて失われた奥義を物語に描かれた描写から読み取り、大まかに再現したもの。それは打刀に纏う炎が刀身となり、彼方まで届く朝の陽光のように無限に近い間合いと圧倒的な熱量を持つ。炎であるために質量はほぼ無いため普通の刀のように振るうことができる。だがそれだけの高火力な奥義であるために使用すると結界が崩壊し、自身も弱体化するため必ず倒せると踏んだ時にしか用いないようにしている。
    【照覧端境】『黎明繚乱(れいめいりょうらん)』
    持続時間は凡そ一時間と短い。一面が朝顔と木槿ばかりの花畑のようになっており、空は今にも陽が照りだしそうな夜明けに固定されている。彼が術理を使うと陽が昇り始め、朝顔や木槿が開花していく。開花した花々は炎を纏う花弁を付けて彼の術理の威力を上げる。つまり戦う時間が長ければ長いほど彼は強くなるというわけだ。戦えば戦う程に熱く、燃え滾るその空間はいわば彼の内面に近いものなのかもしれない。
    【募集】
    彼が入れ込む遊女、または男娼(妖怪)
    →雛菊さん
    彼の部下(2名まで。人間)
    彼が何よりも愛している相手(妖怪、人間問わず)
    【備考】かつて『日ノ出』という家系があった。炎を操る術式は強力であったがある代から急激にその実力が落ちてしまい、すっかり落ちぶれてしまう。そうしてある時から家名を『朝陽』に変えたらしい。当代である彼はこの性格であり、加えて遊郭に通い詰めであったりと術師の中には彼を『陰陽師の面汚し』と考えている者もいるかもしれない。彼は惚れっぽく、その愛で人間を守ることもあれば、その愛を以てして妖怪を殺すこともある。初恋は妖怪であった。しかしその妖怪は人を喰う。少年時代の彼はその妖怪と逢い引きしていたにも関わらず、躊躇うことなく殺してしまった。家人は今でも返り血を浴びて泣きながら恍惚とした顔で帰ってきた彼の顔が忘れられないという。その性格がいつ、どのように形成されたかは不明。ただ、先代や先々代も色を好んでいたことから先祖代々の血なのではないかと思われる。しかし彼自身は兵士であるために鍛錬を欠かすことはない。名前の由来は先祖から取られたものらしい。
    《現在の関係性》
    ・尾崎雨情さん
    昔、彼女に戦いを挑んで勝ったら付き合ってもらえるように頼む。しかし全盛期の彼女にコテンパンにされてしまい、その強さに惚れ込んで弟子入りを志願。後に彼女の刀を受け継いだ。
    ・雛菊さん
    彼が通い詰める遊女さん。
    ・倉橋梓生さん
    同期で入隊した。新人であるにも関わらず数々の功績を納め、麒麟にまで登り詰めた彼に一目置いていた。彼の妹に告白したこともある(振られた)。
    ・紅葉さん
    たまたま彼女の店を訪れ、その美貌と、提供された美酒美食に感激して以来度々訪れるようになったらしい。
    ・影青さん
    以前からその音色に耳を澄ませていた。騒動の後にようやくその音色の主である彼と対面を果たした。その美しい顔、艶やかで清らかな雰囲気にすっかり惚れ込み、同時にまるで初めて会ったとは思えないちょっとした違和感を残した。その後、度々彼の前に姿を表しては彼の芸にうつつを抜かしている。

  • No.1604837
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    【SV】
    「虚極まりて、静守ること篤し、萬物並び起こり、吾その復るを観る」

    「天命の如く、全てを殺し、殺し、殺し!」

    「鴻鈞杀、七竅穿。────……どうした、まだ序の口だぞ」

    【所属】
    鬼族結社『神在ノ会』・中国妖怪頭

    【種族】
    睚眦

    【名前】
    龍 晖洁/ロン フェイゼ

    【性別】
    男性

    【年齢】
    不明、外見年齢は二十代半ば

    【容姿】
    183cm/92kg
    肩甲骨を覆い隠すほどの、男性にしては長めの黒髪、赤色の帯で首ほどの高さに括り、そのまま下へと流している。
    金色の縁取りを備える赤い瞳、俗に言う「火眼金睛」、蟀谷から眦を釣り上げた様に細く、鋭い切れ長の目。
    恵まれた上背、研ぎ澄ます様に鍛え上げられた肉体、鮮やかな九匹の龍の彫物が、四肢から首元までを埋め尽くす。
    服装は黒の長袍、可動域を広げる為に切れ込みが深く入り、その隙間からは洋袴と踵までを覆う武術靴が見える。
    人目のある場所を歩く時には、黒いインバネスコートを着、パナマ帽を被り、鹿革の手袋を嵌め、飴色の藤の杖をつく。
    (画像はPicrewの「アウトローメーカー」様で作成させて頂きました、おおよその雰囲気はこんな感じです。)

    【性格】
    冷静かつ大胆不敵、秘密主義。退廃的な感性、人の世にそぐわない生死感を持ち、それを包み隠さず曝け出す。
    婉曲的な言い回しと分かり辛い冗談、芝居掛かった台詞回しを好み、苛立つ他人を見ては北叟笑む、
    腹芸の類に長じ、洞察力に優れ、強かで抜け目ない、妖怪である以前に、一個体として厄介極まりない男。
    己の才覚に一切の疑いを持たず、己自信を天才であると豪語し憚らない、純然たる自信家であり、
    それは迷いを感じさせない無い立ち振る舞いや、決断的な言動の節々からも、十分に読み取れる事だろう。
    完璧主義者でもある上、要求する完璧の水準が非常に高く、肯定的な意見を述べる事は非常に少ない。

    【武器】
    ■六点半棍
    硬木製、250cm、黒色

    【妖術】
    ■内丹術
    特殊な呼吸法で養う「精」を、「丹田」に熾した内的な火で煉り上げ、生命力の根源である「気」を養い、様々に行使する妖術。
    精を材料、丹田を鼎炉、意識と呼吸を鞴と見做す錬丹術の一種、不死の霊薬である仙丹の練成を目的とした、道教の思想に基く術であり、
    気を基にした内的・外的な身体強化、放出による防護や攻撃、咒の行使など、気の用途は多岐に渡り、その在り方は道術に近しい。
    内丹術の修煉階梯には五段階が存在するが、彼は四段階目である煉神還虚に到達し、胎児の様に口鼻を使わない呼吸法である「胎息」を現す。

    【邪逆変転】
    ■第七生、第七殺
    全身の輪郭を覆う様に黒色の靄が生じ、その表面に目の様な模様が無数に浮かび上がる姿。
    模様は実際に目の様な役割を持ち、この状態の彼には死角が存在しない。
    また、全身が剣や槍の様な鋭利さを帯びる為、拳や脚による打撃が斬撃と化す。

    【募集】
    なし

    【備考】
    大陸の妖怪、神在ノ会に加入したのは数年前、それ以前の経歴は杳として知れず、聞かれようとも答えず、誰にも明かそうとしない。
    少なくとも「人の社会を是としない」神在ノ会の思想には適合しており、その妖術を以て人知れず凶行を繰り返している。
    商社勤めに美術商、あるいは英国帰りの学術者、その他にも幾つかの「世を忍ぶ仮の姿」を持つ、そこそこ以上の金満である。

  • 渇望君
    No.1604843
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    @暁様
    @煉様

    設定ありがとうございます!参加を承諾させて頂きます。
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • 野桜
    No.1605099
    [編集/削除]

    一般人での参加を希望します。予約可能でしょうか?

  • No.1605231
    [編集/削除]

    一般妖怪で参加希望です。

  • 照覧
    No.1605371
    [編集/削除]

    遅ればせながら 設定を投下させて頂きます。
    不備等御座いましたら、何なりとお申し付け下さい。

    【SV】

    「嗚呼、是非とも。是非とも、蘆屋道満_そう呼んでくれ。何、力を誇示したい訳ではないんだ。ただ少し、厄介な者として捉えてくれれば それで構わない。」

    「私はこの行いを善とは断定できないね。……どうせなら、悪の名を背負ってやろうじゃないか。かの平安で最も優れたと言われた陰陽師を褒め称える為の踏み台くらいが私には丁度よい。_骸と書物にこの名を遺した彼には、少々申し訳ないことを言ってしまったかな。」

    【所属】占筮姫寮《鳳凰》
    【種族】人間

    【名前】偽名:蘆屋/道満(Ashiya/Doman)本名:蓬■■■

    【性別】女性
    【年齢】26

    【容姿】色素の薄いながらも比較的健康であることがわかるきめ細やかな白い肌、女性らしい胴から伸びる華奢な四肢。その純白に良く映えるは、長い睫毛の額縁に入れられた 薔薇を挿した双眸。左目の下には小さな泣き黒子がある。眉より僅か下まで伸び、丁寧に切り揃えられた前髪は頭頂部から毛先にかけて青から緑のグラデーション。通った鼻筋、無駄のない輪郭、桜貝のような唇と、比較的顔立ちは端正。軍服が支給されているにも関わらず規則に則ることなく着物を普段着としており、いざ戦闘となれども着物のままで行う。そのことも考慮して動きやすいよう設計された袴を着用している。純白の長襦袢と酸漿の刺繍の入った同色の半衿。長襦袢の上に、淡い蒼を基調として 白で蝶やハナマスが胸元から袖にかけて描かれた着物。また、着物の袖は蒼から純白にかけてのグラデーションとなっており、袂は足首の少し上まで。戦闘の際はこの長い袖が靡き、より美しく見える。紫の袴下帯、なお一層動きやすいようにと特別に作られた黒の袴。袴には金で星座の刺繍が入れられており、星座の他 ただの星、加えて五芒星、蘆屋道満の名を冠すだけあり六芒星が描かれている。長い袖を辿った先に見える白い足袋、対して少々底の厚い黒の草履と、全体のバランスは取れていれどもコントラストの強い服装。また、稀に着ている袖の短い袴の場合は、これらの上に 蒼の透ける羽織を纏う。その羽織の裾にも矢張り金で星や月の刺繍が施されている。和服と何とも言えない微笑、妖艶な雰囲気を持つ婦女。身丈163cm。
    尚、酸漿の花言葉は「偽り」「誤魔化し」、ハマナスの花言葉は「悲しく そして美しく」。
    Picrew_生きてる 様

    【性格】感情の表現力にやや乏しく、それ故に意図しないながらも「何を考えているか分からない」と誤解されがち。いつも浮かんだその笑みは何処か儚げで優しげで達観していて、周囲とは異なる価値観の持ち主であることを良く良く表している。自らの名を平安で最も優れている安倍晴明ではなく、そのライバルで彼に敵わなかった蘆屋道満と偽っていることから見ても、極々僅かに卑屈であることが窺えよう。しかし安倍晴明に至らずともその好敵手と成り得た蘆屋道満の名を持つだけはあり、その才覚は紛れもない本物。それも相俟って四霊の一つと数えられており、優れた術式を扱う。周囲に比べ殺生や戦闘を好まない慎ましい態度だが、いざやむを得ずともなれば宛ら戦闘狂、手慣れたようすで相手を屠ることだろう。普段から欲を隠しているでも何でもなく、唯単に今まで殺してきた数が数だからである。戦闘においては実際に戦う側としても指示を行う側としても優れており、四霊の一人に相応しいと言えよう。尚、実力があるとは言えお世辞にも規則に厳しいとは言えず、支給された軍服を差し置いて 何食わぬ顔で私服を着ている。規則に関してはそこそこになあなあなようで、遅刻などもざらにあるのだとか。加えて色恋には疎い割に関心があり、心惹かれる相手おらずともいつかはいつかはと心の底に僅かに夢見る少女の如き一面を残している。とは言えそんなことも「機会がない」「自ら語ることに必要性を感じない」などと言って中々口に出さないから、周囲から見た彼女はただの謎の多い人物であろう。
    そして彼女は薄情か、仲間の死を厭わない。普段の優しげな笑みからはとても想像できない言葉が口の端から不意に洩れた暁には、きっと大抵の者が驚きの表情を見せてしまうことだろうな。仲良くしていた仲間が死んだのならば供養を、家族が如き仲間が今に死のうとしていても合理性を優先する。何、本当に薄情なわけではない。ただ少し、自らの感情が 表に出せないだけ_。いいえ、表に、出ないだけ。悲しんでいても苦しんでいても、見せてしまってはならないと。あの妬みを、嫉みを、隠したあの日のように。そっと奥底に閉じ込めて、丁寧に鍵をかけて、その鍵を大洋に放ってしまうのだ。だけれど少し、少しだけならばと、彼女は稀に哀しむ。苦しむ。負の感情を表に出す。或いは、ほんの僅かにだけ表現する。人より少し感情の表現力に乏しいと周囲に思わせる程度の頻度で。悲しい、などと言った負の感情よりは多けれどもやはり少ない羨望のことば、_。嗚呼、嗚呼、だめ。あの羨望を、否、嫉妬を、晒してはいけない。
    さあ、笑って頂戴、■■■■。私は他人を妬まぬと、そう口にして頂戴、■■■■_。

    【武器】非常に頑丈兼鋭利な鉄扇が一対。深い紫に星や月の描かれたもの。袴を纏い舞うかの如くに戦う姿は非常に印象的だが、使用方法によっては四肢すら容易く斬れてしまう鉄扇では袴に付着した返り血も容易に想像できてしまうだろうな。

    【術理】《天宇軌跡/てんうのきせき》
    古くから陰陽師らの用いてきた占星術を極め、授かった術理。言わば、過去を未来を見る占星術のその先。術理の発動条件は特にないが、瞬きをすると切れてしまう。目の前に浮かぶのではなく、脳内に情報がインプットされるという形式。過去に関してはどれほどでも遡ることができ、遡る歴史の深度 並びに地域は限定されておらず、どこのいつの歴史でも見る事を可能とする。この場合はっきりと目で追わない限りは情報として脳に叩き込まれることはなく、見たい部分だけを抜き出し、情報として処理する。対して未来は言うと、ただ一人の僅かな行動でも分岐点が発生し、更には十分後以降の未来を覗かんとした場合、見ようとしたその場に起こりうる全ての可能性が同時に情報として脳に送られるというキャパオーバーまったなしの事象が起こる。故に彼女が位置や時間、分岐点を限定して見ることができるのは過去と十分以内の未来のみと言っても過言ではない。ただし、未来を見る際に定める「時間」「場所」「分岐点」の内、前者二つのみを指定した場合は「最も起こり得る未来」を見る。たかが10分、されど10分。基本的に警戒している際は自らの周囲の未来を見ているため、一度警戒させてしまったが最後不意打ちなどといった作戦は通用しない。そしてこれは、他人には作用しない術理_ある一つの手を除いては。

    【照覧端境】〈世明けの翠眼/よあけのすいがん〉

    『私の眼をお貸ししましょう。さあ、得なさい!得るのは幸せのはず、さあ、幸せになって!』

    『_嗚呼、妬ましい。幸せになって、壊れてしまえ!!』

    嫉妬。怒りへと、復讐へと転じる感情。それを多くの人に向けてしまう彼女は、それを原動力とする照覧端境を会得する。普段より心の奥底に蓄積し続けている嫉妬の感情、それを見せてはならぬ、見せてはならぬと今の彼女が出来上がっている訳だが、彼女の展開した結界内では蓄積したすべてが結界内の敵対者に向けられる。嫉妬が向けられた対象は、一時的ながら「天宇軌跡」を得る_もとい、彼女が対象の脳に、知識をインプットする。それは彼女が見るような断片的な物ではなく、「過去のすべて」「起こり得るすべての未来」を、1秒以内に対象の脳に強制的に与える。これは言わば、相手の脳を強制的にキャパオーバーさせるという事であり、大抵の者は叫び出すか停止するか、雪崩れ込み続ける情報に耐えきれず自死せんとするか。どちらにせよ己のことで手一杯になるため、そうやって情報に悶えている間に鉄扇で首を落としてしまう、といったもの。とは言え、この結界の範囲は半径30メートルほどの球状、内包できる数は少ない。加えて人数が多ければ多いほど嫉妬が分散するため長く維持できず、10人以上が入ってしまえばその継続時間は8秒となる。元より嫉妬を原動力とした照覧端境であるために、何度も連続で行使はできない。結界の展開こそ可能だが、持続時間が持続時間故に対象を殺害するには至らない。この結界から逃れる方法はただひとつ、彼女に首を落とされる前に情報を処理しきることのみ。結界内は見るも朗らかな花畑、夜の月明かりが揺れる草木を照らす。平穏も平穏、極楽浄土が如きその光景に人間が混ざり、たちまち極楽浄土に地獄絵図に描かれた人間が溢れる。極楽浄土を描いた術者の目は嫉妬を表す翠へと、_そしてその翡翠は、またも貴方を妬むのだ。

    【募集】唯一彼女が感情をまともに表現する方。(陣営、地位、性別問わず。)〆
    →鏡野要/結社様

    【備考】良くイメージされる潔癖症ほどではなかれど 他者の周辺の整理をし始めてしまうほどには綺麗好き。稀にいつの間にやら自室が整頓されていたり 必要だった物までもが散らかっていたゴミ共々捨てられていたりと言ったことが起こっているそう。そのため勝手に入り込んで整頓はするけれどゴミとしたものはきっちりと残す癖がついており、予告もせず勝手に整頓などをする割には細部まで配慮する。加えて良く甘味処などに足を運び、各お店で最も美味しい甘味を発掘している。(大江山では八つ橋がお気に入り。)所々の所作が微妙に上品で、普段より携帯している鉄扇も 微笑む口許を隠したり、物を指したり といった際に用いる。故にあまり鉄扇に警戒心を抱く者がいないというのも難儀な点。妖怪に対しては無害ならばそれで良いと考えているようで、人間を害するでもなく一般人として生活している者にはとても友好的。ただし害せばそこまで、如何に友好的であった者にもその鉄扇が向けられよう。

  • たねこ
    No.1605660
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    魑魅魍魎、ウンディーネでの参加は可能でしょうか。

  • 渇望君
    No.1605764
    [編集/削除]

    @野桜(一般人ご予約)
    @晶(一般妖怪ご予約)
    @たねこ(魑魅魍魎:ウンディーネ)
    承りました!設定のほど、お待ちしております!

    @照覧様
    偽名との事ですが、同輩の四霊はさて置いて、上司である占筮姫らや
    軍上層部は戸籍管理上、本名を知り得ている事になります。その1点のみご留意ください。
    さて、素敵な設定ありがとうございます!ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • たねこ
    No.1606109
    [編集/削除]

    【SV】
    「御機嫌よう、皆様方。小野小町、今此処に顕現しましたわ。」
    「ええ、ええ、好戦的な方は好きですわ。」
    「愛死て射ます、ええ、愛死て射ますとも。」

    【所属】鬼族結社/魑魅魍魎
    【種族】ウンディーネ
    【名前】小野 小町(オノ コマチ)
    【年齢】980歳
    (容姿は時と場合によるが大体が23歳程)

    【容姿】
    身長:基本的には157cm
    体重: 2000ml

    (形は幾らでも変えられる為に正確ではない。)

    器:長髪、黒髪、インナーカラーが水面の様になっていてほんのりと青い。瞳も同様に、透き通った水の色で水面が写っている。少し肌の色が白く、西洋の顔立ち。

    服装:紺色の生地に金色の麻の葉模様が付いている袴を身に纏っている。夜になるとほんの少しばかり青白く光っている。又、袴の裾からはレースが見え、襟からはひらひらとしたブラウスが見える少しばかり洋風。

    【性格】

    博愛主義者、或いは強慾の其れ。
    社交作法を弁えては居るが、内に秘められて居るは魂を得る事で有る。故に博愛主義は飽く迄演じた姿で有り、真意は自己愛の塊。強者に愛される事を望む。

    口調は上品さが目立ち、基本は情動的になるのは戦闘時のみ。飄々とした笑みを浮かべ何処か蠱惑的な振る舞いは妖怪で有るからか、彼女の素質か。兎角、自分の意見が何よりも優先順位が上でありその在り方からか浅く広い交流ばかりをしている。そんな彼女だが、一人だけ信頼した友人が居るそうで、その友人と話す時見た事もない程に上機嫌に話すと言う話。

    【武器】
    武器名:逢厭い傘
    詳細:
    赤日は嫌いだけれど貴方に逢いに行く為なら。

    【妖術】
          《水質変動》
    -母体ヲ喰ライ、童ト也、円環ハ繫ガル-

    水を含むモノで有れば総べて己の力として活用出来る。簡潔的に云うなれば水を掌り、水を操る術を使う事が出来る。

    【邪逆変転】
          《明鏡止水》
          -泡沫ハ何レ-

    『その姿は泡沫で有る。
    その姿は鏡で有る その姿は誠で有る。
    ───その姿は私で有る。』

    その姿は泡となる、ヒトの姿をやめた沈黙貫く其れは穏やかに其れを嚥下するだろう。幻覚、固有結界、劣勢で有る状態の打開。平等で収まらないその強さを誠の強者というのだろう。

    泡沫は、虚像を写さない。

          
    【募集】
    特に無し

    【備考】
    夫が愛したのは私の身体だけであった。
    夫は非道く弱かった、愛に疎かった。
    愛は何れ、灰と化した。

    漣は啜り泣いていた 法螺貝は呻いていた。

    そうして無辜な彼女は首を傾げた。

    「禁忌を犯してまで私は何故貴方を愛したのでしょう。」

    ───泡沫は、恋を知らなかった。

  • 大艦巨砲主義
    No.1606129
    [編集/削除]

    @照覧様
    もし良ければ自分の募集「有能な上司」になってはいただけないでしょうか?

  • こつ
    No.1606170
    [編集/削除]

    陰陽軍兵にて、参加希望させて頂きたいです!

  • 照覧
    No.1606177
    [編集/削除]

    @大艦巨砲主義様

    ただの美人なおねーさんかは微妙ですが、私で宜しければ是非!

  • 渇望君
    No.1606275
    [編集/削除]

    @たねこ様
    設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます
    ようこそ怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @こつ様
    ご予約ありがとうございます、設定をお待ちしております!

  • ユイ
    No.1606290
    [編集/削除]

    応龍空いていれば応龍予約したいです...!

  • 渇望君
    No.1606305
    [編集/削除]

    @ユイ様
    かしこまりました、ご予約承ります。
    設定お待ちしております!

  • ユイ
    No.1606334
    [編集/削除]

    【SV】「生命を護る、我が宿命にあり。故に我が力、汝の為に振るわん。」
    「我が力、皆の為ならば...」
    『しょーもねぇ話だろ?俺もそう思う。でもよ、他人を護るって考えると不思議と力が湧くもんだぜ?』
    【所属】占筮姫寮 占筮姫助
    【種族】人間
    【名前】望月 久遠(モチヅキ クオン)
    【性別】女
    【年齢】24
    【容姿】髪型は長めの白髪を束ねている。目は蒼。仕事の時は、青色をベースとした軍帽、軍服を来ているが、外に出る時はだいたい青の着物に龍の絵が書かれた手拭いをハチマキのように付ける。軍刀と野太刀(下記参照)に五芒星あり。(いわゆる、男装)
    【性格】普段は多くを語らない、寡黙。しかし一度スイッチが入ると、口調が荒く、本音を言う。後は、自分の信念を曲げない強い意志を持つ。「護る」ことに重きを置き、自分の部下、街の民等等しく護るべきものとして捉えている。
    【武器】野太刀「五行」
    父親から受け継いだ野太刀。刀身約150cm程、刃肉が厚め。
    【術理】「神羅詠唱」
    久遠が持ち歩く五芒星の入った紙(メモ帳程度の大きさ)に文字を書き記すことで、それに対応した行動をすることが可能。武器の名を記せば武器が現れ、属性の名を記せば自身の周りにその属性の効果が現れ、現象を記せば自身の周りにのみ現れる。紙を人形にし、それを人に渡せば人にも現象を発揮させることが可能。但し、物質は片手で持てる物、現象は大掛かりでは無いもの、と制約が多々ある。
    【照覧端境】「月ノ影ニテ、詩ヲ読厶。」
    ーーー月はただ一人空を照らす。その憂さを誰も知る者はあらず。否、知らぬまま影に生くるが我が宿命。
    三日月輝く夜の森。少し開けた地に月の光が差し込む。静かな、平和な森。
    この地に降りた術者は「神羅詠唱」の効果を受けやすく、久遠の能力も拡張されるが、その分久遠の体力が能力発動に比例して削がれていく。収容人数は自分含め4人まで。
    【募集】彼女にとって守るべき大切な人(人妖問わず1名)
    彼女と親しい友達(人妖問わず何人でも)
    【備考】基本的に受身タイプ。なので妖から動かなければ自分は動かない。
    四霊の中でも浮いてる存在...かもしれない。

    2/25 役職・性格・SVの追記または修正

    ストーリーや也を進める毎に編集かけます。
    不備あればどうぞ!

  • 渇望君
    No.1606505
    [編集/削除]

    @ユイ様
    設定投稿ありがとうございます!参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • 名無し
    No.1606540
    [編集/削除]

    @ユイ
    そのメーカーここで使うの規約違反だけど?

  • ユイ
    No.1606622
    [編集/削除]

    @名無しさん
    あ、こちらの確認不足ですね...
    画像は消去させていただきます。ご指摘ありがとうございます!

  • 野桜
    No.1606629
    [編集/削除]

    【SV】
    「儂は今時の若僧共より断然脆いがのぅ、おぬしら妖に情が湧くなどと奇怪な事はほざかんぞ。腸(はらわた)ぶちまける覚悟ぐらいはしておきんさいや」

    「全く、年寄りは労らんか。隠居ジジイには楽をさせろ……わざわざ儂が出張らんでもいい位には強くなれ、そうすりゃ大抵死なんわい」

    【所属】占筮姫寮 元・霊亀
    現在は一般人

    【種族】人間

    【名前】龒威 巌琉斎國伏
    (たつおどし がんりゅうさいくにふし)

    【性別】男

    【年齢】62歳

    【容姿】盲目故に双眸は閉じられ、白灰色の髪は後ろへ流し、顔や手の甲には皺が寄ったあからさまな老躯。髭を蓄え地味な色の和装を好み、同色の鼻緒の下駄を履く。帯には煙管をさし数々の修羅場をくぐり抜けてきた貫禄を持った面は威圧感を放っている。身長は171cmで元陸軍というだけあり和装の上からでは分かりづらいが筋肉質な体付きをしている。
    Picrew 悪い男メーカーより作成

    【性格】他人にも自分にも厳しいが、あくまで優しさ故。己が正しいと信じた事を貫き何がなんでも曲げない頑固な性格で、正義感と人情にあつく人望もある。この歳にして諦めるという事を知らず誰にも媚びへつらうこと無く生きる無頼漢のような人間性を持つ。昔はもう少し情熱的な性格だったらしいが歳のせいか、はたまた社会を知って大人しくなったか、感情を荒らげる事も感情に身を任せる事も少ないなったという。

    【武器】鍔がなく鞘と柄が木製の日本刀
    名を『叢雲』(むらくも)。
    普段は持ち歩かないが招集時には持ち出す。
    (見た目を分かり易くいうとル○ン三世に登場するゴエモンの刀のようなもの)

    【術理】『灰空/はいがら』
    大気に直接干渉する術理。空気を掴み武器に見立てたり、高密度に圧縮して不可視の壁にしたり、その応用で宙に立つなど。この術理、最上の大技の名を『悉断/しつだん』と名付けており、大気を力強く"握る"事でヒビ割れを発生、そこに触れた物体を歪に吹き飛ばすというもの。

    【照覧端境】『蓬莱仙廻嶺/ほうらいせんかいりょう』
    巨大な山々に囲まれた平地、朝と夜が早送りのように繰り返される結界。この結界内には自身と対象一人迄とし、お互いに影響を受けるという特異性を持つ。本質は結界内の強制的な時間加速、といってもお互いが高速で動けるようになる訳では無い。ちょっとした動作、例えば歩くといった日常動作ですら異様に疲労する。ただ立っているだけでも徐々に疲れを感じる程で、巌琉斎本人は地面に腰を付きこの結界を展開する事が多い。無駄の少ない動作をとる事により巌琉斎はこの結界内でも殆ど普段と変わらぬ実力を発揮可能。

    メリット
    1.間合いが離れていても直線上であれば空を斬ろうが"届く"という特性。離れているだけ威力は落ちるものの時間の強制加速によりいつかは斬撃が届く(斬りつけてから約3秒)

    デメリット
    1.歳のせいかこの結界を全力で保てる時間は、長くて5分。(発動ロルを除き2ロルまで)

    2.外部からの侵入不可。助太刀される事はなく対一の勝負、いくら無駄の少ない動きをするとはいえ、結界を保つ体力&一つ一つの動作により蓄積される疲労感。相手は通常動作による疲労のみのため不利。

    3.自分も影響を受ける。

    4.格上との戦闘の際、足止めにすらならない。

    5.全盛期に猛威を振るった為に内容がバレている事が多い。

    【募集】
    彼を仰ぐ弟子(あと一名)
    ・勘解由小路 廻

    同世代で戦っていた仲間(人間で何名でも)

    【備考】23歳の頃陸軍に入隊し次々と任務をこなしては昇格、40を過ぎた頃遂には大佐の地位まで上り詰めた。ところが、彼は妖に妻を殺され上官命令を無視して単身妖共の巣窟へと飛び込み、見事殲滅に成功。その後隊員を庇い両目を失明。それをきっかけに若い衆に大佐の席を譲渡する事によって実質的な引退を果たした、45歳の冬である。
    現在は占筮姫寮、軍人から足を洗い一般人として生活しているが、時折本部に対妖怪戦の指南役として顔を出す。盲目となってからは聴覚が発達し、長らく戦場にいたせいか気配を敏感に察知する癖と相俟って私生活は勿論、戦闘でも不自由していない。

    ここからは亡き妻との話
    女房が出来たのは今から40年も昔の事になる、若かりし日の己は幾度となく想いを告げ、幾度となくフラれ続けようやく手にした愛しき女。「身体に悪いからやめな」と、煙管をふかす度に叱られるのがなんだかやめられず、こうも構ってちゃんだったか?と自分を疑う日々が懐かしい。女房に蘇ってくれとは思わないが、束の間の逢瀬を望むことくらいは許されて欲しい。

    以上が、かつて剣客と呼ばれた男の話

  • No.1606691
    [編集/削除]

    すみません、設定投稿に2日程延長を頂きたく。

  • 葉蘭
    No.1606697
    [編集/削除]

    『鬼族結社』の魑魅魍魎で参加希望です

  • まかろに
    No.1606737
    [編集/削除]

    『鬼族結社』の魑魅魍魎で参加を希望しています。

  • 唐紅
    No.1606746
    [編集/削除]

    鬼族結社の魑魅魍魎にて参加希望をいたします。

  • こぼう
    No.1606972
    [編集/削除]

    『 人間(陰陽師) 』

    【SV】
    「…………申し訳ありません。如何せん、どうも口下手なもので」
    「すみません。……すみません」
    【所属】占筮姫寮 陰陽軍兵
    【種族】人間
    【名前】一青 祈成 しとと きせい
    【性別】女
    【年齢】二十二
    【容姿】黒髪青目。墨色の髪は首に掛かるくらい。長い横髪は三つ編みに、五芒星の飾りが付いた端切れで留めている。
     伏せ目がちで、天青色の瞳はほとんど見えず。片目は髪で隠れている。
     顔を横一字に走る継ぎ接ぎの傷が非常によく目立つ。身体にも同じような傷がいくらか。
     身の丈は五尺足らずで、華奢。
     軍服に黒色の外套、それに白手袋と軍帽に身を包む。鍍金の耳飾り、指飾りをしている。五芒星は外套の裏にも。
    【性格】軟派で軟弱者。劣等感が強く、些か卑屈な態度を取りがち。口数は多いとは言えない。
    【武器】刃物を仕込んだ、七尺の棒。刃物は刀というより、鋸という方が近い。
    【術理】裁衣・鬱肉漏脯 さいい・うつにくろうほ
     モノを繕う術理。人やモノを違和無く、完全に継ぎ合わせる。接いだものは問題なく作用する。
     繕う為の糸には血や髪、肉等。術者の身体を必要とする。針は不要。
    【照覧端境】雅俗混淆・肉山脯林 がぞくこんこう・にくざんほりん
     数多の薄い肉の幕が青天から下ろされた、二百畳程の豪奢な宴会場を様する結界。
     招かれるものを選別することは出来ず、範囲内にいるもの全てを結界へ招く。
     用意された上等な肉や酒は口にした者を内から直す。
    これらは全て術者の身体から成る為、当然、食われた分は喪われる。
     予め決められる、喪う肉の量によって料理の量は左右する。腕一本で四十人前足らずくらいになる。
     結界は術者の任意。或いは、飯が無くなれば自然と閉じる。
    【募集】無し
    【備考】かつては「いのり」と読ばれていた。
     医者の家の生まれ。医術の心得はあるが、軍医ではない為、術理を他者に使用出来ない。ので。大抵術理は自身を修復する手段として扱われる。
     血の繋がらない兄が一人いる。

  • NitqL'u
    No.1606988
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    一般妖怪での参加希望、よろしいでしょうか?

  • 双子
    No.1607068
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    占筮姫寮の陰陽軍兵で参加希望です。
    設定については早ければ2月1日本日中、遅くとも2月3日までには提出したいと思います。
    よろしくお願いします。

  • イチ
    No.1607341
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    魑魅魍魎で参加希望です

  • 糖酒
    No.1607450
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    野桜様

    もし宜しければ、野桜様の募集の『彼を仰ぐ弟子』の募集に立候補させて頂けないでしょうか?勘解由小路、全く可愛げのない悪ガキですがどうぞご検討頂けたら幸いです。

  • すめ
    No.1607988
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    すみません、設定投下期間を3日ほど延長して頂きたく思います。

  • 渇望君
    No.1608033
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    @野桜様
    @こぼう様
    設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます。
    ようこそ怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @葉蘭様
    @まかろに様
    @唐紅様
    @NitqL'u様
    @双子様
    @イチ様
    ご予約承りました!設定をお待ちしております!

    @濔様
    @すめ様
    延長承りました。(弊なりでは毎週の金土日のいずれかでイベントを行う事になると思うので、役職希望のお二人は水曜か木曜までの設定投下が望ましいと思います。)

  • 語り部
    No.1608059
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    『 序幕 真実 』

    暗澹が覆う舞台の上で、ふと一つの蝋燭が灯り、
    座布団の上に正座する語り部が仄かに照らされる。
    彼はくつくつと喉で笑いながら扇子を仰いで、ゆっくりと口を開いた。

    「大和の地の神々は、多くの場合"自然現象"の偶像化により生まれた。
     しかし仏教の伝来により、人々の信仰はその古来の神々から仏道へ移り変わってしまう。
     人々は仏を信仰するために、今まで崇めていた神々を " 妖怪 " 
     そう名付け存在を追いやっていった。
     妖怪らは自らの信仰を取り戻さんとし、人喰いや厄災などを引き起こした。
     それこそが平安の絵巻に記された堕神達の強襲、百鬼夜行だ。
     これを"空亡"によって鎮めたのが陰陽師の英雄、安部晴明だった。」

    語りに合わせるように、拍子木が甲高い音を打ち鳴らす。
    途端、空気は苛烈なまでの冷たさを帯びた。

    「だが妖怪達は諦めてはいなかった。
     江戸の世にて、もう一度妖怪達が群れを成す時が来た。
     この時、 "空亡" を手にしたのは妖の方だった。
     此れを命をとして滅ぼしたのが、陰陽寮が頭。
     土御門の者だった。
     ……少なからず、陰陽師の間ではそう語られている。」

    含みのある言い方だった。だが、江戸空亡の真相などどうでも良いことだ。
    此度の怪異奇譚の要はそこではない。
    重要なのは、此処からだ。

    「さてさて、突如として現れた老人はこう語る。
     " 三度目の空亡が訪れる "
     空亡とは、天体を操り狂瀾を覆す終焉の術理。
     この大正の世で、それがまた訪れると口にしたのだ。
     鬼族は謳う、此処に神在り。
     人らは唱える、我らの世なり。 
     空亡は、そのどちらの背にそびえるか。」

    膝に扇子を叩きつけ、噺の始まりを語り部は告げる。
    蝋燭は、まだ燃え始めたばかりだ。

  • No.1608150
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    一般人で参加希望です。それと質問があるのですが、元役職付きといった設定は有りでしょうか?

  • 双子
    No.1608312
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    占筮姫寮の陰陽軍兵で参加希望を出していた者です。不備等あればお教えください。

    【SV】
    「私は生駒冬也。良かったらあなたの名前を教えてくれるか?」

    「貴様ら妖がどこで暮らそうと勝手だが、社会の安全を脅かす以上は規則に従うべきだ。そうでないなら裁きを受けるのは当然だろう」

    「…………すまない、一人ぼっちにして。でも必ず、お前のところには行くよ。だから、それまでは」

    【所属】占筮姫寮 陰陽軍兵

    【種族】人

    【名前】生駒 冬也(いこま とうや)

    【性別】男

    【年齢】23歳

    【容姿】
    身長175cmで適度に鍛えられた男。
    肩甲骨くらいまで伸びた青と黒を混ぜたような髪を後ろで結っている。結い紐は金色。
    青黒い目は軽くつり上がっているものの目鼻立ちは整っており、決して悪くはない顔立ち。
    服装は黒い詰襟の軍服。胸元に五芒星の紋様が入っており、腰のホルダーに双剣を収納している。ホルダーにも五芒星があしらわれてい冬場は外套を羽織っていることが多く、靴は動きやすいように軍靴を履いている。
    私服については、いわゆる『書生』の服。白いスタンドカラーのシャツに、空色の着物、紺色の袴、黒緑の外套を愛用する。靴については、考えるのが面倒なのか軍靴を流用している。この状態でも腰には双剣があるので、少し異質だ。

    【性格】
    静謐であり誠実。
    物言いはハッキリしており、相手の良いところを言うこともあれば、悪い部分を包み隠さず言うこともあり、その姿は良くも悪くも素直である。
    初見では感情表現が少ないように見えるが、仲を深めていけば彼の喜怒哀楽は自然と見ることができるだろう。
    自分には興味が薄い。
    恋愛に関しては依存傾向があるようだ。

    【武器】
    『双剣』
    どちらも鈍色の刀身でありながら、片方は蒼い柄であり、もう片方は紅い柄である。蒼い一振りの柄尻には紅い宝石がはまっており、紅い一振りの柄尻には蒼い宝石がはまっている。
    長さはそれぞれ刀身が30cm、柄が15cm。

    【術理】
    『鎧』
    よろい。自身の全身(武器を持っている場合は武器も全身と認識する)に霊力を纏い、相手の攻撃については衝撃や威力を逃がし、また時には体から逸らす術。
    攻撃にも転用することが可能であり、腕や足に全身の霊力を集中させ、突撃槍や刃のような形状として戦うことになる。
    ただ前述の通り、『全身に纏った霊力を一ヶ所に集中させて攻撃に転用する』ため、攻撃時は霊力を集中させた箇所以外の防御力は人間の体そのものとなる。
    また全身に霊力を纏っている時も攻撃が当たらないわけではなく、単に衝撃や威力を分散させているだけなのでダメージがないわけではない。

    【照覧端境】
    『ホンノウジ』
    燃やして、焦がして、焼き尽くす。
    その場所は業火によって燃え盛る寺院だ。広さはおよそ一辺が百メートルにも及ぶ正方形であり、そのどこであっても炎は燃え続ける。
    対象者は冬也が選べるものの、仲間を入れることは躊躇われ、また敵を多数入れれば自分が死ぬ。そのためなるべく一対一で使用するようにしている。
    この空間の炎は冬也自身をも焼くため、気を抜けば冬也も炎に焼かれる。
    解除については冬也の任意であり、それ以外であれば彼を倒すことで火傷などの傷は残れど、空間は霧散する。
    また空間維持には制限時間(発動を除き、冬也のロル5回分)があり、その間炎は勢いを増して広がり続ける。

    【募集】現在なし。

    【備考】(過去)
    彼は双子として生まれた。双子は家族からの愛情を充分に受けて育ち、すくすくと成長した。兄妹という不思議な組み合わせだったが、もう片方とは仲が良く、お互いに足りないものを補いあっているような感覚を彼も幼いながらに覚えていた。
    しかし十五を数える前日、もう一人は亡くなる。それに妖や陰謀などが絡むことはない、ただの『事故死』だった。
    理由は、その日一人で買い物に行った自分を追いかけ、車に轢かれたのだそうだ。渡すはずだった靴は行き場を失って、両親がくれるはずだった一対の剣は、『双剣』として彼に譲られた。
    今も過去が己を苛む。お前のせいで『妹』は死んだ。お前が勝手なことをしなければ妹は死ななかったのに。お前が死なせなければ、同じ歳になっていたのに。
    最初から自分とは別の人間としていたはずなのに、自分の体から失われたかのように、彼女を求めて心臓の奥が痛み続ける。
    幻肢痛は、今も。

    【備考】(嗜好など)
    妖に対しては憎しみや興味など、特別な感情を持ってはおらず、人に化けて暮らしていたとて特に関与はしない。例え目の前に妖がいようとも、その妖が何も悪事を働いていないなら見逃すだろう。しかし規則を破ったり罪を犯せば人間同様に裁定されるべきと考えており、その場合は容赦はない。
    双剣が手放せず、また自室には写真立てに飾られた妹との写真がある。
    現在の家族構成は兄弟はおらず、両親のみ。
    一人称は『私』。
    特技は『片足だけで過ごせること』。やるとしても流石に定期的に足を交代させてやる様子。
    好きな食べ物は『かれえらいす』。
    嫌いな食べ物は『納豆』。臭いがダメらしい。

  • 菓子
    No.1608348
    [編集/削除]

    遅ればせながら 設定を投下させて頂きます。
    不備等御座いましたら、何なりとお申し付け下さい。
    【SV】「私は山本 松と言います。どうぞ、よろしくお願い致しますね。」
    「ここで人としてやっていこうと思ったけど、職が見つからない…嗚呼、どうしよ…」
    【所属】無
    【種族】化け狸
    【名前】山本 松
    【性別】女性
    【年齢】不明(人の時は10代後半の見た目)
    【容姿】身長は150cm。
    綺麗な黒髪で前髪は真っ直ぐに切り整えられていて、後ろ髪は外巻きにして白椿の髪飾りを横髪に付けていて、少し垂れ目で細目であり、瞳は焦げ茶色をしている。
    服装は半襟は苅安色(かりやすいろ)物に、着物は深緑色の中に鈴蘭と白椿があしらわれている物に萱草色(こうじいろ)の帯留めに帯は梔子色(くちなしいろ)の矢絣模様があしらわれている物を普段着としている。
    「使用したメーカーは和洋映像さんを使いました。」
    【性格】無邪気でおおらかな性格の持ち主。好奇心は旺盛であり、新しいものや面白そうなものには必ずといっていい程に飛びつく様な子供じみたところもある。人間も妖も好き。
    【武器】無し
    【妖術】
    石や葉っぱ等を別の物に化けさせれることが出来るが形だけであり、幻術である為にばれる人物にはばれてしまう。化けさせるのは見た目だけであり、其の物の重さ自体は変えることが出来ない。
    【邪逆変転】
    5m程の大狸になり浮遊して移動が出来る。
    其の姿で浮遊することが可能で3人程であれば運ぶことが出来るものの、暫くの間は人化する事が出来ず動けなくなることがデメリット。
    【募集】
    彼女を雇ってくれる所(人間、妖怪問わず。)
    彼女の親友(人間、妖怪問わず。)
    【備考】時守町に何年か前からやって来た化け狸。この町へやって来た理由としては山での生活に飽きて、人として生きていこうという思いでやって来たらしい。今まで貯めて来たお金を持って住み慣れた山から出て来たものの、戦争という争い事の影響で職に上手く付けられて無く、今は雇ってくれる所を探している。

  • 渇望君
    No.1608366
    [編集/削除]

    @祈様
    一般人で元役職付きの場合、占筮姫寮側の四霊からの引退者 という事ですね。
    その場合、一線を退いた理由として重度の負傷などをして頂く事になります。
    そして、武器も表だって持ち歩く事は出来なくなるでしょう。

    @菓子様
    設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @双子様
    素敵な設定ありがとうございます。
    しかし、此方の説明不足により変更して頂きたい箇所が一点ございます。
    能力の根本が"呪力"となっていますが、陰陽師が扱うのは弊なりでは"霊力"とさせて頂きます。
    (確かに歴史的に呪術は陰陽術と統合されていますが、呪いの根本もまた"霊"にあるので)
    その一点のみ変更をお願いしたいです。
    では、参加を承諾させて頂きます。ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • No.1608423
    [編集/削除]

    設定投下致します。不備がございましたらなんなりと。

    【SV】
    「皆々様、ようこそおいでくださいました…影青にございまする。此度演じまする遊芸の数々、どうぞお楽しみ下さいまし」

    「筝は良いものぞ。筝の楽の音は神代より伝わる、誰でも使える術のひとつ…皆の心を和らげ、天地を揺るがすことさえ出来るのだから」

    【所属】無

    【種族】青鷺火

    【名前】影青(かげきよ)

    【性別】男

    【年齢】凡そ千(見た目には二十歳前後)

    【容姿】紫水晶のような色をたたえる瞳、それを縁取る睫毛はばさばさと音がなりそうな程長く、瞳の美しさを更に際立たせている。
    青より蒼く海より深い_限りなく黒に近い群青の髪の毛は絹糸のように滑らかながら緩く波を描き、長さは腰に届く程。
    陶器の様に滑らかな肌は一点の曇りもない雪のような白。頬は薄く紅色に染まっており、白い肌によく映える。
    背丈は五尺八寸(約175cm)程で手足が長く、柳の様に細い体格。顔立ちは中性的ながら美しく、正しく"美人"の名が似合う。目尻と口にのみサッと紅を差す。
    召し物は肌襦袢に純白の長襦袢、青藍の地に桔梗の襟の御召を重ね襟と同じ桔梗の帯を締め、足元は純白の足袋に右近下駄。佩物は髪を結う紫紺の組紐のみ。
    首筋には百合の花の、背中には広げた翼の様な小さな痣がある。
    画像は自筆にて。

    【性格】常に微笑みを浮かべて悪戯っぽく、空気を読めるのに敢えて読まない所もある。飄々とした立ち振る舞いで人々をからかいながらも優しさに満ちており、どこか儚げで凛としている。淑やかな雰囲気を纏いつつも決して弱々しくは見えず、言葉の節々に強かさが滲み出る。

    【武器】
    「蒼炎」と「夕顔」の名を冠する対の鉄扇を伸縮性のある白銀の鎖で繋いだもの。
    蒼炎は彼の羽を自由自在に操るに動かすための物で白銀の骨に青い地が特徴的。彼の意志にそって扇子を扇ぎ、羽根を胡蝶の様に舞い踊らせる。
    夕顔は専ら護身、攻撃用であり白銀の骨に濃紫の地。開けば骨の先端に刃が仕込まれ、先端の弧全体を刃として使用が可能。閉じればその状態で相手を突き、刀を受止めるなど汎用性が高い。
    鎖で繋がれている為鎖を思うままに操れば相手の拘束等も可能と考えられる。

    【妖術】 「五位の光」
    青鷺の羽を両手から生み、その羽を燃やして碧い焔を生み出すというもの。赤い炎よりも高温なそれは万物を焼き尽くす_かに見えて、羽は体の一部なため羽を出すことには痛みを伴うので彼の体力が尽きれば焔は消える。
    彼の生み出す羽根は彼の心を顕し、焔は彼の激情によって燃え上がる。つまりこの術の根源は彼の感情である。
    焔と云うと”怒り”が思い起されるが、かつてはいざ知らず、彼の焔の種は怒りなのではない。燃え上がる想い、それさえあれば彼は焔を味方にできる。しかし想いが暴走すれば_焔も同じように暴走し、思わぬ動きを示すだろう。

    【邪逆変転】 「碧火璉天」
    碧い火の玉が彼の周りを取り巻くように浮かび、髪の毛の先より焔が生まれ舞い踊る様に風に揺られる。背中の痣より碧い翼が現れ、肘から手首、また腰周りを同じ色の羽が覆う。爪は鋭く伸び一本一本が小刀の如き斬れ味をもつ。
    悠々と大きな翼で空を舞うその姿、碧い不死鳥の様にも見えるだろう。この時ばかりは上空は彼のもの。翼をはためかせれば大木さえ揺れる強風が吹き、羽の一枚一枚は彼の意思に沿って火の玉に形を変える。その玉は暗きを照らすか、それとも憎きを焼き焦がすか。
    またこの状態と成った時、彼の扱う焔の温度は自由自在に変化が可能。最早プラズマと呼べる域まで上げることさえ可能ではあるが消耗が激しい為持って半刻だろう。ただしその温度に達する焔を纏った彼に自ら近付ける者はあるのか…それは別の話である。

    【募集】彼の芸を気に入り、よく彼の前に現れる者(人間、妖問わず)
    → 朝陽 玄十郎@暁様

    【備考】
    ウエクサ通りに現れる大道芸人。
    雅な微笑をたたえて軽やかに舞い踊り、美しい筝の音を紡ぎ伸びやかな声を響かせる。強かで凛としていながらどこか飄々としつつも儚げに見え、雲の様な掴みづらさを感じる。
    彼の売る芸は多岐に渡れど、彼のいっとうのお気に入りは本来ならば大道芸には向かぬ筝である。彼は筝のことを可愛い小さな龍と呼び、愛用の筝に「辰(たつ)」と名を付けた。それは龍を指すのか、それとも別に想いがあるのか__それは彼のみが知る。ただ何よりも愛しい者を見詰める様にに慈しむ視線を注ぐ彼を見れば何かが感じ取れるかもしれない。
    芸を披露する場は道の片隅に留まらず、彼の芸を買った芝居小屋の主人などが時折彼単独の舞台を開くこともある。その際は普段とは違った華やかな召し物に身を包み、華やかな佩物で舞台に立つ。姿見で煌びやかに着飾る自分の姿を眺めるその目には追憶の念を感じる者もあるだろう。
    また歌人としても活躍し、幾つかの歌集も編んでいる。彼の三十一文字は季節の移ろいが多いが、少ないながら恋歌も詠んでいる。
    数百年のときを経ても未だに趣味は文をしたためること。ただその文を彼が誰かに差し出しているのを見たことがある者は、もうずっと前から居ないだろう。したためたものはすぐに小さな箱へ、思い出を閉じ込める様にしまってしまうから。

  • 渇望君
    No.1608552
    [編集/削除]

    @晶様
    設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • まかろに
    No.1608628
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    【SV】
    「童であろうと血肉を喰らい、ただ強く在れ。老いさらばえても、尚強く在れ!」
    「稚拙な道理や倫理など、最早俺には取るにも足らん。」
    「あぁッ!!嫌だ……ッ、嫌だッッ!!!炎が陰る……!!!炎が……ッッ!!!!」
    【所属】鬼族結社/魑魅魍魎
    【種族】サラマンダー
    【名前】小野貞清 (おの さだきよ)
    【性別】男
    【年齢】990歳 (26歳)
    【容姿】
    ・身長176cm
    ・浅黒い肌に強く燻んだ青色の長髪、刺す様に鋭い目、黒いスーツに身を包んでいる。
    【性格】
    実力主義者、武力主義者。口調や佇まいに垣間見える傲慢さは自らの信条である「強くあり続ける事」に起因する。
    闘いを『決闘』と呼び、勝った場合に敗者の肉体を喰らい、自らの妖術の力の糧とする。貞清曰く、『魂を喰らっている』らしく、彼が青く燃える炎を保ち続けて居られるのは、犠牲者の魂のお陰なのだとか。
    苗字を同じに持つ小野小町とは唯一気心を許す事が出来る親友で、1000年近くの間を共に生きてきた。貞清は彼女の強さへの愛着に見惚れ、自らもただ強く在らん様にと志す様になった。弱者を必要に乏しめることは無いが、さしたる興味も無い。

    自分の炎が青色以外になるのを強く嫌い、出力低下によって赤色へ変わった場合、彼は戦闘を中断し、その場から消える。その理由は誰も知らない。

    【武器】軍刀(全長60cm)
    【妖術】『暁』
    ・単純な炎の具現化、操作、小規模の概念付与が可能。(燃える水、流れる火など)
    ・『天象降し・空伽藍』を発動している間のみ、炎、火に関連する事象全てを拡大解釈し、“自身が起こした事象”に反映させる術式が発動可能になる。彼の刀が通った軌跡は炎に包まれ、彼の身体は陽炎の様に霞む。

    【邪逆変転】『天象降し・空伽藍』
    それは彼の記憶の残滓。“仏を殺した”業の残滓。
    この邪逆変転を発動すると澱んだ青髪は透き通る様な青色へと変わり、炎の様に燃え盛り始める。
    妖術の出力の超大幅な増加、身体能力の向上、概念的防御(15%割合ダメージカットの様な物)を獲得する。

    【募集】なし

    【備考】
    初めて殺したのは、あの寺の子供達だった。

    蝉の音がずっと響いている。

    俺はまだあの日に囚われ続けている。

  • No.1608936
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    一般人で参加希望した者です。不備があれば何なりと。

    【SV】「洋服和服、何でもござれ!俺はしがない仕立て屋、倉橋梓生という。気軽に倉さんって呼んでくれ」
    「まさか、一度軍を出た者を呼び戻すとは……余程人手不足らしいな。ま、条件を呑んでくれた以上、ちゃんと働くさ」
    「厚着で見てて暑苦しい?仕方ないだろ、寒がりなんだから」

    【所属】占筮姫寮 麒麟
    【種族】人間(倉橋泰孝の直系子孫、土御門家の親類筋)

    【名前】倉橋 梓生(くらはし しき)
    【性別】男
    【年齢】28(余命_年)

    【容姿】身長177cm程度の細身で、東洋人には珍しい赤錆色の髪が特徴的な男。髪の長さも相まって一見女人にも見える中性的な彼は、髪色と同系色の小物や衣類を好み、全体的にその一色で染め上げられている。寒がり故に年中厚着。
    普段は和服が主だが、仕事中は軍服を身に纏い、髪は邪魔にならぬよう黒の髪紐で纏め、顔バレ防止と称して狐面を身に付けている。無論、それでも赤錆色の髪は目立つものだが。
    違和感の無い色と動きをしているが、右眼が義眼、左脚が義足となっている。
    (Picrew おにいさんメーカー より)

    【性格】飄々としていて話上手、のらりくらりと掴み所の無い印象を受けやすいが、其の実ただの寂しがり屋の子供のようだと親しい者には評される。人当たりが良いので、ご近所さんや店の常連さんに人気がある。
    人と妖に関して尽く興味が無く、私生活で妖怪に会おうとそのまま談笑する。だが、軍服を来ている時には問答無用で斬り捨てる為、妖怪は近寄るべからず。
    妹を亡くした過去に囚われ、“生きなければいけない”という事に時折異様な執着を見せる。

    【武器】九字兼定
    長年愛用していた刀であり、本来の倉橋梓生の武器である。退役後は軍に置いて来ていたが、再び持ち主の元へと戻った。
    元より護り特化の術理が故、主な攻撃手段はこの愛刀と体術のみである。

    【術理】_三重結界_
    読んで字の如く。護りにせよ拘束にせよ、閉じ込める事に特化した三重の結界をつくる術理。発動時に霊力を消費し、以降結界の再構築までは霊力の消費は無い。発動範囲は自在だが、民家二軒程度の範囲が限度。(何かしらの霊力の底上げがあれば大規模な発動は可能)
    これらは三枚それぞれの特徴があり、強度も違う。
    一枚目は物理的攻撃には強度が高いが、妖術や術理は透過する。
    二枚目は妖術や術理を遮断するが、物理的強度は強化ガラス程度。
    三枚目は最後の砦、物理的攻撃も妖術や術理も遮断する。然し、その強度は術者の精神力と集中力に左右される。故に、不調の時は一、二枚目よりも簡単に破られるし、好調の時は術者が疲弊するまでは破られない。(尚、外側と内側のどちらが“一枚目”あるかは任意で変更可能)

    【天覧端境】_黄昏時ノ社_
    それは嘗ての記憶。
    空は夕暮れに染まり、対象の目の前には長い石段が現れる。それを上った先には紅い鳥居と、鳥居の先には術者と素朴な社。鳥居は神が住まう神域と俗界を隔てる境界であり、門でもある。この領域内での神は術者を意味する為、鳥居より先は術者への干渉も出来ず、鳥居を越えた者は妖術も術理も、武器でさえ例外無く何の力も行使出来なくなり、己の身一つとなる。そしてそれは逆側からであっても、鳥居という境界さえ越えれば術者側も同様。
    石段や鳥居の外側は見えぬ壁で覆われ、互いに鳥居を越えては何も出来ず、状況の進展は無く、あるのは停頓のみ。術者が任意でこれを解くか、対象か術者の意識が途切れるまでは展開され続ける。
    一対一でなければいけないという発動条件以外に細かい制限は無いので、術者への負担も比較的少ない。だが内部の様相が倉橋のトラウマを刺激するので、発動後の精神的疲弊は計り知れないと本人は語る。

    【募集】
    仕立て屋の常連(種族不問、二〜三人)
    生きる事に執着する梓生を気に掛ける人(種族不問、一人)

    【備考】ウエクサ通りで自宅兼仕立て屋を営む、三年前に一度退役するも再び嘗ての地位へ舞い戻った軍人。作る服や小物はどれも出来が良く、和服も洋服も大抵の物は作る仕立て屋として密かに名が広まっている。呉服屋の専属仕立て屋になったりする事は無く、個人客からの注文のみ受けている。サービス精神旺盛で、特に貴婦人にはそれが好ましく人気があるらしい。
    基本的にウエクサ通りかセキヂ通りにしか出没せず、中央通り付近には近寄りたがらない。
    嘗て20歳で占筮姫寮の一員となり、血の因果か陰陽師としての才と剣技の才もあった為、22歳で四霊 麒麟に上り詰めた倉橋。同時期に二つ下の妹も占筮姫寮へ入隊。

    両親は幼少期に妖怪に喰われ、生き残った妹とずっと二人で生きて来た。兄は妹を護り、妹は兄を支え、互いが居なければ生きていけないと言う程に、兄妹愛に溢れた二人だった。
    けれど両親の仇を取ろうと必死に毎日を生きていた頃、丁度妹の誕生日だったあの日。両親の仇を見つけて、愛刀で喉を切り裂きとどめを刺して、やっと兄妹の悲願が成就されたのだと、そう妹に呼び掛けようとして、幼い頃に妹とよく見た夕暮れに染まる道に___妹の亡骸を見た。
    妹は致命傷を負ったにも関わらず、それを隠して、「帰ったらご馳走だからね」と笑って、兄を見送ったのだ。それが、最後に見た顔だった。
    愚か者め。仇を取った所で、右眼も左脚も、最愛の妹でさえも失っては、何の意味も無いではないか。愚図、大馬鹿野郎。後悔すらも意味が無い。もう、寒いと喚くこの寂しがり屋の兄を、「仕方ないね」と笑って暖めてくれる妹は居ないのだから。もう、冷たくなってしまったのだから。
    そうして倉橋が25歳の時、任務先で重傷を負う。右眼を失明、左脚を膝から切断されたものの、脚は義足を取り付ける事で歩行可能となった。然し、以前のようにまでは脚を動かせない事を表向きの理由として退役を決意。妹の形見である黒の狐面とライフルを持って行方を晦ました。
    もういい。もういいのだ、どうだって。妖怪も、陰陽師も、もう何にも興味は無い。生きる気力も無い。けれど自殺は勿論のこと、他殺等といった死は許されない。妹が居ないからとその命を投げ捨てるなど、それこそ想いを自分に託して逝った妹への冒涜である。生きなければいけない。生きなければいけないが…………それでも矢張り、妹が、真夜が居ない人生は、俺には些か寒過ぎる。

    (以下、とある手記から抜粋)
    大戦の前に、なんて事の無い一つの事実を、気まぐれで此処に記そう。
    __倉橋梓生の父は人であるが、母は宇迦之御魂神という稲荷神である。
    妹の真夜は母が神の座を降りてから産まれたものの、梓生は母がまだ神である内に産まれた子故に、少なからず母の神性を受け継いでいた。なろうと思えば、新たに稲荷神にもなるやもしれない。そんな可笑しな存在が倉橋梓生である。然し、恐らく梓生はその一生を人であるまま終わるだろう。その神性に身を蝕まれようと、何も救えぬ神なんぞになる気は微塵も無いのだから。

    ※随時更新

    2021/02/05 備考追記
    2021/02/07 術理、募集追記&備考修正
    2021/02/11 大幅変更
    2021/02/27 年齢、備考追記

  • No.1608982
    [編集/削除]

    @晶さん
    良ければ募集欄の「彼の芸を気に入り、よく彼の前に現れる者」に立候補したいです

  • こつ
    No.1609541
    [編集/削除]

    【SV】
    「占筮姫寮、陰陽軍兵が一人。此方、名を多々羅 国光と。何卒、宜しく頼む」

    「あゝ、怖がらせてしまったか。一先ずは、失敬と謝ろう──然して、此の程度で慄くので在れば物の怪退治など夢寐の産物。特別に、此の俺が稽古を付けて遣っても良い」

    「祈れ。せめて、極楽に征く銭が足りる様」

    【所属】占筮姫寮、陰陽軍兵
    【種族】人間

    【名前】多々羅 国光(たたら くにみつ)
    【性別】男性
    【年齢】38

    【容姿】
    余り整えられていない、耳上迄の無造作な短い黒髪。肌は僅かに浅黒い小麦色で、何処か不健康な印象を与える。軍服や、マント、軍帽は総て一寸の規律違反無しに着用し、眼深に被った軍帽の庇からは射干玉の黒を湛えた三白眼が稀に覗く。
    貌の上部に火傷痕が有る為、視界が確保出来る様な形で火傷痕に包帯を巻いている。また、眼深に軍帽を被っているのは、此の火傷痕を隠す為。
    隠す理由は対話相手に余計な警戒を与えない為─実際にその配慮が機能しているかは、さて置き─で在り、特段、この傷痕に後ろめたい感情を抱いている訳では無い。

    所作は全て堂々としており、背筋は常にピンと張っている。
    尤も、そういった所作も含め、胡乱気な印象を助長している節が在り。

    背丈は六尺程の長身。
    筋肉は引き締まっている故、体躯は細身。

    五芒星はマントの中央にあしらわれている。

    【性格】
    素直且、正義感の強い男。
    堅物と謂える面も有し、一度決めた事は滅多な事が無い限り曲げる事は無い。

    嘗てから"悪"は滅するべきだと、"善"こそを愛でるべきだと教育されており、その教育は彼の根本──或いは、信念と成っている。
    故に、悪たる物の怪達にはどの様な事情があれ一寸の慈悲も無く接するが、善たる同胞達には溢れんばかりの慈悲を以て接する。

    また、相手の事を気遣っているがこそ、歯に衣着せぬ不躾な物言いも多々。
    前述の通り、素直且正義感の強い男だが、何処か不器用気な印象を与える事も。

    一人称:俺、我々
    二人称:御前、御身、貴様、御前達、貴様等
    三人称:彼、彼女、彼奴、あの御方

    【武器】「悪竟一文字─アッキョウイチモジ─」
    悪を滅する為だけに振るう事を赦される、刃長が約3尺の大太刀。
    其の刀身は炎が如し赫で、刀身の内には運気を伏せる為に龍の模様が象嵌されている。

    【術理】「流術・瞑綴瀰々─ルジュツ・メイテイビビ─」
    五感の機能を鈍らせ、"第六感"を発現させる術理。
    原理としては、肉体内、特に五感に回されている霊力を流転させ、第六感の助長に用いると謂う物。

    行使時間に制限は無いが、長時間の行使は五感の機能低下や停止を招く故、ノーリスクでの行使は精々五分が限度。

    また、或る程度の操作も効く術理で在り、前述の原理応用で第六感の発現だけでは無く身体能力の向上等にも用いる事が可能。
    飽く迄、安定している上、基本に用いられるのが第六感発現というだけ。

    【照覧端境】「極樂─ゴクラク─」
    色の無い、廃街の形を取る。呼び込める者は只一人だけに制限され、また、彼が衷心から“悪”と認識していない者を呼び込む事は出来ない。
    此の照覧端境内部に存在する者は、あらゆる能力行使を封印される。この封印は、術者本人にも例外なく適用。

    呼び込まれた者の存在が強力であればある程、展開時間は短くなって征く。
    最大でも、十分以上の展開は困難。
       
    【募集】彼のブレーキ役と成ってくれる様な、良識的な人物。
    或いは、彼が何よりも憧憬している実力者。

    【備考】
    ──悪を斬り、善を尊ぶ。

    斯く、あるべきだと。あの方は仰いました。

  • トンボ
    No.1609595
    [編集/削除]

    『鬼族結社』の魑魅魍魎で参加希望です

  • No.1609692
    [編集/削除]

    @暁さん
    立候補ありがとうございます。
    是非宜しくお願い致します、!

  • 渇望君
    No.1609823
    [編集/削除]

    @まかろに様
    設定ありがとうございます!
    少々修正して頂きたい点が一か所あるので、
    お部屋にて内緒で話しかけて下さると幸いです!

    @祈様
    @こつ様
    設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @トンボ様
    ご予約ありがとうございます、設定をお待ちしております!

  • 渇望君
    No.1610406
    [編集/削除]

    @類様
    予約から3日以上経ちましたが、設定の投稿や延長願いが見られないので、
    誠に申し訳ありませんが予約の取り消しを行いたく存じます。
    再度の予約か、無制限枠の募集はまだ続いておりますので、
    良ければそちらもご考慮下さい。

  • 金髪
    No.1610544
    [編集/削除]

    神在ノ会魑魅魍魎で参加希望です。よろしくお願いします。

    【SV】
    「楢崎シオン・マルディーニだ。ああ、勿論シオンで構わないとも。」
    「変。そうか。逆に問うのだが、このシオン・マルディーニのどのあたりが人と同じだ?目が二つに鼻が一つに口が一つついているところくらいじゃあないかと思うんだが。それなら今更おかしな点の二つや三つや十や二十増えたところで特に困らんだろうて。」
    「どうして、って。そうしたいと思ったからに決まっているだろう。…え?どうしてそう思ったか、って……」
    【所属】
     神在ノ会
    【種族】
     絡新婦
    【名前】
     肉体の名前 楢崎シオン・マルディーニ(楢崎紫苑)
     本名 ????
    【性別】
     女性
    【年齢】
     肉体年齢 十九歳
     実年齢 ????
    【容姿】
     豊かに波打つ髪はみどり繭の金に輝き、薄い鳶色の瞳はろうたけた意思の強さを感じさせる眼光を秘めている。くっきりと彫りが深い明らかな異国風の、美男とも美女とも言えぬ中性的な顔立ち。上背もあり、ちょっと見には男女の判別が付けられない。また初対面の人間から日本語で話しかけられることはほぼ無い。

    ・男装時
     金の髪は四本に編まれ、それを白絹のスカーフでひとつに束ねてある。衣装は風変わりな異国風の布地で仕立てた白小袖に蝶結びの紺袴。革靴を履き、特注の真っ白なインバネスコートを羽織っている。

    ・女装時
     高く結った髪に花かごのような帽子を乗せ、衣装は白綸子地に宝尽しの布で仕立てたドレス。身を飾るのは銀細工にごく控えめなダイヤモンドのアクセサリー一式。ドレスの襟は高く、また手には手袋と顔以外の肌露出がほとんど無い。

    【性格】
     明朗にして快活、既存の概念にとらわれぬ柔軟な人柄。自分は自分、他人は他人という思考と高い自己肯定感に裏打ちされた不屈精神を持ち、『誰よりも人生を満喫する』という目標を掲げた言うまでもなく異質な女性。

     ……というのが、この肉体の主である『楢崎シオン・マルディーニ』の性格だ。少なくとも現在、目的のための行動はさておき日頃の主導権はシオンにあるため、基本的にこのような姿が見られる。

    【武器】
     レイピア
    【妖術】
    『蜘蛛の糸』
     文字通りの蜘蛛の糸。只人の目には見えず、触れてもわからず、においもない。その強度や柔軟性は凄まじく、刃物で切るのはかえって難しいだろう。絡めとったものを意のままに操ることができ、長時間触れていると徐々に体内へ染み込まれやがては身体の主導権を奪われることとなる。その強度から、張り巡らせておいて飛び込んできたものを切り裂くことも可能。
     また"釈迦が罪人を救うために垂らした"という逸話を知っている場合、糸の存在を看破してもそれを悪性のものであると判断することが非常に難しくなっている。
    【邪逆変転】
    『????』

    【募集】
     一先ずは無し。
    【備考】
     楢崎シオン・マルディーニは、楢崎伯爵家の令嬢と異国の大使との間に生まれ落ちた不義の男児が、跡取りが生まれなかったために嫡男として子爵位を授かり、その子爵が留学先で夫に先立たれたばかりの若きマルディーニ元男爵夫人と交わしたほんのひと夏の恋の末にこの世に生を受けた伯爵令嬢である。すなわち彼女の身体に流れる血の実に四分の三が異国のものであり、華族としては非常に異例の存在である。四年前に父に引き取られ伯爵令嬢となったが、窮屈な生活を嫌がり帝都中心部の屋敷に程近いこの時守町の別邸で暮らすようになった。その風貌と物腰から街の若い娘達の人気者である。

     …という伯爵令嬢を、数年前より絡新婦が乗っ取りじわじわと侵蝕している。現在のところ基本的な意識はシオンのものであり、絡新婦の思惑に基づく行動も自身の考えの故であると思わされている状態。あと一年ほどでシオンの全ては大蜘蛛のものとなり、シオン・マルディーニという若者の意識は今度こそこの世から姿を消すことだろう。

  • りぅ*
    No.1610864
    [編集/削除]

    神在ノ会、魑魅魍魎の参加予約をお願いしたいのですが、
    玉兎で参加を検討しております。
    そこで質問なのですが、玉兎は妖に含まれますでしょうか…?

  • イチ
    No.1610888
    [編集/削除]

    すいません多忙によりもう三日ぐらい延長出来ませんでしょうか?

  • Cow
    No.1610906
    [編集/削除]

    神在ノ会、窮奇にて予約をお願いします。

  • 唐紅
    No.1610907
    [編集/削除]

    主様>申し訳ありません、予約の方を取り下げさせて頂きたいです…!急な変更ですみません!

  • トンボ
    No.1611191
    [編集/削除]

    【SV】『だって、楽しいんですもの、こんなに楽しいもの取られたりしたら妬いちゃいそう…』
        『人間?こんなに必要ないでしょうに、増えすぎたものは減らさなきゃ…ねぇ?』
    【所属】鬼族結社

    【種族】飛縁魔

    【名前】唐戸夫人(からとふじん)

    【性別】女

    【年齢】850 見た目の年齢は20代前半

    【容姿】綺麗な黒髪の短髪に切長の燃えるような紅い目,目尻の下には小さな泣きぼくろがある。
    紺色の耳飾りをつけ、服装は赤黒い長いチャイナ服に上から少し厚めの黒いコートを着て、黒いピンヒールを履いている。
    背丈は165cmほどでスレンダーな体型
    イメージ画像 Picrew_生きてる 様

    【性格】自称楽天的で刹那主義者。だが変なところで嫉妬深く、面倒な性格をしている。嫉妬等は表には出さないが心の奥底では煮えたぎっているだろう。興味がないものは対してはめっぽう当たりが強く、高圧的な態度を取っている

    【武器】『一本鞭』
        先端に鋭利な鉄製の分銅がついてあり、彼女から生成された毒が塗り込まれてある革製の一本鞭

    【妖術】『妖艶な害毒』
        体内で毒性を生成し、体外に抽出及び放出させる。抽出された毒は加工することにより、ドロドロした液体や固形化させたりもできる。彼女から生成された毒は必要な処置をすれば解毒可能、放出された毒は鉄などを溶かすことも可能だが結界等にめっぽう弱く、跳ね返されることがザラである
        

    【邪逆変転】『第六天魔の血』
          第六天魔としての最大の権限の行使可能となる。全身に赤いアザが浮かび上がり、犬歯が下唇ほどにまで伸び吸血鬼等に近い姿になる。権限としては身体能力の向上、念力や念力による浮遊が可能になる

    【募集】特にありません。やらせてもらいたいものがあれば応募します

    【備考】特出すべき過去など彼女にはない、この街に来た理由も鬼族結社に入った理由も以前不明のまま

  • 渇望君
    No.1611428
    [編集/削除]

    @唐紅様
    了解致しました、募集はまだ続けておりますので、
    もしも余裕が出来たらまたご検討お願いします!

    @イチ様
    延長承りました!

    @Cow様
    ご予約承りました、設定の投稿をお待ちしております!

    @りぅ*様
    このナリキリの世界観的に、玉兎は神仏の類になりますが、
    設定提出後、部屋でご相談の程をさせて頂けるのなら玉兎での申請を可とさせて頂きます!

    @金髪様
    @トンボ様
    設定ありがとうございます!参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • すめ
    No.1611944
    [編集/削除]

    備考の欄を加筆修正してまいりました。ご確認の程をよろしくお願いします、もしまだ足りないようでしたらなんなりと。

    【SV】
    「周。それ以外に語ることは無い。何せ、慣れ合うつもりはないんでな。」

    「ん、この姿か?俺の本来の姿だが…って!撫でんじゃねぇよ!!」

    【所属】
    鬼族結社/饕餮

    【種族】
    犬神

    【名前】

    【読み】
    あまね

    【性別】

    【年齢】
    3歳 
    見た目は十代後半

    【容姿】
    本来の姿は体高80cm程(妖になる前は50cm程)の犬の姿である。見た目を犬種で例えるとすれば、ハスキー辺りだろうが無論、此処は日本。少し大きめの柴犬だろう。否、本来の犬とはかけ離れた大きさなのだが。はっきりとした生態はあまりわからない。妖になる前は、とある家の番犬であったためその姿を妖になっても尚保ち続けている。少し硬めの毛並みに、透き通った白い白い毛。瞳はその白い毛並みに反して、赤色である。耳はピンと立っており、顔つきもしっかりとしている。口元から垣間見える無数の歯は道行く者を脅かすだろうか。肉、筋肉共にがっしりとついており何方かといえば筋肉質だ。この獣に襲われればひとたまりもないだろう。人前に出る際は、青年の姿に化ける。身長は180前後。髪の毛は、犬の時の毛の色と変わらず白。瞳は赤、目の周りには赤い化粧が施されている。何故化粧が最初からあるのかはわからない。そして口元には一際目を引く口枷が。妖に生まれ変わってから間もない。まだ妖術の扱いに慣れていないためこの口枷で調整している。ので、口枷を外すと本来の姿に戻ってしまうのだ。人前に出る為の姿であるのに、これでは変である。だが、幻術をかけ"一般人には"見えないようになっている。つまり、陰陽師には見えてしまっているということだ。服装は軽装を着用している。本来の姿であっても、一応人の言葉を喋り意思疎通が可能。

    【性格】
    よく見た目で間違われることが多いのだが、彼は至って真面目である。自身が従える、と一度決めた相手には身が朽ち果てるまで傍に居続ける。忠誠心が強く、如何にも彼が元犬であることの象徴とも言えるだろう。物事の決断が早く、責任感も強い。優しさは少なからずあるのだが、優しいと言われれば彼はそれ相応の対応をしているまでなので、あまりそうは思えないだろう。人との慣れ合いはあまり好んでいない。序列には厳しい、が鬼族結社のしていることはどうなのかと問われれば彼は正しいと答える。それは忠誠心故なのか、はたまた本当に正しいと思っているのかは定かではない。彼は己が正しいと思ったことはそう思い通す悪癖がある。それは彼自身が自分にかけた洗脳ともいえるだろうか、もといこの鬼族結社に入った理由はまた別にあるのだが。

    【武器】

    【妖術】
    「守護障壁」
    一時的に決壊を展開する妖術。殺傷能力は無いに等しいが、障壁にも幾つか種類がある。

    「火壁」名の通り火が纏われた壁。温度は100℃程度であり、触れると火傷する。

    「水壁」名の通り水が纏われた壁。触れても何も起きないが、水の温度は非常に冷たいため悴んでしまう。

    「土壁」名の通り土が纏われた壁。触れても何も起きないが、非常に硬い。術の類の力を使わないと破壊は不可能。

    「雷壁」名の通り電気が通った壁。触れたものは一時的に麻痺状態となる。

    「反壁」受けた攻撃を跳ね返す。物理攻撃は跳ね返らず、術の類のみ反射させることが可能。だか成功確率は30%程度。

    【邪逆変転】
    ≪悪鬼羅刹≫
    本来の姿になりその身を奮い立たせ、白く染まる毛は黒くなり逆立つ。己の五感、そして自身が持つ力を底上げする。一撃一撃の攻撃が必殺技同等の威力になる。
    一撃必殺程の攻撃を受けると、元に戻り妖力が底を尽きてしまう。つまり、この力を使うということは死に晒すに等しいのだ。

    【募集】
    ・彼の嘗ての飼い主(年齢、性別不問。人間の方で。)
    ・生きている間に彼を殺した妖
    ・彼に手取り足取り、妖術の扱い方などを教えてくれる先輩(鬼族結社)
    ・何故か敵対しているのにも関わらず仲の良い人間(占筮姫寮)

    【備考】
    嘗ての名前はシロ。見た目の通りである。元捨て犬であった彼は子犬の時、とある人物(飼い主)に拾われる。その後は大事に育てられたか、今でも忘れることのない楽しい思い出が沢山あった。
    __ある日、彼は突然死を迎えた。それは何故?理由は簡単である、飼い主を守ったからだ。妖に襲われそうになったところを、彼は身を呈して守った。何も恥ずべき死ではなかったのだ。

    時は流れ、数日後。気が付くと彼は犬神としてまたこの地に舞い戻った。少し大きめの体は扱いにくく、この姿では飼い主のところになんて戻れやしないだろう。
    まあこのまま何もせずとも己は妖であるため生きてはいける。このまま平凡に暮らそうか、飼い主の幸せを願って…
    嗚呼、でも人間が。人間が、己を祓おうとする。陰陽軍兵の者が、自身を祓おうと。
    逃げるように辿り着いたのは、鬼族結社。其の時は、人をあまり好いていなかったため流れで所属。今に至る。

    最近では、自身が此処に所属しているのは間違いなのではないだろうか。なんて思い始めている。だが裏切るなんて言葉は彼には無く。
    犬神という妖怪になりまだ間もない彼は、元々持っていた身体能力に恵まれている。
    護衛という少々特殊な妖術を持ってして生まれた彼は鬼族結社では重宝されており、先代饕餮が引退してからは彼を守る為なのかその饕餮という立場に就いた。
    彼は饕餮という立場柄、自分よりも年上の者に頭を下げられることが多いのだが、その事に気に食わない者だって勿論居る。嫌われていたり、好かれていたり等五分五分である為彼自身今の立場はあまり好ましくないのだとか。なにせ、関係を築くのは彼の苦手なことである。
    妖としてはまだ三歳とひよっこなので先輩と共に行動することが多い。

    妖術は彼の忠誠心、守りたいという生前の思いから出来たものである。

  • No.1611973
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    遅ればせながら設定です。

    【SV】「とっても体に効くお薬はいらんかね?怪我の治療?病気の診察?メンドクサイね」
        「さぁさぁ、狐ちゃんと遊びましょう?拒否権はないのよ?」
    【所属】神在ノ会/檮杌
    【種族】妖狐(空狐)
    【名前】奏丸 天禰(かなでまる あまね)
    【性別】女(容姿は男の時もある)
    【年齢】不明,見た目は20代程。(教えたくないらしい。)
    【容姿】西洋かぶれか、シスターのような服装をしている。糸目には朱色のアイシャドウ、口角のうっすら上がった唇。
        長く艶やかな白髪。
        特に固定した容姿はないのだが強いて言えばこれが特徴的だろう。身長は168㎝程。

    【性格】よく言えば即決力があるが、悪く言えばてきとう。興味があれば芯まで通すが無ければさらっと流してしまう。
        物事を悪い方に捉える癖があるが意外と楽観的。観察眼は鋭い。
    負けず嫌いで、自分の存在が薄いことを気にしておりそのせいで荒れ狂う面も。
    【武器】鉄扇(彼岸花の彫刻が入っている)

    【妖術】妖魔念力(ようまねんりき)
        簡単に言えば超能力の一つで、意思の力だけで物体を動かす能力。
        妖力を念力に変換し放出する仕組み。彼女が心で念じるだけで術に掛かる。
        他、妖力を集結させてものを生成する事も可能だが一定時間で消滅する。

    【邪逆変転】狐従ノ万理(こじゅうのばんり)
          テレキネシスとサイコキネシスの複合型及び同時に発動させる能力。
          また、テレキネシスによる念力を受けたものは意志を持ち妖狐に忠実な眷属として操られる作用を持つ。
          狐本来の耳が生え鋭い爪と牙を持ち、3つに裂けた尻尾が生え、周囲に野狐型の狐火を纏う。
          狐火にも意志感情はあり、主人の命令には忠実である。
          狐火に触れると忽ち燃え上がり、通常の水では消すことは出来ない。

    【募集】何となく共に行動している相棒的存在(神在ノ会から誰でも可能)
        よく薬を買いに来てくれ、奏丸を人間だと思い込んでいる人(占筮姫寮・一般人から誰でも可能)

    【備考】薬師であり売り歩きが商売スタイルである。薬師としての腕は確かで扱う種類も多いが主に毒薬を扱っている。
        妖力に頼らず薬の力で事を成そうという考えで押し売りも時々行う。
        また、医学も嗜んでいた為、重傷でなければある程度の怪我や病気は処置できる技量を持つ。
        住まいはウエクサ通りの一軒家を構えており疑われる事なく人間に紛れて暮らす。
        一軒家の隣には小さな鳥居が在り稲荷神社と書かれている。油揚げを備えると万病に効く薬が貰えるとの噂がある。
         称号は檮杌だがあくまでも称号で、戦闘狂でも無ければ尊大でも頑固でもない。
       かつては悪狐として名を馳せる事件も少なくはなかったが一方で人助けも行ってきた善狐でもあるので、
       一概に彼女(彼)を悪者とは言えないだろう。
     コロコロと姿が変わるので慣れない相手だと初対面のように思われる事も屡々。

  • 渇望君
    No.1611983
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    @すめ様
    @濔様
    設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • Cow
    No.1612094
    [編集/削除]

    予約していた者です。

    「居ないと変わらぬ、未完などそれと同じ。嗚呼、書くとも。見果てぬ先が、針の筵だろうとも」
    「終わりを、書こうと__そう、思い、〼。」
    「葛飾百々忌、今ひと時___天を、御覧に入れよう。画狂人の成れの果てを、此処に。」
    【所属】鬼族結社 <窮奇>

    【種族】呪い其の物
    __葛飾北斎、森鴎外、その他多くの未完の作が寄り集まった終幕を願う呪い其の物。
    【名前】葛飾 百々忌(かつしか ももき)
    【性別】女
    【年齢】170歳
    【容姿】枯木色の長い髪を三つ編みにし、さらりと後ろに流している。身長は170cm程度、年齢はおよそ20代程度。目元に深く刻まれたクマと細い体、そして腰に提げた筆二本と画帳が彼女の目印で在る。左腕に青海波の柄の入れ墨が入った。本人曰く「空を見た証」だと。
    格好は首までを覆う前掛けに画号"画狂人"が書かれた羽織、そして作務衣の下履と簡素である。下履は裾に紐を通し、脹ら脛の辺りで止めややゆったりとしたシルエットである。靴は普段は草履以外履かない。

    __かつては、そうであった。今は、随分大人びた。紅を指し、黒い八咫烏の柄の入った白地の着物を纏う。髪は、墨の様に昏く。瞳は、赤も青も在る。角度を変えれば、七色に見える。其の顔は誰でもない。終わりを切望した名前の無い誰か其の物。

    (かじの様作「gloomydog」にて作成)

    【性格】新進気鋭の天才絵師を自称する画家。一昔前の浮世絵と海外の画法を織り交ぜた和の洋画を書き、巷で一躍話題となった。その正体は、北斎の筆に宿った付喪神__と本人は言う。

    弟子は取り、酒は嗜み、友人とは大笑いしながらも快い時間を過ごす__特段普通の性格である。ただ一点、絵に関しては並々ならぬ狂気を持つ。

    "終わらせる”

    ただ一つこそが、葛飾百々忌等の望みである。
    【武器】<伽羅筆・見筆>
    腰に提げた皮の物入れの中にある二本の筆。麒麟の鬣と菩提樹を用いた逸品。北斎が最初に絵を描き、最期の絵にも用いた品とも言われている。

    【妖術】<星富士四獄 "画狂人絵巻">
    「その名、その意志、その形ッッ!全て全て全て書き換えて差し上げる__狂い惑って死んじまいなァ!!」

    "書く"という己の存在意義に、絵への妄執と狂気が混ざり生まれた珠玉の作品_それを作り上げる異能。

    百々忌が持つ物は全て筆で有り、妖力を込め走らせる事で其れは形と意志を持ち書かれた姿のまま動く。水ならば濁流となり、風ならば鎌鼬と成り、土ならば地割れを__規模は書いた物のサイズに比例するが、ほんの僅かなれば可能で在る。

    また、筆を走らせた先は何があろうと紙である__例えば百々忌がナイフを握り、相手に刺したならば中身に"書く"事も出来る。

    勿論人一人を別の人間に仕立て上げる_表面に別人を書き上げる事も可能だが、勿論対象が動いていては出来ないし、絵はほんのひと時しか持たない。持続時間は込めた妖力に比例するが、最大でも半刻で在る。ましてや走らせた其の筆の軌跡など、2秒と持ちはしないだろう。

    【邪逆変転】<無貌絵師”画狂人百々忌”>
    「相分かった。とっておき、をれの至る破滅の道をや御覧じろ__」

    この時異能が常時発動され続ける為に持続時間は持って3ロール。ただし書く速さは凄まじく、規模も比べ物に成らない。瞬く間に世界をカンヴァスとした、とっておきを書き上げるだろう。

    黒地のワンピースには宙の星のように散りばめられた白い柄、羽織の袖は蛸の触手の様に引き裂かれ、隙間から覗く手指は黒く、なぞるだけで絵が描きあがる。二本の足の其の下には白波が打ち寄せ、時折誰の物でも無い顔が浮かび上がる。そして其の顔は無い。悪戯で塗りつぶした様に、無い。頭には蠢きこちらを睨む幾つもの瞳を持った鍔広帽子が乗っている。

    【募集】兄貴分("兄ィ"、と勝手に呼び酒屋だの何だのに振り回しても許してくれる人)
    →鏡野 要
    書きたい、と思う妖。時折酒屋や賭場で遊ぶ兄の様な御人。
    お得意様(画廊の絵を買って下さる方)

    【備考】ウエクサ通りにて家を構え、ギンナギ通りの百貨店内の一角にて自身の画廊を構えている。絵師以外にも小説家・鑑定士などを兼ねる。

    彼女はほんの200年の間に持ち主を何度も変えている。手放された訳でも無く、ただ持ち主が悉く死んだ。自身の厄の所為で在るとは分かっているが、そばに居る度に素晴らしき作品に巡り会った。その輝きがあんまりにも美しい物だから、ついつい傍に居た。喉笛に噛みついてしまう程__嗚呼いや、あの頃はそんなことは出来なかったっけ?

    最後に自身を所有したのは森 林太郎__かの有名な" 森 鴎外 "で在る。彼は素晴らしかった。まだ見ていたいと思ったが、それはいけない。私はそろそろ恩返しをしなくてはいけない。

    恩を返してやりたいが、己に出来るのは絵ばかり、ましてや林太郎は政府の絵など書いたとて、喜びはせぬ。なら何を描いてやろう?何を見れば目を見開いて、手を叩いてくれるだろう?

    政府の塔の对、妖の群れのてっぺんから魅せてやる風景こそが、喜ばれるのでは無いだろうか__

    そうか、それならば、強くなろう。高名な姿を御前に教えてあげよう。書ける物を、出来る術を増やそう、もっと書き、重ね、うねらせ、そして狂えるほどに麗しい景色を、御前に!北斎に与えてあげなければ!その為には何が要るかしら、何だって要るのかも?生きて、ご飯を食べて、書いて、書いて書いて書いて書いて書いて!

    ___終わりは何処?

    葛飾北斎の最後は「富士越龍図」、富士の山より昇る龍を描いた物と言われている。だがそれは誤りである。在ったのだ、本当はもう一作が。それこそが未完の作、「星辰画狂人図」。完成させる事無く、筆を持ったまま最期を迎えた北斎は完成しない絵を手に自身の寿命への怨嗟と悔恨を吐き捨て、死んだ。

    「あと、あと5年でも有ったならば、日ノ本一の絵師となれた物を__」

    その瞬間こそが、付喪神の自我の芽生えである。付喪神はそれを、叶えようとした。北斎の用いた筆、北斎の用いた画材で以って。

    「嗚呼、成そう、北斎。をれが御前を越えてやる、日の本一の絵師となろう。何処まで遠い道のりになろうとも。」

    葛飾百々忌はその後数百と変わった持ち主達の残した未完の作の恩讐と怨嗟、そして葛飾北斎自身の魂によって成る呪い其の物である。その体はかつての付喪神の面影を残しながら、誰にも描けなんだ自身の終幕を渇望して止まない。書きあがるその瞬間をいつまでも待ちながら、決して来ないその時間へ呪詛を吐き続ける。狂ったように絵を書くのは、そのどれもが自身の終幕にも当てはまらないからである。どれもが、違う。生前の北斎に似ていながらも、道楽に走ろうとするのは交わった”終わらぬ作品”の願ったこと。作家や絵師は寿命に追われ、その生涯で書ききれなんだ作品を捨てる。作品は取り残されながら、終わらぬ其の道を呪う。御前たちの吐き捨てた言の葉を覚えている。それこそが怨嗟を産み、吼え続ける。書け、書け、書け、と__。

    そして、百々忌は北斎に描けなんだ空の先を描くことと決めた。其れに恩讐は呼応した。終わらせよう、未完の我らを、其れこそが望まれた最後。作家に、北斎にたどり着けなんだ終着を此処に示そう。人を、世界を紙とし、天を絵の具に、星を額縁に。描け、書け、成せ、終わる姿を此処に示せ。寿命という枷で命を縛る浮世の其れが憎い。未完の欠けた歪のままで終わらせて果たして良い物か。否、否、いあ、いあ、いあ____斯くて祈りは、終幕を期せり。終われなんだ物が此処に在る。生も、文字も、何もかも足りない。永遠の無念を、業を、いざや晴らさん。葛飾(ほくさい)こそが此処に罷り通る。

    百々の忌み、其れこそが絵師の正体。

  • 花霞
    No.1612288
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    一般人で予約お願いします。

  • りぅ*
    No.1612332
    [編集/削除]

    >渇望君様

    有難う御座います。
    では改めまして…神在ノ会、魑魅魍魎の参加予約をお願いします。

  • 渇望君
    No.1613091
    [編集/削除]

    @Cow様
    設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @花霞様
    @りぅ*様
    ご予約承りました!設定をお待ちしております!

  • 花霞
    No.1613374
    [編集/削除]

    【SV】
    「もしもし。そこのお兄さん、綺麗なお花はいりませんか?」

    「わぁ〜見てください。茶柱が立ちましたよ!今日はきっと何か素敵なことが起こりそうな気がします。いいえ、起こります!」

    「妖怪とか人間とか…関係ありますか?私思うんです。皆それぞれ平等な、尊い命じゃないですか。私の使命は命を救うことであって、命を切り捨てることではありません。なので極悪人だろうが妖怪であろうが貴方を助けるのが私の使命です。」

    「 一、医師たる者ゆめゆめ心折るべからず。
    二、医師たる者ゆめゆめ思ひ絶ゆべからず。
    三、医師たる者ゆめゆめ患者を見捨つべからず。
    これ、代々続くうちの家訓なんです。
    なので…此処で貴方を助けなかったら私、ご先祖さまに叱られてしまいます。」

    【所属】一般人(花売り兼医師)
    【種族】人間(先祖に陰陽師を持つ)

    【名前】縷縷蝶 蓮(るるちよ れん)
    【性別】女
    【年齢】23歳

    【容姿】
    背丈は160㎝程度。
    雪のように透き通る白さを持った肌に、宝石のような大きな菫色の瞳、艶やかで珍しい銀髪が印象的な人物。睫毛が長く髪色や肌色から察するに西洋の血が混ざっているようであり、顔立ちは人形のような蠱惑な端麗さを持つ。異国の血が混ざっているからか四肢もすらりと細く長いが女性らしいなよやかな曲線を描く。全体的に上品で可憐な雰囲気を纏う。花屋を営んでいる際は薔薇柄の袴に編み上げブーツを着用しているが非番の日は和服よりも洋服を着ることが多く、基本的に白のシャツワンピースに黒のストラップハイヒールを着ている。髪は一つにお団子でまとめており解けば腰ほどの長さまであるようだ。

    (画像参照→Picrew 街の女の子メーカー様)

    【性格】
    人形のような見た目とは裏腹に、思っていることが鏡のように態度に現れ喜怒哀楽の豊かな娘である。気立が良く、己の意思をしっかりと持った芯のある人物でもあり、騒がしいというよりは知的で聡明かつ淑やか。あらゆる医学を心得ているからか面倒見が非常に良い。どんな相手でも物怖じすることがない肝の座った部分もあり、人の心情を察するのに長けているようだ。面倒ごとには関わらないよう心掛けてはいるものの根は至って善良であり、どこまでもお人好しな性分。また、基本的に明るいポジティブ精神の持ち主であるがため、楽観的と思われることも多々あるがマイペースと言われればそうである。

    【武器】メス(護身用兼急患用)
    身体の何処かに必ず仕込んである、
    全長59㎜刃渡り32㎜ほどの医療用使い捨てメス。

    【術理】結晶化
    大気中の酸素を文字通り結晶化させるもの。
    結晶化したものは薄い紫水晶のように硬く頑丈であり本人の意識が途切れない限り発動し続ける。本来ならば大小様々な形で生成することができるが造形するのが難しく、普段から戦闘を頻繁に行なっていないがためにまだまだ未熟。戦闘というよりは"守り"や何かの"保存"に使用されることが多い。戦闘に使う際には無数の、鋭利な欠片を相手の頭上から雨のように降らせたりすることや、大きな結晶で相手を囲うなど、足止め程度ならば可能。緊急時、手持ちに医療用メスがない場合、メスを完璧に生成することは可能であり実際に使用することもできる。

    霊力を根本とした術理というよりは生まれ持った能力に近く、幼少期の頃より備わっていたようである。

    【照覧端境】なし

    【募集】
    ・常連さん
    (妖怪、人間、何方かお1人募集)

    ・仕入れ先の薬屋
    (男女、妖怪、人間関係なくお1人募集)

    その他お誘いあれば

    【備考】
    普段は花売りをしながら小銭を稼いでいるが、その本職は医者である。
    ギンナギ通りの一角、一族に代々受け継がれる小さな診療所を個人で営んでいる。
    人の来ない日はふらりと息抜きがてらに趣味で育てた花をあちこちで売っており、出来が綺麗だと花の評判は良いらしいが売春に間違われることが多々あるのが難点。
    内科学から精神医学までの幅広い学を有しておりそれら全ての知識は独学で得たものである。大掛かりな摘出手術から切り口の縫合まで器用に熟す事が出来る事から歴代の一族の中でも知識が豊富であり特に優秀な医者であると言えるが病院勤務ではないため広く認知されてはいないようである。手術時など、一度スイッチが入るとなかなか集中力が切れることがなく成功確率はほぼ100%を極めるほどの腕前を見せる。

    気優しい性格が影響してか、子供・高齢者・貧民からは治療費を受け取らないため今ではすっかりボランティアになってしまっている。そのため慎ましい生活を送っており、日々の生活費は過去に治療した老人から得た埋蔵金で補われている。

    医者でありながら死の瞬間に深いトラウマがあり、"命を救うこと"に異常なまでに執着している。また、その他にも命を救うことに異常な執着を見せるのは何か別の真意との繋がりがあるように思えるようであり、本人もそれを自覚している。未だ不透明ではっきりとは判明していないが度々"人を斬殺する"生々しい夢を見たり水面を通し自分ではない"誰か"が映ったりと、不思議な現象が起こると強い偏頭痛と瞬く様なフラッシュバックに襲われる。

    実家は北の方に位置する寒い地域の生まれ。
    両親は蓮の幼い頃、他界。死因は未だに語られていないが母は西洋の生まれであったらしく、そんな母を深く愛してしまった父は縷縷蝶の血を色濃く残したい本家から破門されてしまったらしい。1人、本家に取り残されてしまった蓮は見た目は母によく似ていたが医者の才能は父に似たようでありそれを見込まれ本家からの追放を受けずに育つ。
    「縷縷蝶家」の本家は使用人を多く抱え、創立から200年は経つ趣のある大きなお屋敷である。先代の中には陰陽なる者がいたらしい。そのため、200年程前の古い歴史の文献や書物が蔵の中に多く書き記されており18歳を迎えるとそれらの書物全てを読破しなくてはならないという一家の不思議な習わしがあった。
    書物には人間と妖怪による争いの歴史や「守辰時守一党衆」と「嘉六」という男の事等が多く書かれており妖怪の存在や陰陽師の存在をそこで初めて知ることとなった。

    幼少の頃より妖怪を見ることができるため、妖怪の診察や治療も可能である。しかし、世知辛い世の中。見つかると非国民と判断され政府に処罰を受けるため公にはその事実を公開していない。故に、診療所の出入り口付近には人間には読むことのできない古い妖怪文字で「妖様歓迎します」と書かれていることであろう。妖怪に関するそれらすべての知識は上述の蔵で得たものである。

    現在の一家の長は蓮の祖父にあたる人物であり、両親の他界後は祖父に厳しい教育を受け現在の蓮がある。一族の習わしにより、修行の身で1年前から帝都東京へ上京。"己が何者であるか"を探し、日々精進すべしという祖父の指示に従い今日までを生きている。

    追記:運動神経が悪い。

    確認よろしくお願いします。
    不備等ありましたら修正いたします。

  • 渇望君
    No.1613451
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    @花霞様
    素敵な設定ありがとうございます、参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • 語り部
    No.1613597
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    第一イベント

    『 第一幕(上) 奇跡の再現 』

    語り部は膝を叩き打った扇子を持ち上げると、
    ばっと音が立つ程に勢い良く広げた。
    これから、第一の幕が上がるのだ。

    「四民平等が敷かれたこの時代。
     平民に、華族に士族と、民を族称。
     そんな世にて妖は、己らを"鬼族"と名乗る。

     彼らが打ち立てた鬼族結社が掲げる"経典"。
     創始者が残したそれは、"奇跡を再現しろ" とぞ記す。
     妖達は、ついに、ついに動き出す。
     神在(カミアリ)の空想を、現実へと落とし込む。
     ついにその日がやってくる、奇跡の時が訪れる。
     
     信者達をかき集め、今宵、会合を開くのだ。
     政府を許せぬその怒り、神を信じるその心、その両方に報いてやろう。
     お前達だけは傷つけない。
     そう、 "お前達" だけは。
     神を信じた者だけが救われた、その事実を流布するために。

     
     さあさ暴れろ妖怪達よ、存分に力を振るえ。
     己らの力を、妖怪(神)の力を見せつけろ。

     鬼族よ謳え、逃げ惑う人間達に。
     " 此処に神が在る " のだと。
     術士よ戦え、荒れ狂う厄災共と。
     " 民を守ってみせる " と叫べ。

     
     だが……占筮姫寮も慎重派なようだった。
     集会に兵力を集中させず、人員を散らす保険をとった。
     今回ばかりは、その臆病さが功を奏した。
     
     妖怪達の奇襲には、陰陽軍も即座に対応。
     戦闘条件は五分と五分……
     否、だ。
     陰陽師達の背には、町と民という重い重い荷があるのだ。
     果たして、彼らはそれを何処まで守り切れるか。 」 

    ____________

    《催し 第一の幕 要約》

    妖怪達は"神"の存在を知らしめるために、妖怪の姿で町を破壊する。
    だが集会に居る"信者"のみは危害を加えず、夜明けまで身柄を保護(監禁)し続ける。
    これが成功してしまうと、民衆は"神"をオソレてしまうだろうし、
    "経典"、そして"神在ノ会"への信仰心が芽生えかねない。
    占筮姫寮は、これを何としても阻止しなくてはならない。

    《催し 第一の幕 奇跡の再現》

    妖怪側勝利条件…神の存在を知らしめる
    人間側勝利条件…被害を最小限に抑え、信者の身柄を譁�ュ怜喧縺�

    失敗条件…???

    イベント開始日 2月6日(土)21時~
            2月7日(日)21時~12時(予備日)

  • 助平人間
    No.1613700
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    体感あと少しと言った所でしょうか。
    最後までよろしくお願いします!

    【SV】
    「そこな美しいお嬢さん、よろしければ拙僧の子を産んでは下さらんか?」
    「お前さんはツイてるよ。坊主にやられるんだ、今際の際に経の一つぐらいはあげて進ぜよう。」
    「もう、腹は満ち足りた。腹の虫が鳴くこともない。」

    【所属】
    占筮姫寮 陰陽軍兵 一等卒

    【種族】
    人間

    【名前】
    八生廻 吾長/はぶえ あたけ 

    【性別】


    【年齢】
    23

    【容姿】
    一間に少し足りない程度であった身の丈は、五尺八寸まで縮んだ。髪は綺麗に剃刀で剃りあげ剃髪にしている。細い下がり眉、長い睫毛に、うっすらと開かれた切れ長の眼は、閉じているのか開いているのか分からない程度。時たま見開かれると、異様に小さな虹彩の気味悪い四白眼がぎぬろと覗く。目鼻立ちは割と整ってはいるが、薄ら長い目以外にこれといった特徴はないため、味の薄い印象を受けるだろう。顔の線が細く、太く逞しくかった四肢は也を潜め、今では程よい肉付きに落ち着いた。着用している軍服は開襟背広型の防暑衣。袖を肘上まで捲り、軍帽は被らず五芒星の襟章を付けている。短袴も腿の膨らみまで捲くり、長靴ではなく下駄を履いている。右の手首には、仏具とは別に装飾品として煌びやかな数珠を巻いている。口内には、真白くがっちりと噛み合わせられる健康的な歯がずらりと並び、赤黒く長い舌に刻まれていた梵字の入墨は、いつの間にやら消えていた。

    【性格】
    己が欲望にどこまでも忠実な破戒僧。仏教における十戒は漏れなく全て破っている。特に食欲が凄まじく、肉食は日常茶飯事。故あって、女性と見るや相手が上官であろうが妖怪であろうが子を産んでくれるよう頼む。普段は猫を被っており真面目ぶっているが、その化けの皮は割とすぐに剥がれる。妖怪に対しては、女は別として、己より弱い者であれば食い物であり同等以上の者は邪魔者と認識していた。今では妖怪に特に思う所はなく、対話が可能であれば人と変わらないと思っている。意外に物を大切に扱い、特に古い物に対しては敬意を持って接する。

    【武器】
    「錫杖」
    元は先祖代々伝わる毛槍。その昔、日の本無双の剛の者が触れたとされ、また巨悪を打ち払い日の本を護る盾の一部となった際に神具となったとされている。後者の逸話では一度柄が折れたらしいが、今でもその中程に残る不自然な継ぎ目めいた節は、生き物の傷が塞がるように奇妙に合わさっているようにも見える。その柄はまるで金属のように硬く重く、並の刀程度であれば柄の部分で払っても傷は付かないだろう。金属部分は霊力が打ち込められた玉鋼製で、遊環は12環。先は鋭利な刃となっており、刺突や多少の斬撃も可能。金属部分の中心には、光輝く金剛石がはめ込まれている。武器として使用する際は、少林寺拳法由来の金剛伝を駆使する。

    【基礎術式】
    「阿羅漢真言」
    陰陽師の基礎術式とは始まりを異にする、密教の法。霊力を消費して真言を唱え、対応する仏の力をその身に宿す。或いは、現象として顕現する。応用が効くが、特化した術理程の強力さはない。印を結ぶ工程を取り入れたり、重ねて真言を唱えることで、真言により霊力を込めることができる。

    【邪逆変転?】
    「金剛夜叉明王尊降臨」
    己が全霊力を集中させ、その身を金剛夜叉明王の化身と化す。
    空亡の瘴気を取り込み、霊力へと完全に変換することができた物の内、一部だけが残った。その一部を再び解放することにより、三面六臂へと姿を変貌させる。並みの妖怪を凌ぐ無双の剛力を得て、邪悪を喰らうためだけに機能する強靭な顎と胃を一時的に取り戻す。
    姿形を大きく変え力を引き出すその性質は、邪逆変転のものであるだろう。
         
    【募集】
    子を産んでくれと迫る対象〆

    【備考】
    かつて妖退治を営んでいた家系に生まれる。過去に先祖は、戦った妖怪から呪いを受けてしまう。更に古い先祖が妖怪と交わっていたらしく、その血の守護によって死はなんとか免れた。しかし、呪いは一族を蝕むように時折隔世遺伝し、身体の一部分を化け物と化してしまう。呪いが現れた者はいずれ呪いに殺されるため皆短命で、長くとも三十を迎えられるかどうかだったという。彼の場合はそれが口内から消化管全てに至る広範囲に現れた。腕や足に現れた先祖はそのまま妖怪退治に転用したようだが、胃に呪いが現れてしまったその子供は普通の食事を取ることができなかった。獣を生きたまま丸齧りし、腹が減れば家の壁すらも喰らう子供を憐れんだ両親は、何とかならないかと旅の密教僧に話を持ち掛ける。
    そうして僧に連れられ、かの有名な空海が開いたとされる金剛峯寺に入門し出家。その際与えられた僧名は箸長(ちょちょう)。天国と地獄の食事の説話から名づけられ、他人に与えられる人になりなさいという住職の想いが込められている。人を喰らうという最大の禁忌を防ぐため、当代の住職によって舌に封印を施される。呪いを御することができるようにと密教僧としての修行を受け、ついには呪いは術理へと昇華する。
    しかし、女人禁制肉食禁止の抑圧された環境に嫌気がさしては、徴兵を理由に軍に入隊し半ば脱走のように寺を去る。入隊試験時、その出自から占筮姫寮へと配属。それまで抑圧されていた欲望は一挙に解放され、あれよあれよと男を変えてしまった。それから3年、入隊時より身の丈は1尺も増し細身だった体形は見る影もなくなった。未だ成長し大きくなっているらしい。死ぬ前に子を為すこと、若しくは呪いの元凶を倒し呪いを解くことを命題としている。
    神仏分離による廃仏毀釈の推進、そして占筮姫寮の成り立ちからも周りには神社出身の者が多いだろう。戒律は守っていないため還俗状態と言えなくはないが、仏教徒というだけで快く思われていない部分もあるかもしれない。
    先の空亡戦にて照覧端境毎胃が消滅。更には溜め込んだ瘴気で身を滅ぼす寸前にあった。そんな折、茨木童子に助けられ一命を取り留める。己の身に巣食う呪いの根源と消化仕切れなかった余分な瘴気は、茨木童子によって取り除かれた。それ以降、術理を行使することができなくなった変わりに、空亡の瘴気から得た霊力によって邪逆変転のような肉体を変化する術を身に付けた。

  • No.1613907
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    設定遅くなり申し訳ありません。
    不備不足あればお申し付けください。

    【SV】
    「団子食ってたら遅くなりました。ごめ…すんません。」
    「斥力って知ってるかい?俺らは反発する者同士ってわけさ…吹っ飛べ…斥摑」
    「死人が出てんだぞ!落ち着いてられるかよ!」

    【所属】占筮姫寮 陰陽軍兵
    【種族】人間
    【名前】行天 睦(ぎょうてん むつみ)
    【性別】男
    【年齢】20歳
    【容姿】Picrew「しがない男子メーカー」様
    身長は180cmほど。青っぽい黒髪の優男。
    当時にしては恵まれた体格をしているものの、まだ幼さの残る顔つきが少しアンバランスでもある。
    服装は支給された軍服。襟にはシンボルの五芒星が刺繍されている。マント等の支給もあるが邪魔だと付けていない場合が多い。

    【性格】
    柔和そうな見た目と裏腹に、生意気で自由奔放と軍人には適さない性格。
    普段から能天気な物言いで、先輩に対しても適当な態度を取り叱られる事も多いが、本人は人が嫌いというわけでもなく気軽に絡んだ結果がそうなってしまうとの事。

    【武器】「國引」
    小さな分銅が先端についた細い鎖。自身の霊力を流し込むことでより頑丈になる。長さは2mほどで普段は左腕に巻き付けてある。

    【術理】「斥摑(セキカク)」
    掌で触れたものを自身から遠ざける術理。
    (磁石の同極が反発するイメージ)
    「掌で触れたもの」は生物・物質関係なく霊力を流し込み、自身を基点として吹き飛ばす。質量として鉄道1車両くらい、最長で基点から約100mまで吹き飛ばす事が可能。尚、質量・距離が大きくなればなる程、霊力を消費する
    低俗な妖であれば、國引(鎖)で首に絡めながら、術理を発動させ首と体を引きちぎる事ができる。

    【照覧端境】「牽攣乖隔陸面霄(ケンレンカイカクリクメンショウ)」
    合掌をする事で展開される。
    一辺30mほどの透明な正六面体状の結界を形成。大空に投げ出されたかのような青く澄んだ景色が広がり、結界内の広さは無限に広がっている。

    結界内の妖怪が人間に近づこうとすると互いを引き離す力が働き、永遠に距離が縮まらない状態に陥る。結界が壊れるまでは、結界内の人間を自動で守る事が可能となる。
    収容人数の制限は無いが、時間にして最長15分ほどが限界である。

        
    【募集】
    自身を制御・指導してくれる有能な上司

    【備考】
    最近占筮姫寮に入寮した新人。陰陽師としての才覚は確かなものだが、組織の一員としてはまだまだ未熟者である。

    普段は飄々としているも、人の死などには怒りを露わにする等、軍人としての正義感は持ち合わせているが、戦場においても感情を露わにする等まだまだ青い所がある。

    ウエクサ通りでフラフラしている事が多く、
    若者ながら甘味処や映画や演劇などを楽しんでいる。

  • Right
    No.1614065
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    初めまして。Rightと申します。よろしくお願いいたします。
    西洋妖怪頭を予約させていただいてもよろしいですか?

  • ひいろ
    No.1614445
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    神在ノ会、魑魅魍魎を予約したいです。

  • 渇望君
    No.1614516
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    @助平人間様
    @与様
    設定ありがとうございます!参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

    @Right様
    @ひいろ様
    ご予約承りました!設定をお待ちしております!

    @質問様
    ご質問ありがとうございます、キャラロスは可能です。
    その場合、次のキャラクターとして2キャラ目を投稿して頂きたいと思っています。
    キャラクターロストが発生していない場合の2キャラ目は現在検討中です!

  • Right
    No.1614782
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    予約していたものです。

    【SV】 「あれぇ主しゃま。異人を見るのは初めてかねぇ。まあまあ人やって。おかしか。」
    「場所と時代が違えばみぃんな人ならぬモノに変わりはないんやって。こん国では、伴天連言うんやろ。」
    「大丈夫、ウチ強かけん」

    【所属】神在リ会/西洋妖怪頭 【種族】熾天使ウリエル 【名前】雛菊(ひなぎく) 【性別】女  
    【年齢】不明(外見は20代半ば)
    【容姿】触れれば消えてしまいそうなほど危うい空気を纏う異邦人。紅毛碧眼の花魁と知る人ぞ知る。陽光に照らせば薄く透ける黄金色の髪を緩やかに結わえ、髪の隙間からは硝子玉の如き瞳。桜色の唇は艶めかしく弧を描き、からからと気の抜けた声が宙を舞う。華奢な体躯には不釣り合いなほどの豪奢な着物と打掛は、彼女が廓で築いた地位を紛れもなく示していた。(画像:picrew 「現代和装女子」様)

    【武器】『明星』
    紫黒と純白の対になった流麗な剣。細身の肢体に似合わぬ二尺の長剣を両手に構えうるのは、これも人ならぬモノの故。双方独立しており平常時は白い方をよく振るっている。彼女の両手に黒白が据えられるのは稀。

    【妖術】『炎帝』
    ―彼女の名は或る異国で神の炎を意味したという。また、或る伝承では焔の剣を持った番人だったとも。嘘か誠かは、何人も知らず―
    流体・個体の運動力学を操ることができる妖術。地に落ちたモノを浮かせる、弾丸のように飛ばす等その操作は多岐に渡る。ただし自分自身の体躯よりも大きいものは動かすことができず、自分を含め人間に干渉することはできない。

    【邪逆変転】『地天使』
    辺りを焼け焦がすほどの苛烈な純白の敷布を纏い、頭上には光輪が鈍く光る。峻烈なまでの後光を背負い、大伽藍のあたりに響くのは耳障りな喇叭。腰まで伸びる黄金色の髪を割くようにして現れるのは辺りを覆うほどの黒白の翼。抱けば砕けそうなほどの小さな両肩から生える巨大な翼で空を飛ぶ姿は、さながら南蛮の御伽噺のよう。この姿において彼女の妖術は本来の力を取り戻し、運動力学の操作は分子から一の背丈ほどの建物にまで及ぶ。運動を加速させれば灼熱の業火、停止させれば極寒の雪氷に包まれ、その中心で艶めかしく微笑む姿は災禍をもたらす炎帝そのものであった。

    【募集】シブタカ通りの奥の奥にある遊郭の常連さん(男性、もしくは男性の容姿をしている方とさせていただきます。)

    【備考】(※なんでウリエルが妖怪なんって人ここ読んでください)
    ウリエルは、或る国では神の万人、或る伝承では黄泉の国の門を開く。或る時代には堕天使の烙印、或る物語では人間に。明けの明星は宵の明星。裏は表。時には熾天使、時には堕天使として様々に崇め蔑まれた彼女は、一体ナニモノなのか。答えは一つ、人ならぬモノということだけ。その経歴から、神や信仰心にあまり執着が無い。
    訛りが混ざった独特の口調は、帝都に来る前に出島に数年住んでいたためである。金髪碧眼の容姿はいやがおうにも人目を惹き、廓に出入りするうちにいつしか花魁道中まで上り詰めた。悠久の時の中で人々の信仰心が捻じれ混ざりあい、禁忌から解き放たれた彼女は唯の彼女として生きている。結社に協力したのは唯の興味本位であり、心の奥に潜んでいる本音には彼女自身も気づいていない。協力結社に入った後は常時遊郭に居るわけではないが、未だに出入りするのは政府高官の一部に取り入り情報を手に入れるため。後は暇つぶし。曰く

    『どんな国でも暗うところはあるけん、お役人しゃんもぜーんぶ綺麗にすることはできんのやぁ。聞きたいことは夜の帳が更けた後。どんなにお偉い方でも女の情には勝てんたい。』

    ―そしてこれは少し小噺。
    日本の場合、妖怪は落ちぶれた力を取り戻すために再び信仰心を植え付けようとしていた。しかし、西洋では?
    西洋の妖怪は神を崇めるために、その対極として人間に無理やり作り出されたもの。墜とされた西洋妖怪たちは、その人間の勝手さに内心辟易していた。欲望や禁忌の具現化としての西洋妖怪は、神聖なキリスト教を陥れることで力が増幅される。西洋妖怪達は、神への、人間への意趣返しとして日本の民にもその種を少しずつ蒔き始めていた。彼女が頭役になった理由は、種族としての知名度や力の規模、智謀などである。然し彼女は前述の通り興味本位での加担であり、自分の行動の進退には気づいていない。

  • ひいろ
    No.1614889
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    【SV】
    「サァサァ、寄ってらっさい観てらっさい!人に負けず劣らぬ猿の一芸、とっくと御覧じろィ!」
    「オイラも昔は百の子分を率いた大将さァ、子猿の癇癪に比べりゃこんくらい可愛いもんよ!」
    「ひひ、ひひっひひひ!うひっひひっひーひひひ!ひはははははははははは!はひひっ、ひ………ハァ、恨めしい」

    【所属】『鬼族結社』 魑魅魍魎
    【種族】狒々
    【名前】紅寿丸(クスマル)
    【性別】男
    【年齢】九百歳余り(外見年齢:十五)

    【容姿】高下駄を含めれば身長163㎝。
    緋色のざんばら髪を結い、眼は乳白色。前髪に隠れた右の眼球は潰れて塞がり、完全に失明して久しい。赤い着物の裾を腰までたくし上げて括り、傷一つ無いつるりとした足を曝け出している。赤い褌が見えそうで見えない絶妙な裾。高下駄の高さは13㎝。
    路上暮らしで風呂に入らぬ故、常に泥やらで薄汚れている。身なりを整えて小綺麗にさえすれば。
    Picrew「咩咩造人机 / メメ式キャラメーカー♂」使用

    【性格】己の欲求にどこまでも素直で従順。嘘偽りを忌み嫌うが、必要であるなら嘘も方便、躊躇いはしない。白黒ハッキリしなければ気が済まない上に、一度決めたら決して曲げない頑固者。威勢良し、相手が如何に格上であろうと物怖じせず、しかし不遜かと問われればそうでも無い。嘗ては小さき者達の長ではあったが、己の器の限界を知り、生きる術として身の程を弁え目上の者に頭を垂れる。
    元々は高慢で気位の高い性格が、世に揉まれ丸く成らざるを得ずこう成った。煽てられると満更でも無く、直ぐに調子に乗るのが玉に瑕。
    陰陽師を除いて、人間はとても好ましい。特に美人に滅法弱く、女に限らず美形には目が無い。気を許した者には途轍もなく甘い、もし悪意を以て傷付けようものならば…例え身を滅ぼす事になろうとも、哄笑響かせ地獄の果てまでも奔ろうぞ。
    二度と失いはしない、奪わせない為ならば。

    【武器】三節棍、連結して棍棒にもなる
    【妖術】『比々宴呑―ヒヒエンテン―』
     笑えば笑うほどに膂力、五感、自然回復力が向上する。笑う事を止めない限り、向上効果は継続。
     腹の底から笑わずとも良い。怒りだろうが憎しみだろうが、声に出して笑えばそれだけで良い。

    【邪逆変転】『猿神大演舞―エンジンダイエンブ―』
    大地を踏み鳴らす、胸を叩くなど、自分の身体を使って拍子を刻むのが転変の兆し。狂宴の合図。
    口が大きく耳まで裂けて、強靱な長い尾が生え、全身が緋色の毛に覆われ、最低でも八尺程(242㎝)の大猿へと転変する。肉体の増強ばかりに目が行くが、その声量も中々に脅威的。笑い声と侮るなかれ、至近距離で食らえば鼓膜が弾け、脳まで揺さぶり耳から血を噴き出す事になろう。敵方の口頭での意思疎通を妨害するという利点もある。
     
    【募集】〆)縁者か他人の空似か、己を御山から追いやった術師に瓜二つの陰陽師(恨み節増し増しで報復と言う名の八つ当たりに参ります。
    →守新辰守様
    とことん気が合わない、犬猿の仲にある御同胞(犬に纏わる妖怪であれば尚良し、仲良く喧嘩致しましょう。

    【備考】生まれは大陸、住処を追われ東の島国へと流れ着き、ある御山にて『神』となったもの。
    魔猿を従え、麓の村々を襲い。生贄と称して女を攫い酌をさせ、舞を踊らせ、辱め、喰い殺した。無知とは恐ろしい物で、己より優る者など居ないと信じて疑わなかった。それが束の間の絶頂とも知らずに。
    村人に助けを求められ、生贄の女とすり替わり御山に陰陽師が乗り込んできたのだ。
    瞬きの間に子分を、一突きにて右目を、たった一晩で住処を奪われた。瀕死の猿数匹を抱えて命辛々逃げおおせはしたものの…彼は思い知る。
    所詮は猿山の大将、山を下りれば一介の有象無象、何処に行こうと上には上が居るものだと。
    何十年、何百年の月日が流れようと彼は自問自答を繰り返す。

    「毎日子分と面白おかしく暮らしていただけなのに、上手くやっていたはずなのに。
    何故こんな事になった?
    あの山に住み着いたのが悪かったのか?村を襲ったことか、生贄か?
    いいや、悪いのはあいつだ。
    子分達が死んだのも、こんな目にあうのも。全て、全てあの陰陽師のせいだ。

    おのれ陰陽師 その顔決して忘れぬ。この右目を見る度に、儂はお前を思い嗤い続けようぞ。」

    彼は知っている。これが自業自得、逆恨みだってことくらい。
    けれど、なあ、どうすればいいってんだ。
    こうでもしないと、死んでいったアイツ等が、可哀想じゃないか。

    嘗てのお山の生き残り、その子孫である三匹の子猿。「観猿・訊猿・謂猿」を連れ、猿まわしに扮しウエクサ通りを彷徨いている。
    血は薄れ、普通の猿よりも多少利口な程度の非力な子猿。この子猿共の行く末を見届け、亡き子分共の無念を晴らす事。それだけが今の彼を突き動かす原動力だ。

  • 渇望君
    No.1614926
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    @Right様
    @ひいろ様
    素敵な設定をありがとうございます!
    Right様に関しましては、後でご相談があるので内緒をお借りします!
    では、参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • 誰かさん
    No.1615013
    [編集/削除]

    横から失礼します。
    募集についてですが、主様の気合で、募集一覧を作成したら見やすいのではないかと思いました!
    あくまでも主様の気合次第なので・・・。

  • No.1615919
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    設定を一部修正しました。お時間あるときに確認していただければ

  • 渇望君
    No.1616495
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    人間側募集一覧

  • 渇望君
    No.1616496
    [編集/削除]

    妖怪側募集一覧

  • イチ
    No.1616789
    [編集/削除]

    【SV】
    「けったいなお客はんやなぁ......まぁ上がったらええのに.......」
    「ずーとずーとウチは忌みかなんわれとるんよ.....よう慣れたやけどね」

    【所属】鬼族結社
    【種族】疫鬼
    【名前】繊閠 紫苑 (せんぎょく しおん)
    【性別】女
    【年齢】1000歳以上(見た目27歳くらい)
    【容姿】170cm 60㎏ 当時の女性としては高めの身長ではあるがそれに見合う色白かつ抜群のプロポーションを誇る

    黒髪の姫カットのウェーブのかかったサイドテールで長さは腰くらい 瞳はキレ長の紫
    サイドテールの所は金と紫の玉簪と蝶々の髪飾りと薄色のリボンで括っている

    紺藍の着物(縁取りは濃色で菊、白ユリ、シクラメン、紫陽花が描かれている)はチューブトップの様に袖と肩は切り落としており胸元は大胆にも開けている(今風で言う和風ドレス)

    下は太股が見えるくらい着崩し江戸紫の帯は花魁結びで結んでいる
    首には紺藍の付け襟状のチョーカーを着けており金の蝶々のペンダントが付いている

    両手には二の腕位の紅紫の中指で引っ掛けるタイプのフィンガーレスの長手袋を填めて金のブレスレットを着けている

    両足は黒のガーターベルト(蝶柄の網ストッキングタイプ)に赤のハイヒールを履いている

    【性格】飄々と気だるそうな口調ではんなりかつ艶かしい雰囲気を醸し出す
    意味ありげな台詞や仕草で人をからかったりする小悪魔的な所がある
    刹那的な快楽主義者でもあり自分が興味を持った事以外はあまり感心を懐かない

    【武器】仕込み傘【災殃】古代紫で紫苑と藤の花が描かれた番傘
    番傘の柄に刀(刃渡り61cm前後の長ドス)が仕込まれており番傘の方も見た目以上に強度がかなり高く相手の攻撃を防いだり石突にも両刃(刃渡り18cmくらい)が仕込まれている

    【妖術】『死百死病・触穢』(しひゃくしびょう・しょくえ)

    周囲に黒い霧の様な瘴気を発生させる
    災いと悪疫の妖力が籠められており諸に瘴気を浴びるとまるで火で焼かれた様に身体を蝕まれ悪疫により身体の不調を引き起こす
    速やかに術師による解毒を行わなければ悪疫により身体中を蝕まれ続け死に至る
    ただ少し瘴気を浴びただけでは効果が薄く身体中に悪疫が回るのにも時間がかかる為、すぐさま致命傷になる訳ではない
    その為高濃度の瘴気を相手に浴びせないといけないがその分、妖力を消耗する
    また瘴気という特性上、風や大気を操る軍兵とは非常に相性が悪く風向きを変えられ逆に自身が瘴気に呑まれる危険性がある
    その他にも結界や遮蔽物で簡単に防げてしまうので決して脅威的とは言いにくい妖術でもある

    『禍津』(まがつ)

    瘴気に妖力を込め質量を持たせる
    刀に纏わせて瘴気の斬撃を放ったり無数の棘に形成し対象を突き刺す巨人の手で相手を殴りつける
    無数の蝶々を創り出しそれを放つ等と様々な事が出来る
    また武器の形状を変える事も可能

    『伍瘟』(ごおん)

    禍津の更なる派生で自分とそっくりな真っ黒の分身を最大五体まで召喚する
    分身とはいえ強さは本体と比べると雲泥の差があるが瘴気で創られているので攻撃の際は細心の注意を払う必要がある

    『毘藍』(びらん)

    大量の瘴気を一点に結集させそれを一気に解き放ち凄まじい衝撃波で広範囲を吹き飛ばす大技
    非常に強力だが発動に少しスキが出来る事と妖力の消耗が激しく一度の戦闘につき1回しか放てない

    【邪逆変転】『行疫災禍』(ぎょうえきさいか)

    結ばれた髪は解かれ白髪に染まり頭には赤黒い角が二本生える
    皮膚は死人の様な灰色に変化し所々、死斑が現れ
    瞳は強膜まで深紅に染まった瞳に変わり額にも一対、目玉が増える(合計四つ)
    服装はボロボロの白装束(中国の巫女装束に類似)に変わる
    仕込み傘と刀身は不気味な黒紫に変色し刀から液状化した瘴気が常に滴っている

    発動すると瘴気が溢れだし結界術や妖力を持たないありとあらゆる物は悪疫により全て死に絶える
    特に紫苑の周りには液状化した瘴気が溢れ出ているので接近するにも容易ではない
    また口から液状化した瘴気を高圧照射する他、地面から無数の死人の腕(実害無し)を召喚する能力も附属される

    【募集】
    【備考】京都弁を話しているが実は海を渡った中国の妖怪であり時折、母国の言語が飛び出たりする
    疫鬼は中国に伝わる鬼神あるいは妖怪
    太古から疫病を引き起こすなどして人間を苦しめる.....と大昔から伝わり人々から意味嫌われて来た
    彼女もその種族の一人であり長い間、世の中から忌避され続けていた
    その為か飄々とした反面どこか擦れた物言いや冷めた態度をとったりしている
    しかし自分が手を出せば大惨事に発展する事態に敢えて首を突っ込む等と鬼らしい好戦的な所もある
    基本的に人も妖怪も分け隔てなく接するが最終的には自分の欲求を優先するので自身の障害になるものは躊躇なく排除する冷酷かつ傲慢な一面も........が戦闘の際は自ら仲間を援護したりと気分次第でころころと変わるよく解らない妖怪である
    偽名である繊閠は古代中国の帝のひとりである顓頊(せんぎょく)から取っている
    なお伝承にある顓頊の子供である3人の疫鬼とは関係はないらしい
    かなりの喫煙家らしく煙管の他に輸入された煙草や葉巻も嗜む

    戦闘面は妖術だけではなく剣術や体術の方も磨き上げており
    仕込み傘による居合や貫手や脚技も駆使する

    【胡蝶蘭】ウエクサ通りで経営している酒場(今風で言う高級クラブ見たいな物)
    店内は遊郭のそれと似ているがアッチ系の営業はしておらず
    それでも強要してくる不埒な輩は紫苑によって追い出され出禁にされる
    経営している理由は店に来る政府の要人からの情報収集が目的.....ではなく実際は紫苑の暇つぶしが本当の理由らしい

    ※随時加筆

  • 渇望君
    No.1618636
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    @イチ様
    設定ありがとうございます!
    少しお話したい事があるので、後程部屋にてご相談の時間を頂きたいです!
    ただ便宜上、ここで参加を承諾させて頂きます!ようこそ怪異大正浪漫奇譚『神無月』へ!

  • 語り部
    No.1618885
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    『 第一幕(下) 奇跡の再現 』

    広げた扇面を横へ、大きく、大きく、語り部は広げてみせた。
    身振り手振りを努めて大仰にして噺を続ける。
    大層な口ぶりで、この事件を語り出す。

    「時が丑三つを指した瞬間の事だった。
     シブタカとウエクサの通りの間を中心に、
     面を制圧するように妖怪達は現れた。
     濁流が建物を薙ぎ、火が民衆を炙り、
     毒や糸が人を蝕み、計画のために拳を振るった。

     陰陽軍も軟じゃない、これに必死に食らいついた。
     結界で町を守護し、大妖怪の足止めをし、
     死をも恐れず戦い続け、時に照覧端境までも駆使してみせた。 

     だが、集会に参加した信者は相変わらず地下の中。
     そのまま、この阿鼻叫喚の終わりを告げるように……
     烏が鳴いた。夜明けを知らせた。」

    激しい語りに釣られ、前のめりになった姿勢を起こし、語り部は一呼吸を置く。
    朝を迎えたと言うのに、妖怪は退く時間だと言うのに、
    まだ戦いは終わっていないとでも言いたげに。

    「陰陽軍は、最悪の結末だけは避けたかった。
     このまま夜明けとなり、妖怪達が退いてからの信者の身柄の保護する。
     それでは神の怒りの前には、軍人も成すすべがなかった、
     と言っているようなもの。
     それだけは、在ってはならない結末だった。

     最悪を断とうとする一人の侍が、奇跡の証言者たる信者の命を狙って迫った。
     時を操る女と、鬼の長たる男がそれを阻んだ。
     だが……そこに、横槍を入れる輩が現れた。

     みすぼらしい和装に、長く蓄えた白髭と、皺だらけの顔をした老人が一人。
     その局面に現れ、大きく歪に嗤っていた。
     あろうことかそいつは、女の術理を攫い時を巻き戻し、
     歯を打ち鳴らして、そこに居た人間共を皆眠らせた。
     はたり、老人が被る笠が落ちていく。
     彼の顔は……そう、妖たる"鬼"のようだった。

     妖怪達は引き返す。
     眠った者達には手を出さず、沈んだ夜と共に消えていく。
     鬼も、何時の間にか姿をくらませた。」

    明治、大正と続いていた仮初の平穏が、こうして終わりを告げてしまった。
    お次は第二幕。その時まで、しばし待たれよ。
    ……蝋燭は、足早に溶け始めた。

    《催し 第一幕 奇跡の再現 結果》

    妖怪側勝利条件…神の存在を知らしめる = 達成率100%
    人間側勝利条件…被害を最小限に抑え、信者の身柄を"保護" = 達成率50%

    "両陣営"失敗条件…信者の死亡 = 回避

    ___________

    ・守新時守
     人民の避難優先、これを妨害し得る妖怪を徹底的に殲滅。幾千に上る妖の戦力の大部分を削る。

    ・影青 & 老人
     今を見て、過去を語り、そして未来を思案する。

    ・周央后我 VS 鏡野要
     互いにこの戦いに納得がいかず、一度拳と刃を交えるだけに留まる。町への被害は極小。

    ・宮部珠緒 VS 楢崎シオン
    絡新婦は人間を糸で操り進軍。珠緒は彼らやウエクサの建造物を隔離するように結界を造り対応。

    ・蘆屋道満 VS 雛菊
    シブタカに火を放った雛菊と道満が交戦。宮部の結界によりウエクサに火は移らなかったが、死者数名。

    ・菱井昭文 VS 龍晖洁
    真っ先に信者奪還に臨んだ昭文だったが、入り口に立ち塞がる龍がこれを阻止。町への被害は少ない。

    ・望月久遠 VS 唐戸夫人
    小隊規模の妖を指揮する唐戸夫人に対し久遠が応戦。死者多数、町への被害は極小。

    ・生駒冬也 VS 小野小町
    状態を水へ変化させる妖に対して決定打を持たないため、冬也は隙を見て逃走し命だけは守る。

    ・龒威巌琉斎國伏 VS 葛飾百々忌
    妖術の濁流により市街の建造物が大きく破壊。これに龒威元大佐が対応。

    ・朝陽玄十郎 VS 茨木童子
    茨木童子を照覧端境にて隔離。これにより町への被害は最小限に抑えられただろう。

    ・倉橋梓生 & 縷縷蝶蓮
    梓生が逃げ遅れた居ないかの見回りを担当。蓮と遭遇し、民間人救援用の医療器具を揃える。

  • 語り部
    No.1619141
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    『幕間(一)』

    一幕をやっと終えた安堵か疲れか……或いは、噺の流れを憂いているのか。
    語り部はふぅ、と一つ、深く息を吐いてみせる。
    だか休んでもいられまい、観衆を暇にさせるなど噺家の恥だ。

    「凄惨な有様と成り果てた時守町だったが、
     何も町全体が破壊された訳じゃない。

     ウエクサ北部は強固な守りか敷かれてあったために、
     被害の中心はシブタカ通りと、ウエクサの中部、セキヂの東部であった。
     工場と隣り合わせのシブタカの被害が特に酷かったのは、
     "産業事故"という虚言の裏付けにもなった。

     しかし、民家の集合知が破壊されたために、
     民衆の不満・不穏は高まった。
     死者も決して少ないとは言い切れず、彼らの心は揺らいでく。
     その拠り所になって行ったのが"神在ノ会"だ。
     奇跡を喧伝し、神を謳い、経典を高らかに掲げてみせた。

     政府への怒りをぶつけるようにして、民権運動は活発化。
     これに対し、占筮姫寮が鎮圧にあたるように命令される。
     復興の支援も彼らがしていたために、
     仕事は日中での作業が殆どとなった。
     代りに、夜を守るは政府が用意した特殊部隊……。

     だがよぉ、憂いてばかりもいられまい。
     出来る事を、今はただがむしゃらにやり続けろ。
     倒壊したものは元に戻せば良い、暗中に悶える民には声をかけてやれ、
     暴動には拳のない鎮圧を実現しろ、苦しい時こそ前を向け。

     五芒星を指し"悪逆の衆"と口にする者も居た。
     だが彼らが救った民は、其れを"英雄の紋章"と口にしているのだから。 」

     
    《幕間の催し(一)》

    妖怪側成功条件…奇跡や神を流布し信仰を集め、政府の信頼を落とす工作をする。
    人間側成功条件…民に寄り添い、復興を支援し、信頼の回復に尽力する。
            夜に派遣される政府の特殊部隊の動向の見張り。
             + ???

    失敗条件…双方、何も得られず次の演目を迎える。

    開始日時 2/8(月) の也から
    終了日時 2/12(金) の也が終わるまでまで

    ※ただし、どちらが何処まで"事を成し得たか"を判断するのは、
     2/11(木)の也が終わった段階で、とします。

  • 渇望君
    No.1620795
    [編集/削除]

    @イチ様
    設定の修正ありがとうございます!参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚『神無月』へ!

  • NitqL'u
    No.1620874
    [編集/削除]

    遅れてしまい、申し訳ありません。
    解釈違いや不備等あれば変更させていただきますので何卒よろしくお願いいたします。

    【SV】
    「流行?そんなの関係ないね。何時だってファッションは自分が楽しくあるべきだ。ボクにとってはそこに時代やセンスは差程関係ないと思うのだけど。アナタが着たいと思う、そのニーズにお応えしよう。」

    「は?私が仕立てた服は着れないと仰るの?貴女方が破いてばっかりいらっしゃるから防弾芯地にしたのだけれど?」

    「...人間は、厄介な生き物です。何かに縋り、乞い、足掻きながら生きている。忘れる勿れ、_我々と、人間は、違う。」

    【所属】 無

    【種族】グール/(日本では食屍鬼とも)

    【名前】
    Rihiter(リヒター)/Lira(ライラ)

    【性別】 男

    【年齢】凡そ500年弱

    【容姿】プラチナブロンドのロングストレートを低く一纏めに、横髪は両サイドを触覚の様に垂らし、瞳にかかる程度の少し長めの前髪。頭髪同様の、緩いタレ目の縁はびっしりと睫毛が生え揃っているが瞳は日本人特有の茶帯びた黒目。中性的な西洋人形風味の顔立ちの中に日本人の片鱗が伺える。表情は豊か。容姿からは20歳前後の様に伺える。

    日頃は自身の仕立てた背広を着用し、大抵のサラリーマンと何ら遜色ない服装。
    然し、一度仕事を離れれば長い髪を解き、顔に化粧を施し、カチューシャや羽付ハットを被り、古風なバッスルスタイルの服装やモダンなワンピースを身に纏う。シュミーズ(肌着)からコルセット含め一式、欠すことなく身に付け__所謂女装をしている。

    170前後の女性とも大差ない華奢な体躯のようだが骨格は多少骨張っており、一見では変わらずともよく見れば男性である事が分かるだろう。

    【性格】 自身の女装を高く自己評価しており、高めの自尊心と慢心的な部分が時折見られる。探究家であり、多感故に社交性も高い。
    自己意識の尊重、高飛車ではないが積極性が高く強欲的な面が目立つ。異常に常識に欠けているという事はなく、場は弁えることもできるが基本は自由を好む。想定外に弱いのも自分自身の過大評価故だろうか。

    【武器】不所持

    【妖術】
    【(幻影鄉)Luscious・Dreamland】

    彼の吐く吐息は甘く、快楽的な薫りがする。酷く脳裏を刺激するソレは生き物に苦痛や苦悩を忘れさせ、甘美で優美な理想的な幻夢を魅せる。彼手ずから掛ける必要があり、一方でソレは依存性が高いものの一見害はない様子。
    _然しながら、"タダより高いものはない"事、お忘れなきよう..._

    【邪逆変転】
    月夜の光を蓄え、貯え、決して見せることの無い醜い醜態。
    白色の肌は青く、美しい容姿は見る影もなく、体の至る所に継ぎ接ぎ目を晒し、大きく口裂け鋭く尖る歯が剥き出す。片目は紅く、獣の様に四肢の骨格を変えゆく。体躯は肉食獣のように、半獣のように化け、体長は2m弱。欲に負け、理性など殆ど有はしないだろうが。

    【募集】
    ・店の給仕+店員 1名(性別、種族問わず)
    ・彼の趣味に理解ある友人(陣営、性別問わず)
    ・西洋妖怪の友人1名(性別問わず)

    【備考】
    昔の日本が懐かしいと言う。
    幼くして遊び回った日々が懐かしいと言う。
    結局は__全てが、戦火の灰となってしまった。

    女装のきっかけ、元は自身の体を採寸して作っていたばかりに興味本位から始めたことなのだが周りに身分をバレず、別人になれる、と如何にもな理由。
    そして何より、日本の中での西洋服は未だ馴染みが浅かった。特に女性の普及率の低さに彼はもっと女性洋服の自由さを広めたかったのだ。
    故に自分をマネキンとして着飾り、街を歩く。
    但し性別を偽る気は無く、聞かれれば紛うことなき男なのだと言う。性自認は完全に男性である。
    裏声を意識して出すものの、地声自体が差程低くは無く、日々女性らしい仕草と言葉遣いを模索している。

    彼自身は割と最近日本に渡ってきた、と話しており、開店したはつい最近である、と言っても5年以上の年月は経ているが。洋服に関しては人一倍熱心に取り組んで、仕入れも自ら行う徹底ぶり。

    向こう(母国)に居た頃、彼は軍服の制作に携わり、人には言えない様な人種にも特殊な衣服を作っていた。

    【Physoplexis・comosa(フィソプレックス・コモーサ)】

    開店時間:(店主の気分にもよる)
    凡そ昼から夜19時辺り

    美しい白の外壁、大きなショーウィンドウ、深緑の垂れ幕に白字で店名が掲げられており、ドアが2つ。二階建ての店構えはギンナギ通りでもそれなりの風格を保つ。一階が洋服店、二階が自宅。
    淡いシャンデリア風のランプの光が柔らかく室内を灯し、中央で左右に女性服、男性服が別れている。フローリングの床と白い壁紙がシンプルかつ洋服の外観を損なわないようになっている。試着室も2室づつ完備しており、奥に化粧室、出入口にカウンター(レジ)が配置。
    個人経営としてテーラーである彼が店員、店主兼ね1人で経営している。

    紳士服はもちろん、婦人服、和服も一様に取り揃えてあり、それに合わせた小物、輸入品のメイク用品も多種多様。

    庶民的な価格で売買している品物からかなり高値の物までとピンキリ。端々に彼の拘りが目立つ。

    オードクチュールの衣服が多く、彼自身が気に入っている顧客にしか販売しないものも幾つか。
    オーダーメイドも請け負う、然しながら拘りが深い故に高額。

    表立って洋風ファッションの最先端を牽引しようとポスターもちらほら近隣の喫茶店等に貼らせて貰っており、彼自身も客引きする事も少なくない。

    然しながら、シュミーズ(当時で言う女性用の下着)やメイク用品は男性店員である彼が売ることで勿論批判を受けることも少なからず。
    故に良くも悪くも近隣の者達の間では話題となっている。

    ポスターには「店員募集」の文字。

    「オーダーメイドは喜んで受け付けておりますので、ご贔屓に」

    彼は気に入った客にとあるブレスレットを渡す。それがあれば特別に接待を施すのだ。
    それを持つ者の紹介も同様。
    妖怪界隈でも少数ではあるが彼が同種族としての認知も進んでおり、古株の顧客、友人達には無償で高機能な衣服を提供している。
    _秘密裏に服を提供している場も。

    カウンターの後ろには長い螺旋階段があり、上は彼の家となっている。

    そして_ここには地下室があるらしい。

  • 三月
    No.1621363
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    設定を改稿致しました。
    お時間があるときにご確認お願い致します。

  • 山田
    No.1621407
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    一般妖怪の、大天狗で参加したいです。

  • 渇望君
    No.1621798
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    @NitqL'u様
    設定ありがとうございます!参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚『神無月』へ!

    @山田
    予約承りました、設定をお待ちしております!

  • 時雨
    No.1623301
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    陰陽軍兵で参加希望です!

  • 渇望君
    No.1623473
    [編集/削除]

    @時雨様
    予約承りました!設定をお待ちしております!

  • めすがき
    No.1623700
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    一般妖怪の天逆毎で参加したいのですがかのうでしょうか?

  • 時雨
    No.1623844
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    【SV】
    「私は飛鳥井茜だ。以後宜しく頼む。」

    「さァ、百花繚乱の如く血祭りに上げてやろう。罪の味を知れ。」


    【所属】占筮姫寮 陰陽軍兵

    【種族】人間

    【名前】飛鳥井 茜(アスカイ アカネ

    【性別】 女

    【年齢】21歳

    【容姿】 画像参照。ターコイズブルーの髪を1つに結いている。前髪は右目が少し隠れる様な感じ。薄い緑色っぽい瞳は少し吊り目気味である。左耳には銀色のピアスが空いている様。服装としては「軍服は堅苦しい」と言ってはいるものの軍服を一応着てはいる。が、マントは羽織っていない様。本人は「出来ることなら和服を着ていたかった」と言っている。長刀を腰にさしており、黒い下駄を履いている。身長は172cmと女性にしては高め。背中にはどうやら刀の様なもので斬られた痛々しい跡がある様だが…。(画像:makeyo 様より)

    【性格】一言で言い表すのなら、クールの一言に尽きる侍チックな人。少々男勝りな部分もあるやもしれぬ。四字熟語を好み、よく会話の中で使う。…が、割と和菓子が好きだったりと女性らしい1面も。

    【武器】シンボルの五芒星があしらわれた黒の長刀

    【術理】【水蛇鱗斬/スイジャリンザン】大蛟を武器や自身に憑依させる事が出来る。 武器に憑依させるよりは自身に憑依させた方が強いのだが、乗っ取られかねないというリスクがある為、武器に憑依させることが多い。まぁ、寧ろ一時的に乗っ取ってもらう事をする場合もあるのだが。

    【照覧端境】【天空海濶/テンクウカイカツ】暗く深い水中の様な空間。特に周りには何も無く唯水が広がっているだけでどんどん暗い底なしの海底へ沈んでいくのである。ずっとその景色が続けば死んだ様に錯覚する者も居るだとか。酸素はある為、息をする事は可能。その代わり水に耐性でもない限り動きは鈍くなる。

    【募集】 彼女が信頼する友人(同じ占筮姫寮陰陽軍兵が望ましい)

    【備考】一人称は私。二人称は君、御前、○○君、○○さん。背中にある傷は昔に負った傷だとか。その為か他人に肌を晒すことを苦手とする。見た目にそぐわず和菓子が好きらしい。侍をカッコイイと思っており、さすらいの侍風を装っている。堅苦しい服や場所等は苦手な様。

    (過去については後々)

  • 渇望君
    No.1625328
    [編集/削除]

    @めすがき様
    お声がけありがとうございます!天逆毎は妖怪と言うより神格の類となりますので、
    弊なりきりでは参加は厳しいと判断致しました、申し訳ありません!

    @山田様
    能力の内容は問題ないのですが、容姿が大正という時代設定にそぐわず、
    またこの時代にはないスラングの使用が台詞や能力名に目立ちます。
    そちらを改めて頂けると幸いです!

    @時雨様
    参加を承諾させて頂きます!ようこそ、怪異大正浪漫奇譚『神無月』へ!

  • 山田
    No.1625385
    [編集/削除]

    @渇望君
    すみません!修正しました!

  • 渇望君
    No.1625434
    [編集/削除]

    @山田様
    設定確認致しました、不備等他に見当たらないため、参加を承諾させて頂きます。
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚『神無月』へ!

  • めすがき
    No.1627267
    [編集/削除]

    わかりましたー、なら人間に変えて参加したいですー

    @菓子さんの山本 松ちゃんを雇いたいですー

  • 渇望君
    No.1627286
    [編集/削除]

    @めすがき様
    ご予約承りました、設定をお待ちしております

  • 渇望君
    No.1627290
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    『幕間(一) 次なる演目、始まりの告げ』 

    「民衆の拠り所となった鬼族結社と、失った信頼を取り戻そうとする占筮姫寮。
     優位に立てるのは、勿論のこと前者だった。

     彼らは町の至る所で"神在ノ会"の名の下に、様々な活動をしてみせる。
     募金に講演、経典流布と、着々と信仰を集めて行った。
     これに加えて、政府や軍の信頼を突き崩す工作なんかもやっていたんだから、
     抜け目も容赦もありゃしない。
     対する占筮姫寮も、その働きぶりは負けず劣らずのものだった。
     身体を張った復興支援、武力なき鎮圧、怪我人らの看病などなど……

     だが、この幕間にて語る眼目はそこじゃねぇ。
     政府が丑三つに放った特殊部隊、
     武者小路 喜代晃が語ったその正体。
     そこにこそ、主眼があるのさ。

     
     占筮姫寮の総力は妖怪を上回っているが、それは"今だけ"の話。
     年月が進めば老いた者から戦にて命を枯らし、何れ規模は縮小してしまう。
     妖怪と陰陽師の戦いは、長く見積もれば人間の敗北が濃厚だった。

     そこで政府が作り出したのが、あの特殊部隊だった。
     特殊部隊は、人の器に妖力や霊力を混ぜ合わせた人間兵器だ。
     材料は、"戦いに敗れた占筮姫寮の軍兵"たち。

     この非人道的実験を止めるには、妖怪達を滅ぼし、
     戦力の増強が不必要な状況を一早く作る他ない。
     喜代晃は、特殊部隊の暴走を止めた者達へ、そう語った。

     どうにも噺がきなクセェ方へと向かっていったが、
     投げられた賽を、今更手の中に戻すなんざできっこねぇ。
     出目が示すままに、俺はこの噺を続けさせて頂きやす。」

    語り部は足を組みなおす。
    幕間にて緩んだ場を、咳払いを幾度かして仕切り直すと、
    噺の続きを語り始めた。
    火を灯す蝋の残りは、後半分。

  • めすがき
    No.1627519
    [編集/削除]

    【SV】
    「きゃー:hearts:陰陽師と妖怪がいっぱいですわ:hearts:、初めまして!わたくしは華、華・エカルラート・プリュマージュですわ♪、さっそくわたくしと殴りあってくださいまし!」

    「どっちのみかた・・・?わたくしはわたくしの君主ですのよ!」

    「華のものに・・・てをだしましたのね?いいわ、しね」
    【所属】なし
    【種族】天邪鬼
    【名前】華・エカルラート・プリュマージュ
    【性別】女
    【年齢】不明(見た目32)
    【容姿】白髪ロングの着物に身を包んだ異人、申し訳程度に目元を隠しているが常に異人として接される
    Picrewの「和洋映像」でつくったよ! https://picrew.me/share?cd=Bol2xex3Ss #Picrew #和洋映像
    【性格】自由気ままでマイペース、強い力で使用人を引っ張り仕事中だろうが構わず自分の遊びに付き合わさせる
        戦闘に関してもそうで、面白そうな奴がいたらかまわず付きまとって現れた時も見方も構わず投げ飛ばす
    【武器】1つまで(但し陰陽寮に伝わる製法での武器なため滅多な事では壊れない)
    【妖術】怪力女
        力が強い、それだけの能力
        どんなものでも見えるのなら触れ、つかみ、投げ飛ばそうとすることができる
        そのつかんだものの霊力、妖力によって質量と速度が決まり、強すぎればそのまま押しつぶされたり引っ張られたりする
    【邪逆変転】”須佐能乎乃猛気足息似全天邪鬼乃祖乃怪力”
          純粋に怪力の能力を上げる技、
          建物だろうと紙きれのように投げ飛ばし投げ飛ばせたものはほぼ破壊しうる
          (ロル上は壊されたくないものは投げ飛ばせなかったtことになるのねご安心を)
          使用時は獣のようで、像のような長い鼻、耳と牙を持つ上醜い顔になるのでいつも布で隠し通す
    【募集】和服の付き人(かわいい女性)@提案中
    【備考】金持ちを篭絡して金に物を言わせて自由に生きる天邪鬼
    政治が不安定になるのは金への信用も落ちると思っているので政府に味方したいが、従うのもやなのでどっちもぶっ飛ばしてしまおうと考えって行動する
    いつから生きているのかは覚えていないが、容姿が完全にフランス系の白人の顔なのでフランス人のハーフを気取って適当に名前を付けた、
    使用人は全員メイド、ただし付き人と自分だけは和服を着せ、家は和風に、けど内装は洋風にと天邪鬼らしくあべこべにしている

  • めすがき
    No.1627524
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    とりあえずつくってみました、ちょっと備考欄が怪しい気もするので精査お願いします

  • 渇望君
    No.1627545
    [編集/削除]

    @めすがき様
    少々お話があるので、宜しければお時間ある時にお部屋で内緒をお借りできれば幸いです!

  • 渇望君
    No.1627547
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    『 第二幕(上) 帝都百鬼恐慌 』

    「ある夜、荒れ果てたシブタカの通りにて、老人は語った。
     
     明治が始まり、妖は進む人の社会に辛酸を舐める事を強いられた。
     そんな弱き者達に希望を与えるために、男は寄り合いと予言を残したのだと。
     時を経て、妖達は本当に奇跡を成すために此処へ来た。
     ならば責任は取らねばなるまいと。

     そう……この物語に現れる、老いさらばえた鬼。
     その正体、男は自らを "泥舟(でいしゅう)" と名乗る。
     それは、鬼族結社の原点を創り上げた者の名だった。

     彼は続け様に 次の策 を口にする。
     この時守町には、六芒星の結界が張り巡らせているのだと。
     それを破壊せしめた時、空亡は政府の隠匿を晴らし、妖達の下に現れると。
     血と悲鳴の恐慌で帝都を呑む事になろうとも、
     それが妖怪の掲げる大儀なれば、最早歩みは止められん。

     だが占筮姫寮がもののふは、この会話を聞いていた。
     守らにゃならん、何としてでもこの町を、民草を。
     防衛網を敷き、妖達の目論見を阻まにゃならん。

     第二次人妖戦争の軍配は、はてさて何方に上がるのか……」
     

    《催し 第二の幕 帝都百鬼恐慌》
    武者小路 喜代晃の照覧端境が発動。
    時守町に集いし百邪鬼賊と陰陽軍の全員を、結界内に隔離。
    尚、邪逆変転や照覧端境は問題なく使用できる。

    妖怪側勝利条件…陰陽軍を殲滅する or 喜代晃の照覧端境の突破
    人間側勝利条件…妖怪達を殲滅する

    特殊注意事項……タイムリミットあり

    イベント開始日 2月13日(土)21時~
            2月14日(日)予備日(恐らく必用としない)

  • めすがき
    No.1627558
    [編集/削除]

    @渇望君
    わかりました、いまいきます

  • 質問ドラえもん
    No.1627693
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    0時頃ってイベントは終わってますかね?
    おそらく参加できる時間がそのくらいになるんですけど。
    いっそのこと参加しないほうがいいですかね?

  • 渇望君
    No.1627698
    [編集/削除]

    @質問ドラえもん様
    0時頃は恐らくまだイベントの真っ最中だと思います!

  • 渇望君
    No.1629414
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    勝利条件の更新

  • 語り部
    No.1632562
    [編集/削除]

    『 第二幕(下) 帝都百鬼恐慌 改め "人妖解返蟲毒戦" 』 

    噺はこれより佳境に入る。
    語り部は姿勢を前に倒し、
    皺だらけの手で大きく身振り手振りを繰り返す。

    「戦いが始まろうとした最中、皆の視界が暗転した。
     闇が広がるばかりのその世界で、響いた声は訴える。
     " ここで全てを終わりにする。妖怪を殲滅するのだ " と。
     其処は、武者小路 喜代晃の結界の中であった。

     戦いは激化を極めた。
     多くの者が悲鳴が轟かせ、敵を殺し、そして死に絶えていく。
     そうして、" 儀式 " は進んだ。
     進んでしまった。

     ある空間で、大量の存在を喰らい合わせ、そして最終最恐の呪詛を作り出す。
     この戦いは、" 蟲毒 " そのものだったのだ。
     喜代晃はそれにより生まれた大量の"オソレ"を纏い、
     陰陽術士諸共、妖怪を殲滅しようと一撃を放つ。

     その巨大な厄災を前に、人妖は一時的な結託を見せた。
     彼の一撃を弾き、解返呪詛を成してみせたのだ。
     そうして、男は笑って死んだ。

     人妖の戦いなど素知らぬ顔で、いつも通りに夜明けを浴びる時守町。
     結界が崩壊した後、その中央に、彼の死が転がっていた。」

    一先ず、戦いは終わったと言うのに、空気は未だ緊張していた。
    しかしそれも当然のこと。
    本当の戦いは、これからなのだから。
    蝋は、残り僅か。

    《催し 第二の幕 帝都百鬼恐慌 改め "人妖解返蟲毒戦"》

    妖怪側勝利条件…陰陽軍を殲滅する 転じて "生き残る" 達成
    人間側勝利条件…妖怪達を殲滅する 転じて "生き残る" 達成

  • 語り部
    No.1632691
    [編集/削除]

    『幕間(二)』

    水を口にし終えると、語り部はゆっくりと声の調子を整え、
    間を埋めるべく噺の続きをぽつり、ぽつりと語り出した。

    「占筮姫寮と鬼族結社の対立がおさまった訳じゃない。
     だが、武者小路 喜代晃が残して手記により、
     共通の標的が誕生した。

     妖怪も陰陽術士も束になり、そうしてやっと防いだ喜代晃の力。
     それ以上の厄災が、この時守町に眠っている。
     その事実は、彼らの意識を戦争から"滅亡の危機"へと塗り替える。

     そんな渦中にて、鬼族結社や占筮姫寮が導き出した結論。
     しかと聞き届けようじゃありませんか。」

    《幕間の催し(二)》
    大会議イベント
    四凶 + 中国・西洋妖怪頭 + 四霊

    ※このイベントに際して、重役の交代を行う事を可とします。
     主までご相談どうぞ。

    《条件》
    妖怪側成功条件…各々の。もしくは組織としての結論を出せ。
    人間側成功条件…各々の。もしくは組織としての結論を出せ。  
    失敗条件…………双方、結論を出せない。

    開始日時 2/15(月) の也から
    終了日時 2/19(木) の也が終わるまでまで。
      

  • 編纂者
    No.1634947
    [編集/削除]

    【会議への招待】

    大規模な妖と人間の戦闘が終わった数日後ーーー四霊、四凶、中国&西洋妖怪代表の元に、鬼が姿を表す。
    その鬼は貴方達がきっと一度は見たであろう妖、『酒呑童子』ご本人である。

    「よォよォ!始めましてかそうかはわからねぇが、“本体の俺”からの口伝だ。
    手前らも聞いたんだろ?占筮姫寮の裏で行われていた真実ってーヤツを」

    かの手記に綴られた衝撃の真実。
    ソレを知らぬ者は、代表者の中に居るわけがない。
    ならば、その重要性と危険性もきっと理解しているだろうと、鬼は斯くも語る。

    「だからこそ、今回は人間も妖怪も関係無しで語り合おうぜ。

    アレは、個人で対処できるほど楽なもんじゃねーワケだからなァ」

    故に、鬼は貴方達を招待しよう。
    前代未聞の人間と妖怪の大会議。

    ーーー『人妖合同会議』へと。

    「日時は今週の水曜日の21時からだ。来れるやつだけ来いよな?これは妖怪と人間の未来を話し合う場だ。争い事は御免蒙るぜェ...?」

    鬼は嗤う。
    ここが、分岐点だ−−−−、と。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    会議系のイベントが開催されたので、水曜の21時に四凶、四霊、二大怪頭による合同会議を開きます。
    来られる方は、出来るだけ来て頂けると幸いですので宜しくお願いします。

                by編纂者

  • さのさ
    No.1637333
    [編集/削除]

    【SV】
    「ここはいい、怪異も人も溢れている」

    『有象無象がおるではないか、老龍よ。吾の力を使い、いざ鏖殺の限りを尽くそうではないk…「私の体だぞ、指図するな蜥蜴」

    【所属】一般人

    【種族】辰ノ人(タツノシン)
    人間として生を受け、家柄のせいで妖(龍)となってしまった男。

    【名前】本名なし 仮名/老龍(ラウロン)

    【性別】男

    【年齢】不明(見た目は60過ぎだが100は超えている)

    【容姿】今紫色の太極拳道衣に、足首にいくにつれ細く大腿部は余裕のあるダボッとした黒褐色のカンフーズボンに同じくつま先の鋭利なカンフーシューズ。背丈は180cmと高身であり丸渕サングラスを掛けた老人、横一文字につけられた顔の傷やちょび髭が特徴的。女性のような長髪を結い、両眼は彼の家柄が原因で宝玉のような銀色。

    Picrew で作成

    【性格】徹底した仕事人。妥協も情もなく只管に冷酷、どう転んでも善人にはならない最低な男。己の為に他者が傷つこうが知った事ではなく、寧ろ追い討ちをかけるがごとく利用する完全な利己主義ともいえる。本能で行動はせず熱くならない現金な性格が彼の本質。

    【武器】黒漆色のトンファー
    普段は腰後ろあたりに忍ばせてある。

    【妖術】《倶利伽羅龍王》
    読みは、『クリカラリュウオウ』。
    不動明王の化身とされる名を冠した妖術、だがこれは妖術であって妖術ではない。詳しくは備考にて。
    半人半龍状態とでも言い換えられる。元の老龍の姿形を残しながら、強靭な龍の膂力や瞬発力を得る。更には霹靂を轟かせ、火炎を吐き、嵐を吹き荒ばせ、焔雲を掴み空を征く。
    デメリットは口から吐く火炎と焔雲以外はあくまで自然現象を強制的に引き起こしているだけなので、狙ってはいるが着弾地点に僅かな誤差がある事。霹靂は特に暗雲なくして使用は出来ない。
    見た目の変化としては口元に靡く龍髭が二本、ところどころ鱗のようなものに覆われ、腰を一周できる長さの尾が生え両手両足の爪が鋭く伸びる。

    【邪逆変転】《凱旋竜暈》
    読みは、『ガイセントグラ』
    妖術、『倶利伽羅龍王』の半龍状態とは違って留めていた龍化の侵食を敢えて無くす事により身体能力を時間と共に向上させていく。完全に龍化が進んでしまうと元の人の姿に戻るまで意識を完全に龍に乗っ取られ、龍本来の妖力が尽きれば(ロル5枠で)人の姿に戻る。反動でその日は一日妖術が使えなくなるという二つのデメリットを持つがその分強力。
    見た目の変化としてはところどころだった龍鱗は全身を覆い、瞳孔は銀のまま眼球が真っ黒に染る。

    【募集】特になし

    【備考】彼の家柄及び術理について、改めて深くご紹介。彼、(以下 老龍)は道教の術師、特に呪いや祈祷といった陰陽師とは似て非なる道士の家柄の産まれであり、家名を「劉」(りゅう)という。 「劉 轟武(リュウ ホンウー)」それが老龍本人も知らぬ彼に与えられた名である。老龍が産まれると同時に母は息絶え、そのまま老龍は道端に棄てられる事になる。
    中国在国時、本土では依頼を受け人ならざる者、つまり時守町に現れる妖と同じ類の化け物共を祓い、其れを生業としていた。がしかし、彼の異様な強さを恐れた地域民達が道士達に殺しの依頼を出す。名うての道士複数名にり瀕死に追い込まれたが、辛くも海に飛び込んだ事でその場からは逃げおおせる。妖力も消え失せ、道士達はこれにて老龍の殺処分を完了したと判断。しかし、彼は奇跡的に日本に漂流、一命を取り留めた。

    彼の家、劉家は代々受け継がれてきたものがある。それは「龍紋(ロンウェン)」と呼ばれる封印術の一種。劉家の長男は妻をつくれば儀式を行い、妻が身篭ったと日より龍紋を継承させる。劉家初代当主がおのが体に宿し封印したとされる厄災龍(以下 災龍)を世代を重ねる毎に受け継ぐ事で徐々に弱まらせる、といった封印術。老龍で13代の継承、もはや消滅しかけていた災龍の力は彼をもって完全終了のハズだったーーー

    「我が子ながらおぞましい」

    父は言う

    「ソレは人ではない化け物だ、棄ててしまえ」

    祖父?だったのだろうか、そう言われた…気がする。

    老龍は生まれながらにして、尽きるはずだった災龍の力のその殆どを引き出し、赤子でありながら莫大な《妖力》を持って産まれた事で迫害。人でありながら霊力を持たず代わりに妖力を、人でありながら人以上の寿命を、もはや妖と言っても差し支えない程に。継承に失敗し、老龍は災龍に取り憑かれてしまったのだ。
    災龍は今でも身体を乗っ取ろうと語り掛けてくる、最初に声が聞こえた時は元服の頃だっただろうか。たしかこんなーーー

    『吾、災禍の権化也___汝、殲滅の使徒とならn』

    「喧しい」

    『ぬう?』

    追記
    こんな感じで『』の言葉は災龍改め《倶利伽羅龍王》、それ以外は老龍の発言だと思って下さい。基本的には老龍にしか聞こえてません。《倶利伽羅龍王》という名は災龍が勝手にそう名乗っていたのでそのまま術理の名前としたそうです。

  • No.1637787
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    参加を辞めます。短い間でしたがありがとうございました。

  • 渇望君
    No.1640287
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    @さのさ様
    内緒にて、ご相談したい内容があるので、改めてお時間頂きたいです!

    @暁様
    了解致しました。募集はまだまだ続いているので、またのおこしをお待ちしております。

  • 語り部
    No.1640288
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    『幕間(二) 次なる演目、始まりの告げ』 

    「妖も人も、互いに譲れぬものがあった。
     休戦でも、まして共同戦線でもなく、
     停戦協定を会議の落としどころとしたのは、
     双方の誇りを守る意味合いも強かった。
     そうして、八咫烏の遺物の破壊という
     互いの利害を一致させた彼らは、空亡討伐の策を練り始めた。

     中国妖怪の頭役はこう語った。
     "占筮姫と遺物は既に癒着し、彼女を殺す事が遺物の破壊に繋がる"
     その可能性が高いと。
     
     まあ、この真偽を知る者達が……
     江戸空亡を葬った者達が、この時守には居るのだが。」

    かつて、空亡と共にある男を討った者達。
    或いは、その末裔。
    彼らに話を尋ねてみるのもまた策の一つだと、
    語り部は細々と呟いた。

    「そうそう、四霊が応龍の陰陽軍と、
     新たに饕餮の座に着いた傀儡のお嬢ちゃんが、
     結界の中心に赴いたらしい。

     其処に在ったのは、荘厳な様相の神社のような建造物。
     拝殿の奥、本殿に妖糸を忍ばせれば、
     そこに居たのは"ある男"。

     政府お抱えの術士であるその男は、彼女らにこう言い残す。
     "二日後に此処の警備を手薄にしてやろう"と……

     封印の巫女との戦いは、もう目と鼻の先となりやしたねぇ?」
     
     

    《まとめ》
    ・人妖は停戦協定を結ぶ。
    ・政府にも、空亡の発動を阻止したい者がいるようだ。
    ・封印の巫女"武者小路 希代"討伐作戦を決行するのなら、
     二日後が好機である。

  • 渇望君
    No.1641592
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    @さのさ様
    お時間ありがとうございました!参加申請を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • 語り部
    No.1641770
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    『第三幕(上) 封印の巫女 』

    緊迫感に高鳴った心の臓に呼応するかの如く、拍子木が幾度も固い音を響かせた。
    語り部は紡ぎ出しす言葉を以て、戦いの火蓋を切って落とす。

    「陰陽軍と妖怪達。彼らの代表者が封印の拠点に集ったのは、
     同日の丑三つの頃合いだった。 
     饕餮や応竜の情報の通り、巨大な門の傍らで守備に務める者は皆、
     五芒星を背負う占筮姫寮の者のみだ。

     奥へ進めば進ほど、本殿へ近づけば近づくほど、
     彼らの身体を縛り上げるように、空気が張り詰めていった。
     荘厳な水墨画が描かれた障子を開ければ、
     がらんどうの一間の中心、床に格子に守られた扉が一つ。

     それを開けて進んでしまえば……
     もう、後戻りなんて出来やしない。
     
     さあ、これより最後の空亡が解き放たれる。
     皆さま、覚悟は良いですかな?」

    火は、もうすぐ蝋が溶けきると言うのに、
    消える直前になって、一際大きく燃え上がっていた。

    《催し 第三の幕 封印の巫女 》
    妖怪側勝利条件…???
    人間側勝利条件…???
    失敗条件…………戦いに敗北する。

    イベント開始日 2月20日(土)21時~
            2月21日(日)21時~12時(予備日:恐らく必要としない)

    《追記説明》
    妖怪、陰陽師、双方空亡覚醒後は大幅に力が増加します。
    しかし、その力は己の存在や命を消費しているもの。
    出し惜しみにも、使い過ぎにも、ご注意を。

  • 大艦巨砲主義
    No.1647566
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    守新辰守が死亡したので遺書を公開します。この遺書を読んだ(ロルに反映する)かどうかは皆さんにお任せします。

    「 遺言状 
     大日本帝国陸軍防衛旅団第二連隊付主席参謀 
     守辰時守一党衆二十四代当主 
     守新辰守中佐

     父と母は既に死に、兄弟もまたいない。だから君たちに遺言を遺す。防衛旅団にて糧食を共にした我が同胞たちに。

     無念だ。ただひたすらに無念だ。この書を読まれていると言う事は俺が道半ばで斃れた事に他ならない。故に無念だ。俺は死にたくは無かった。死にたいと考えた事は一度も無い。だが、命の捨て時が来れば間違い無く捨てるだろう。つまり、俺が死んだと言う事は俺の命の捨て時が来たのだ。

     だからどうか哀しまないでくれ。俺の死に涙しないでくれ。俺は幸せ者だ。きっと俺の後を継ぐ者が居る。俺の意思はきっと永遠に紡がれていく。誰かを守りたい、愛する人を守りたい、この守りたいと言う気持ちは誰もが抱くかけがえのない気持ちだと俺は思っているから。

     前を向け。胸を張れ。剣を持て。そして、進み続けろ。俺たちが人間を、日ノ本を守る最後の砦だと心得よ。俺は信じている。俺たちなら守り通す事が必ず出来ると信じている。悔しさに涙しても良い。苦しさに膝を着いても良い。だが、決して後ろに退くな。前に出るのだ。俺たちが後ろに退かば、犠牲になるのは無辜の民だと思い知れ。故に立ち塞がれ。俺たちの屍を超えて征け、と声を大にして言い張るのだ。

     言い残す事は余り無い。俺は俺の言葉と行動を以て、お前達に出来うる限りの全てを伝え続けた。守りたい、そう願う気持ちがあるのなら、俺はお前達の中に宿り生き続けている。それはお前達も知っての通りだろう。

     守れ。守りたい者を守れ。守り通せ。己を命を賭してでも。

     俺の持ち物に関してだが軍刀は宮部珠緒上等兵に渡してくれ。そして彼女に言伝も頼む。守るだけではどうにも成らぬ時に俺の軍刀を抜け、とそう伝えてくれ。守辰一刀流秘伝の巻物は、昏魔天颶と言う妖怪に渡してくれ。何、彼女はそう悪い妖怪では無い。巻物を渡すだけなら見逃してくれるだろう。昏魔天颶にも言伝を頼む。龍の剣、その真髄を受け継げ。託したぞ、瑠璃。と伝えてやってくれ。

    《辞世の句》
    霞晴れ 明光登る 富士山(ふじやま)の 照らす輝き 暖かきかな

  • 語り部
    No.1647856
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    『 第三幕(下) 封印の巫女 』

    「千人を従え誇りを叫ぶ結界術者は、町を守り抜いた。

     鳳凰の名を背負う女は、その霊力を以て戦いに空白を生み出し。

     静寂を唄う地天使は、其の空白を広げ。

     天に立つ巫女を、画狂は引きずり落とし。

     鬼神はその地に、道を敷く。

     一つ、曼荼羅の胃を持つ僧侶が瘴気の壁を剥離させ。

     二つ、龍の伝説を継ぐ侍が、その壁を全て削り取り。

     三つ、陰陽を宿す男が、昱嶺関、唱えて、器を砕け散らす。

     空亡は、巫女の宿命は、こうしてその幕を永遠に下ろした。」

    蝋はその全てを溶かしきった。
    芯の先端で揺れていた灯火も、椿の花のように、はたりと落ちる。
    静寂が染み渡り、これで、この噺もついには終う。
    そう、思われた。

    「否、否、否ッ!まだ終わっちゃいねぇ。

     むしろ、これから始まっちまうのさ。

     終わりの始まりが。

     封印の巫女に最後の一撃を放ったのは、

     自らを泥舟と名乗ったあの老人……

     その正体こそ、この物語の黒幕。

     父"彰隆"が展望した人妖による遺物破壊策を利用し、

     空亡を完全使役化する儀式を完遂させた者の名。

     武者小路改め、"加茂 喜代晃"。」

    蝋が溶けきった燭台の上、虚空にて青い焔が一つ浮び、
    語り部の鬼気迫る顔が照らし出されていた。
    これにて始まるは、正真正銘、最後の戦い。
    お客様方、今しばらくのお付き合いを─────

  • 語り部
    No.1648213
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    『幕間(三)』

    「巫女との戦いを終えた三組織の現状は、
     最悪と言って差し支えなかった。
     
     主席と次席を失った占筮姫寮。
     未だ纏まりを見せぬ鬼族結社。
     空亡を奪われてしまった政府。

     大敵を前にてんでばらばら、情けねぇ話さ。
     だが……だがしかし、だ。

     人間は、そんなに脆かったか?
     妖怪は、そんなに愚かだったか?
     政府は、そんなに弱い組織だったか?

     彼らの目は死んじゃいねぇ。
     背負っているものがある、譲れないものがある、勝たねばならぬ理由がある。
     だからもう一度立ち上がるのさ。度武器を手に取るのさ。拳を握るのさ。
     今や、その矛先は彼の大敵ただ一人。

     ならばこの大和の地で、奇跡を人妖により起こそうぞ。
     さあ……世を覆し得る規模の空亡を使役したあの男、
     加茂 喜代晃を打倒する術とは如何なるものか。
     彼らが至ったその答え、とくと御覧じろ。」

    《幕間の催し(三) 持ち上がった打開策》

    ・政府の協力をこぎ着け、国家神道と妖怪を結び付ける
     (妖怪は信仰を得られ、政府は妖怪の信仰の手綱を握る)
    ・それを以て、天皇陛下から錦の御旗を正式に頂き、お上の意志の下に在る組織という事を知らしめる。
    ・時守町の六芒星を決戦用の武器に転用する
    + ???

    妖怪側成功条件…全員が同じ方向を向けるように組織として纏めよ
    人間側成功条件…占筮姫寮を建て直し、政府の協力を仰げ
    両陣営成功条件…勝利のための策を、個ではなく全で整えよ

    失敗条件…術士も、妖怪も、国家も、そして民草も、ばらばらな方向を向いていては神には勝てまい

    開始日時 2/23(火) の也から
    終了日時 2/26(金) の也が終わるまでまで

    ※成功か失敗かの判断は
     2/26(金)の也が終わった段階までです。
     ぎりぎりまで見届けます。

  • 渇望君
    No.1649491
    [編集/削除]

    ※通常の絡みの時に操作するキャラクターが居ないため、
     もう一キャラ投稿しておきます。

    『 一般人 』

    【SV】「あんたらあれか……町を守ってた連中か。まあ、何だ。ありがとな。」
        「人の身勝手でそうなっちまったのは悪いと思ってる。どうにか、共存出来れば良いんだがな。」
        「安部吉平に……空亡ぃ?あんた、文士か何かかい?」

    【所属】なし
    【種族】人間( ある妖とある男の子孫 )
    【名前】藤吉 桜丞 / ふじよし おうすけ
    【性別】男
    【年齢】26歳
    【容姿】
    身長は173cm程度で、がっちりとした身体つき。
    腕を組むと服の上からでも太い筋肉が分かる程。
    短くぼさついた乱れ気味の髪は、基本的に帽子で隠れている。
    力強さのある眉に、凛とした赤い瞳が印象的。
    若々しく男らしい顔つき。
    汚れや傷が目立つ青い作業着を何時も着ている。
    休日は至ってシンプルな和服。

    【性格】
    引いてはならない時には絶対に引かず、逃げなければならない時は即座に逃げる。
    負けん気が強く肝も座っているが、決して蛮勇は犯さない。
    これは、病弱な母に心配をかけまいという、幼い頃からの決意によるもの。
    成人になった今は、"己が稼ぎ頭にならなければ"という使命感を抱く。
    妖の類を見抜く事が出来るため、人も妖も、良い奴と悪い奴が居る
    という本質的なモノを知り得ている。
    そのため、弱き者には種族関係なく手を差し伸べてしまう。

    【備考】
    巷で噂の凄腕技師。
    体力、技術力、知識力、探究欲、向上心などに優れており、
    列強が作り出した機械の模倣すらもやってのける。
    彼を信頼する企業や町人の数は多く、年中忙しそうに働いている。

    ・妖による奇跡が起きた時、占筮姫寮の悪名が悪戯に広まらないように働きかけていた。
    ・妖怪の存在に感づいた者達にも、混乱を招くような噂はしないよう忠言していた。
    ・特殊部隊と不運にも遭遇してしまった男の逃走を手助けした事がある。
    ・何故か身の回りのトラブルがいつの間にか解決している事がある。

  • 大艦巨砲主義
    No.1650844
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    鳳凰格上げに伴い、鳳凰の座に座ります。どうぞ、よろしく。

    【SV】
    「天海将司大尉です。どうぞ、よろしく。」
    「少々妻に頼まれごとをされて、ね。」
    「背中は任せろ。お前達の晴れ姿、存分に示すが良いッ!その輝きこそが俺がかつて愛した物だからッッ!!」
    【所属】占筮姫寮 鳳凰
    【種族】人間
    【名前】天海 将司(あまみしょうじ)
    【性別】男
    【年齢】
    【容姿】般若の面を他者が居る場では常に着用している為、その人相を知る者は誰一人としていない。黒髪長髪を後ろで一つ縛りに結んでいる。占筮姫寮専用の軍服では無く、帝国陸軍の軍服を着用し腕に五芒星が描かれた布を巻いている。体格を隠す様に白の大外套を着用。手には白手袋を着ける。
    {最終決戦時}
    大日本帝国陸軍の軍服と白の大外套は変わらない。それに付け加えて軍帽を被っている。天海にとっての戦装束とはコレなのだ。般若の面を外し燦々と輝く紫の瞳で、力強く皆を見守っている。黒髪長髪は深淵が如き宙色を映す。
    【性格】
    口数は少なく偶に聞く言葉も、必要事項を告げる事務的な物ばかり。積極的に関わり合いを持つ事は無い。仕事はきっちり熟す様で、よく裏方に徹している姿を見かけるだろう。
    結局の所、ノリと勢いとテンションで生きているのは変わらない様で、関わる心算は余り無かったのだが彼彼女らに触発されて最終幕では存分に力を振るう心算らしい。
    【武器】黒刃の軍刀
    【術理】五常楽・破段
    ちょっとした非現実的な現象を起こす。霊力で矢を作り射出したり、壁を作ったりと応用性は幅広い。しかしながら大規模な破壊を起こしたりする事はしない為(出来ないとは言っていない)、あくまでも個人的な現象に留まっている。
    【天覧端境】邯鄲乃夢
    黄昏に染まる空、何処までも続く平原。そんな結界に捕える。捕えるだけでありその他に何も効果は無い。結界から出る方法も至って簡単。夢から醒めるのを意識すれば良いだけである。条件さえ揃えば結界内部の者に新たなる力を授ける事が出来る、らしい。
    【募集】特に無し
    【備考】政府から内々に派遣されてきた男。占筮姫寮に尽くしている姿から何か企みを抱いている訳では無い事が分かるだろう。基本的に多くの事が謎に包まれている。鳳凰から占筮姫へと格上げになった蘆屋道満大佐の変わりに、鳳凰の座へと着く。階級は大尉ながら大佐相当の権限と義務を負っている。来たりし者、天海。

  • 莉緒菜
    No.1654168
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    神在ノ会で参加希望なんですが、空いていますか?

  • 渇望君
    No.1654180
    [編集/削除]

    @莉緒菜様

    空はございます!しかし、弊なりきりの活動期間は残り一週間と少しとなりました。
    参加頂けても、ロルを回せる期間は少な目です……
    それでも構わない!という感じなら、是非!
    ご参加お待ちしております!

  • 八百万神迎行列
    No.1654183
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    恐慌が齎す陰気を跳ねのけて、人々は号外を喜び勇んだ。
    帝都を……いや、日本中を覆って蝕んでいた、
    あの陰々滅々とした淀んだ空気は、
    その日よりあらん限りの活気で押し殺された。

    新聞や雑誌には、"古事記の新訳"だの"神迎えの祭り"だの、
    はたまた"仮装行列"などの文字が、大仰にでかでかと綴られている。
    政府が其の政策を公表してから僅か一日足らずで、
    『八百万神迎行列』の神事開催の知らせは、
    帝都のみならず日本中を駆け巡っていたのだ。
    当時では到底考えられない早さの伝達速度だったが、
    それも無理からぬ話。
    式神、妖術、文明、それぞれが最も得意とする方法で、此の情報を伝播させたのだから。

    "マツリ"好きの大和生まれの性だったのだろうか、
    神事の知らせが入れば、人も妖も其の準備に我先にと取り掛かる。
    時間の事すら思考の端に追いやりながら……
    気づいた時には、陽はもう落ち切っていた。
    其れを気づかせたのは、地を揺らす幾千幾万、いや、八百万の足音だった。

    ある町では種種雑多の百鬼達が
    "大江山の伝説の再来"だと、口々に叫んでいた。
    小鬼、大鬼を引き連れる、大層美しい女鬼が角と牙を覗かせ笑っている。
    一間を悠に越える鬼が、抱えた大太鼓を打ち鳴らしていた。

    ある通りでは、花のように聞かざる彼彼女らが列を成す。
    その美しき風体を飾るように、人ならざる部位がちらちらと覗いていた。
    傍らに立ち尽くす民衆へ彼らが嫣然を向ければ、男も女も目を奪われたものである。
    その中心に在ったのは、青い翼の月下夜叉だった。

    がらがら、ぐらり、かんかん、ぎりり。
    やたらと甲高い音を鳴らす彼らの五月蠅い身体は、
    陶器であったり、雅楽器であったり、はたまた提灯であったりと、
    様々な物で出来ている。それは付喪の九十九夜行。
    般若面の大男が怪王を名乗りながら、季節外れの桜をばらまいた。

    そして、ある場所。
    図体のでかい者達が神楽殿を乗せた神輿を抱え、堂々と道の中心を歩んでいた。
    侠客のような風体の彼らだったが、"仮装"に関しては申し分なく、
    爪に牙に角にと、雄々しく己達を飾っていよう。
    そんな千両役者共を引き連れていたのは、
    細く鋭利な黒色を宿す、切れ長の眼をした古老なる男だった。

    しゃりん。鈴の音が鳴り響く。
    彼らの周囲には、紅い五芒星が描かれた布作面で顔を覆う者達が居た。
    一方は小忌衣(おもみごろ)で体を覆い、鳴らし物で神々を迎える音を奏でる神職達だ。
    "忌"とは神聖なる者への「畏れはばかり」を表す文字である。
    彼らは今将に、八百万の神々を畏れていた。

    もう一方は、同じく五芒星の布作面を被る軍人の群れである。
    五芒星をマントに、軍帽に、腕章に取り付け、安全のために精励恪勤を尽くす。
    ある伝説になぞらえた神事であるが故か、彼らは幾つかに役割を分け、
    それぞれをこう呼び合っていた。
    前列、頭を共に歩む龍門、神に至ったとされる天の侍になぞらえ、青龍組。
    その傍らを付き添うように、麒麟と呼ばれる組が置かれる。
    左陣の白虎、右陣の玄武。後列を歩む陽門、日ノ出を司る朱雀組。

    さて、人と妖が出揃ったが、この行列は其れだけでは終わらんのだろう。
    この『八百万神迎行列』は、
    "江戸人妖夜行を踏み越え、神殺しに至る八百万の神事"なれば。
    未だ、足らず。

  • 莉緒菜
    No.1654203
    [編集/削除]

    有難うございます!明日載っけさせてもらいますね!

  • 渇望君
    No.1654220
    [編集/削除]

    @莉緒菜様

    了解しました!設定お待ちしております!!

  • 語り部
    No.1654298
    [編集/削除]

    『幕間(三) 次なる演目、始まりの告げ』 

    拍子木が幾度も鳴り響く舞台の上。
    語り部はそれに引けを取らない野太い声で、
    人妖が織りなす神事を綴り続けた。

    「妖怪達は決起した。大和の誇りを取り戻すのだと獅子吼した。
     占筮姫寮は再び組織としての基盤を整え、新たな占筮姫を置いた。
     そして政府を見方に引き入れ、神道に革命を引き起こした。

     国家の礎たる其れに組み込みたるは、
     信仰の剥離を余儀なくされてきた八百万の神々。
     堕神となり怪異へと姿を追いやられた妖怪達。

     そうして成してみせるは、江戸より伝わりし
     "人妖夜行"になぞらえ生まれた大行列。
     大正の世にて起きた其れの名は、『八百万神迎行列』
     
     此れを執り行うは五芒星を身にまとう神職、軍人。
     その様子を見守る者達の瞳に、陰陽五行は焼き付いて離れない。
     人々の信仰は、ついに人妖へ行き渡る。

     大陸や欧州をも助力して、大和に道は築かれた。
     それを歩んだ果てにこそ、穿たねばならぬ敵が在る。
     ついに、畏れ(神殺しの槍)が造られた。」

    ダンッ!打ち鳴らされた其の一層大きな戛然を最後に、
    語り部も、拍子木も、一度音を静寂へと溶かした。 

    《 幕間の催し(三) 判定 》

    術士も、妖怪も、国家も、そして民草も、今は前だけを向いている。

  • 語り部
    No.1654303
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    最終イベント

    『 最終幕(上) 神無月 』

    語り部がゆっくりと口を開いた。
    長く長く置いた沈黙は、そこでついに破られた。

    「突如、辺りは静寂に包まれた。

     霊力も妖力も持たぬ人々のみが、時に置き去されたように固まっている。

     ついに始まってしまうのだと、皆が悟ったのは同時の事。

     気づけば世界は闇色に包まれ、音も明りも温もりも、何処ぞへと消えていた。  
     
     見上げればその空には、人妖を俯瞰する大いなる神が在る。
     
     

     その神の辿った道とは、血と恐れに満ちた天獄道である。

     父の悲願を足蹴にし、己が企てのために利用した。
     
     実の妹をその手で殺し、死して尚、其の霊魂を捕え続けた。

     占筮姫寮が掲げる大儀を、籠目の儀式のためだけに消費した。

     鬼族結社の待ち望む奇跡など、恐れを生む道具としてしか見ていない。
     
     

     それに交差するように築かれたのは、畏敬なる天の道。

     歩んだならば、死合わねばなるまい……

     そう、神無に至るまで。

     現人神との大勝負、これより大和にて吶喊が叫ばれる。」

     

    《催し 最終幕 神無月》

    人妖共に勝利を掴め

    イベント開始日 2月27日(土)21時~
            2月28日(日)21時~

    《追記説明》

    ・時守町の様子について

     加茂喜代晃が設けた期日へ近づくに際し、
     政府や陸軍は避難誘導を事前に民衆へ行っていた。
     そのため、時守町、その結界の内部には今や術者しか居ないと言って良い。

    ・陰陽師、妖怪、共に力の内容が変化・増強する。

     照覧端境 → 天覧端境
     照覧(信仰を呑み込む八咫烏の遺物の力を借りる)としての術式行使ではなく、
     天覧(国家神道に集う信仰をそのまま己が力とする)として術理を扱う事により、
     "畏れ"の力を存分に振るう事が可能となる。
     照覧とは違い、"恐れ"に命を燃やされる事はない。

     邪逆変転 → 神廻変転
     1000年以上をかけた神仏習合によりその形に至った存在が妖怪達である。
     だが、政府の廃仏毀釈による短期間での神仏分離により、妖怪は内包する信仰を歪められた。
     この力の制御が"邪逆変転"の正体だ。
     しかし、八百万の神々への信仰によって、彼らは本来の"神"の力を一時的に取り戻す。
     これが"神廻変転"である。

    《最終決戦のルール & お願い》

    ・大神 VS 皆さん という形をとります。
     ロルは一人につき三往復を限度とします。
     例) 「PLのロル→GMのロル」これを一往復とする。
        よって、あと二度これを繰り返すとGMから締めのロルが入る。
        3度のロルで伝えたい事を全て伝え、ぶつけたい事を全てぶつける事が、
        この戦いの最重要規定である。
        しかし、流れによりその往復制限を解放することがある。

    ・最終決戦のロルはPDFに纏めて鍵付掲示板で配布しようかな?
     と考えています。
     もしも"掲載して欲しくない!"という方がいらっしゃれば、主の内緒までお願いします。

  • 渇望君
    No.1654305
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    【SV】「──────。」

    【名前】大神 希代天晃 / たいしん きだいあまひかる 《加茂 喜代晃・希代姫》
    【年齢】神に至った存在に齢という概念が今更必要だろうか。
    【性別】男性

    【容姿】
    背丈は178cmとやや高めだが、体格は引き締まっていて細身な印象を受ける。
    白い肌とは対照的な艶のある黒髪が長く伸びる。
    肩甲骨あたりまでだった後髪も、背を覆う程の長さへと伸びている。
    目尻の下がった瞳の中央には黄色い光彩が月のように輝く。
    壮年を思わせる皺は消えており、若々しい顔だちとなっている。

    背後に佇む霊魂は、あの封印の巫女とほぼ同じ姿形をしているが、
    今は気の塊と化しているため、実態(肉体)はない。
    その半身は"恐れ"たる瘴気で、もう半身は"畏れ"たる清気で作られており、
    互いが常に衝突している。

    【性格】
    世に蔓延っている既存の神々を全て消し去り、
    己と己が認めた者達のみで統治する世界を創造する。
    必要ならば、一度地上の歴史の白紙化も辞さない。

    【武器】杖刀(杖に仕込まれる刀)

    【術理】『宙亡 / そらなき』
    天体操作の権能と、それが持つ質量を自在に行使する。
    神に至った彼に底はなく、力の枯渇などは望めない。

    【結界】『曠茫無限神界 / こうぼうむげんしんかい』
    無限に続く結界で、この世界を包み込む。
    結界内部は闇が広がっているばかりだが、
    心の臓が脈打つように、断続的に白色の波が揺らぐ。
    色素を失った暗澹の町を白色が薙いで行く様は、荘厳でいて美しい。
    視覚は確保されており、呼吸も能力の行使も問題なく行える。
    この結界で包まれ意識を保っている者は"無限に続く無・底の無い力"という、
    森羅万象の根源的な恐怖と向き合わねばならない。
    ただそこに居るだけで、人も妖も区別なく存在を押しつぶされかねない。

    【募集】《神を殺す者達》

  • 莉緒菜
    No.1654796
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    【SV】
    「ウチの名前は水奈月よろしゅうな。仲良くしようや。」
    「お主は生きるという意味を考えたことがあるかの?それが分かった時、今何をしたら良いのかが明確にわかるようになるで。」
    「ウチ、これでも真面目やで。死にとう無いならはよ逃げたほうがええで。」
    【所属】神在ノ会
    【種族】水鬼
    【名前】水奈月(みなづき)
    【性別】女
    【年齢】160歳(見た目10歳)
    【容姿】幼く可愛らしい姿。青色の髪に、前髪はぱっつんで、肩ぐらいの長さ。後ろで結んでいる大きなリボン。巫女の服を着ている。眉は下がりぎみ。左目の下にある紋章。140㌢で細身の小柄。下駄を履いていて、歩くときにはカランコロンと鳴らして歩く。よく笑う。紫色の大きな瞳。(こんぺいとう**メーカー様からお借りしました)
    【性格】少しなまっている喋り方。優しく、大雑把。頭より体が先に動くタイプ。仲間思いで、仲間が怪我をするとすぐに手当などを始める。猫舌で、冷たいものが好き。冬でも暖かくしようとしない。痛いのが嫌いで、痛いところがあると泣きそうになる。
    【武器】弓矢
    【妖術】水竜
    敵を水で作った竜に呑み込ませること。一度に2人程度なら5分置きぐらいに使える。
    【邪逆変転】水乱竜呑
    一度に多くの人を竜に呑み込ませ溺れさせ殺すこと。いわゆる洪水。使うときは容姿が変わる。
    容姿は、大人のように背が高くなり、青色の角が生える。爪が伸びて、歯が鋭くなり声も低くなる。目の下の紋章が赤色に変わる。
    【募集】特になし。お誘いあれば。
    【備考】
    昔親に山で捨てられた水奈月。それから一人で生きてきたが、水を飲みに行った先で溺れて死んでしまう。それから彼女は水鬼となり、人々に仕返しをしてきた。今は大人しくしているそうだ。

  • 莉緒菜
    No.1654797
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    どうでしょうか‥?なにか不備などがあったら直しますので教えて下さい!

  • 渇望君
    No.1655574
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    @莉緒菜様
    特に不備等ございません!参加を承諾させて頂きます!
    ようこそ、怪異大正浪漫奇譚「神無月」へ!

  • 渇望君
    No.1655732
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    『開戦のロル』

    政府の指揮の下、人払いが済まされた時守町は、
    神祭が巻き起こした数日数晩の賑わいの一切を消し去っていた。
    いや、この静寂は、人を遠のけた、ただそれだけが理由ではないのだろう。
    帝都には、大和の全てを以てして生まれた途方もない力が在ったが、
    それでも尚、彼の大敵を討つに足るものかどうか。
    もし、上手くいかなかったとしたら。
    緊迫感、焦燥感、恐怖感、そういった漠然でいて大きすぎる不穏が、
    戦意を携える者達を包んでいた故だ。
    やがて、そんな胸中の情感を直接撫でるような声が天から響き、
    決戦の始まりを告げた。

    「天よ地よ人よ、我に仕えよ、我に与せよ。
    杳杳、冥冥。有象無象を覆い葬れ。
    『曠茫無限神界』急々如律令───…………」

    皆からすれば、視界が暗転したかのような感覚だったのだろうが、
    しかし真実はそうではない。闇に転じたのは、皆が在る世界の方である。
    漆の如く濁りのない黒色が、一瞬で世界を染めあげたのだ。
    見渡せど、見渡せど、その闇ばかりが瞳に入る。
    そんな、遠近をも感じさせぬ程の暗澹の街並に、ぐわり、ぐわり。
    彼を中心として円形に、白い光が暗澹を薙ぐように走り去る。
    心の臓が脈打つように、どくり、どくり、断続的に。

    「────さあ、約束の時だ。始めよう。」

    杖刀を抜き、右腕を横へゆるりと払った。
    きらり、刃が暗がりを走る白光を反射したかと思えば、
    一瞬で世界は瘴気に満ちる、底なき質量を突き付ける。
    これが、無限の意味なのだ。これが、無量の力なのだ。
    拒もうと抗おうと、その絶望が揺らめく事はない。
    膝をつき許しを乞え。
    さすれば、大神は皆を救おう。
    奮い立ち差し伸べられた手を拒むか。
    ならば、大神は慈悲を与えよう。

  • かれん☺
    No.1659860
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    入る部屋を間違えてました‥m(_ _)mごめんなさい!

  • 渇望君
    No.1659867
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    @かれん☺様

    大丈夫です!お気になさらないで下さい!

  • 渇望君
    No.1662291
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    《  怪異大正浪漫奇譚「神無月」 》

    これは、人妖が力を集結させた奇跡の英雄譚。

    神に愛された少女に守られし世界を

    跡形もなく消し去ろうとした悪逆無道

    そんな男の大逆を阻止してみせた者達がいた。

    彼らは妖怪だったが、あらん限りの"畏れ"を浴び八百万の神々に至った。

    彼らは人間だったが、現人神の威光と術理の研鑽の末にその力を神域に至らせた。

    そうして、彼らは"神殺し"に至る。

    大神を名乗る悪逆を滅ぼし"神無"に至る。

    これは、聴衆なき英雄譚。

    陽の光を浴びる事のない者達のみが語り継ぐ事を許される

    歴史の裏の物語。

    誰も、知る必要のない物語。

    ________________________

    「どうしたんだ?暗い顔をして。」

    「そうか……天から、意を授かったのだな。アレを封じるのだな。」

    「言うな。心配せずとも良い、お前を独りにはしないさ。」

    「お前が望む限り、傍らに居てやろう。」

    「兄は凄い男だ。地も人も目じゃない、天をも越えられる位、凄い男なのだ。」

    「お前を苦しめるもの全てに、天誅を下せる位にはな。」

    「お前に天命を与えた神とやらをも裁いてみせよう。」

    「大丈夫、私は強いから。」

  • 語り部
    No.1663403
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    『 最終幕(下) 神無月 』

    「画神が描き上げた黒陽は、大神が携える空亡に崩壊の兆しを与えた。

     影の鬼は己を破壊の概念へと至らしめ、其の空亡を打ち壊し、宙亡を引きずり出した。

     宙亡がついに皆の前に現れる。綺羅星の流星、希代彗星、そして三星合が暗澹の帳から現れる。

     だが、大神の器には既に幾多の傷が走っていた。

     狐の剣士は一矢報わんとする大志を以て。

     盲目の侍は桜を冠す剣技を以て。

     一族の誇りを背負う男は鬱勃の赫怒を以て。

     時の巫女は犠牲を厭わない強さを以て。

     鬼神は拳に宿る数多くの願いを以て。

     天使は覚悟の軌跡を以て。 

     龍は己が天道を果たさんとする気高さを以て。

     彼らは、大神にその傷を与えていたのだ。

     そして、人妖全ての意思を背負った結界の術者は、自らの誇りを以て、無窮の畏れで大神を貫いた。

     そう、彼女達は勝ったのだ。

     大神、希代天晃を堕とし、暗澹を晴らしてみせたのだ。」

    語り部は紡ぐ。彼らの雄姿を、ゆっくりと紡ぐ。
    ソラナキを取り巻く因縁の物語を終わりを、時間を惜しまずに綴る。

    「しかして、これだけの戦いの代償はやはり大きい。

     オソレの反動として、大日本帝国は後に"関東大震災"と呼ばれる未曾有の大災害に見舞われた。

     それでも尚、殆どの者達が生き延びる事が出来たのは……

     江戸空亡にて伝説を築き、この町の名前の由来ともなった"守辰時守一党衆"

     その加護が、働いていたからなのやもしれん。」

    断定はしまい。想像の余地があった方が、其処から漂う浪漫も増すというものだろう。
    語り部は広げていた扇面をはらりと閉じて、最後を語る。

    「帝都東京はこれより、復興を開始する。
     占筮姫寮も無論助け船を出し、国に、帝都に、人々に、多大な貢献をして行くだろう。

     鬼族結社にとっては野望を果たす好機だっただろうが、彼らもまたあまりにも傷つき過ぎた。
     また水面下で勢力拡大の日々を暫くは過ごすのだろう。

     しかし、彼らはしかと勝利してみせたんだ。
     手放しの大団円とはいかないまでも、最善を尽くした事に変わりない。
     それに間違いなく、この御話は彼らによって、より良い結末に導かれた。
     
     さあ、怪異大正浪漫奇譚『神無月』。これにて、おしまい、おしまい。」

    宙に浮かんでいた青い灯火は、ゆっくりと、ゆっくりと、消えていった。

  • 渇望君
    No.1673514
    [編集/削除]

    『 終幕 妖怪奇譚 』

    "ソラナキ"という名の神秘が在った。
    平穏のために生み出されたその神秘は、
    ある男により歪められ、平穏を壊すための道具に変えられてしまった。
    妖と人は、その脅威を前に手を取り合った。
    平穏を守るために、怪物を殺す覚悟を決めたのだ。
    人妖は見事怪物を打ち倒した。
    大和を、世界を、守り通したのだ。

    時は移ろい、文明は妖怪の住処を侵し始めた。
    そんな中で妖怪達は徒党を組み、高らかに神秘を吠えたてる。
    これに立ち向かうべく、人間は巨大な組織を作り人世を守らんとした。

    そんな人妖の戦いを利用する者が居るとは、露程も思わなかった事だろう。
    加速する戦いの渦中、全ての者の目を欺き通し、
    ついに政府が隠匿し続けた神秘の遺物"ソラナキ"を我が物にした彼は、
    その"ソラナキ"の力で、世界は暗澹に包んだ。

    術士も、妖怪も、国家も、そして民草も、
    それでも前を向いていた。
    宙に満ちる恐れに、不撓不屈の闘志を見せた。

    宙の星には地上の星を
    無彩色には極彩色を
    絶望には奇跡を
    無量には無窮を
    恐れには畏れを

    彼らは全てに臆さず立ち向かい、そして悪逆を見事打ち破ったのだ。
    暗澹から救い出された世界には、青く透き通る空が晴れ渡る。

    ソラを以て終焉を齎す存在、それがソラナキだ。
    彼らは最後の其れを破壊し、このソラナキをめぐる因縁に終止符を打った。
    だから、この物語は此処でおしまいだ。
    もう、この妖怪奇譚はおしまいなんだ。

    ____________

    だが……努々忘れる事なかれ。
    彼らの存在を、決して忘却へ追いやる事なかれ。

    妖怪は生きている。今も貴方達と共に在る。
    陰に紛れ、闇に溶け、確かに世界に潜んでいる。

    また貴方達が、彼らへの畏怖を忘れ去った時。
    妖怪達はまた貴方達の前に現れる。

    十年後か、百年後か、千年後か。
    それはまだ分からないが。

    絶対に、彼らは再びやって来る。
    人間が地上に居る限り、妖怪もまた存在し得るのだから。

    いやしかし、貴方方に限ってはその心配も無用だろう。
    この物語を最後まで聞き届けたのだから、"畏れ"はとくと刻まれている筈だろう。

    さあ……

    妖怪遊里奇譚「朧月」

    怪異大正浪漫奇譚「神無月」

    これにて、ほんとうに、おしまい、おしまい。

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