時は文久。舞台は京都。
黒船来航から始まった徳川幕府の権勢の失墜と、それに相反するように高まる天皇や朝廷の存在感。
そんな幕末の動乱に乗じ、積年の恨みを晴らすべく、ついぞ妖怪たちは立ち上がる。
───これは幕末動乱の時代に起きた、人間と妖怪の最後の戦いである。
【世界観解説】
当なりきりの舞台は京都、時代は文久になります。
この頃の京都は政治の中心地であり、天皇や朝廷の存在感が増すにつれ、さまざまな藩から倒幕を志した尊王攘夷派の過激志士が集まってきています。
京都に潜伏する妖怪たちは、日中は人に化けて正体を隠しながら生活しています。
妖怪の存在は公にされておらず、幕府や藩のごく一部の人間と陰陽道に携わる人間しか知りません。
その為、妖怪と人間の争いは主に人目の少ない夜間に行われます。
また所構わず大量虐殺を行う等といった非常に目立つ行いは、妖怪人間共に自身の所属する組織の障害になりかねません。
ご留意いただけますと幸いです。
──用語説明──
【影の物】
俗に「妖怪」や「ものの怪」などと呼ばれる者たちの呼び名の一つです。
この呼称は過去起こった戦いに勝利し、妖怪を退け続けた人間側の妖怪を「陽の元」に立たせない、日陰者のまま葬り去るという決意の現れであり、まじないでもあり、揶揄でもあります。
対妖怪組織である「桔梗隊(後述)」に属するものは人ならざる妖怪たちをこう呼称しますが、当の妖怪たちはその限りではなく、上記の理由からその呼び名を嫌うものがほとんどです。
妖怪の存在は公にされていないため、妖怪退治に携わる人々は妖怪の出現を「影が落ちた」などと言い換え、直接的な表現を避けます。
【桜道会】
俗に「妖怪」や「ものの怪」などと呼ばれる人ならざる者たちで構成された組織です。
妖怪のほとんどが文字通り化け物めいた身体能力をもち、妖術と呼ばれる妖怪特有の強力な異能を操ります。
妖怪は歴史の影で何度も人間と衝突を繰り返し、その度に戦力を削がれ、着実にその数を減らしてはいますが、幾つかの名だたる大妖怪は存命なうえに、その“性質”上、未だ人間と戦うには十分すぎる戦力を持ち合わせています。
「桜道会」の目的は人間に変わり、妖怪が実質的な統治者になること。御一新に乗じて政府を傀儡化することです。
妖怪退治のために組織された「桔梗隊」。そして妖怪退治を推し進める目障りな幕府を打ち倒すべく、一時的に長州藩と手を結んでいます。
現在の頭目は「酒呑童子」です。
残存している妖怪の多くがこの組織に所属しています。多くが好戦的ですが中には戦闘を好まない、あるいは戦闘能力のない消極的な妖怪もいます。
戦いが不得手な妖怪も合わせるとその数は1500にのぼります。
ただこれは人語を介し、最低限、人の姿に化けることのできる妖怪の数であり、そこに至ることのできない妖怪も含めると妖怪の総数はさらに多くなります。
【桔梗隊】
妖怪に対抗すべく組織された幕府公認の公的組織です。
妖怪の存在は公にされていないため、表向きには京都守護職の傘下として、尊王攘夷派の過激志士を取り締まる“京都の治安維持”の任についていることになっています。
桔梗隊は妖怪退治という職務の性質上、妖怪が活動的になる夜間の巡察や、町木戸の木戸番を担っています。
幕府から与えられた命は妖怪を見つけ次第、即刻斬り捨て───つまり“影の物”を全てを屠ることです。
隊員の多くは陰陽道に由来する一族の生まれの者ですが、中には才能を認められ入隊を許可された陰陽師の血筋ではない者も存在します。
桔梗隊に所属する隊員は並外れた武芸の腕に加え、陰陽道に相応しい異能めいた力を持ち合わせています。
隊員には桔梗が描かれた羽織が支給されています。
安倍晴明が祈祷呪符として使用していた五芒星紋は別名、桔梗紋と呼ばれており、それに肖る目的で桔梗が紋章として選ばれています。
現在、桔梗隊として京都守護に当たっている人員は300。隊員を支援する、直接的に戦闘に関わらない隊員を合わせると総数は350程度です。
しかし、陰陽道に由来する一族の中で“妖怪退治の経験がある”“荒事に対応できる”者の総数を含めるとその数は1000を超えます。
【妖術】
「妖怪」や「ものの怪」と呼ばれる者たちが使用する異能力の総称です。
発動には妖力を使用し、強大な力を発揮しようとするとそれ相応の妖力が必要になります。
妖力は妖怪がそれぞれ自身の肉体に蓄えている活力のようなもので、時間の経過とともに回復していきます。
長く生きながらえている妖怪であればあるほど、そのぶん肉体に膨大な妖力を蓄えている傾向があります。
妖怪によってその性質はさまざまで、妖術で炎や風などに干渉し、超常的な現象を起こす者もいれば、自身の肉体を強化する者もいます。
【陰陽術】
主に陰陽道に由来する一族が使用する異能力の総称です。
発動には霊力を使用し、強大な力を発揮しようとすると相応の霊力が必要になります。
霊力は陰陽術を扱える人間に備わっているもので、その量は個人差があります。
失った霊力は時間の経過で回復しますが、それなりに時間を要します。睡眠などの療養を取ることで回復を早めることができます。
陰陽術の性質、つまり異能のあり方は生まれながらに決まっているもののため、後天的に変異するのは非常に稀です。
前述の通り、この力は“主に陰陽道に由来する一族が使用する異能力”です。
ですがごく稀に血脈以外の一般人にも突然変異的にその才能が開花することがあります。
桔梗隊に所属する隊員のうち、“陰陽道由来する一族の生まれではない者”はこういった非常に珍しい事例を得て入隊を許可された者たちです。
陰陽術は占いや結界術、式神などをを扱うものが殆どですが、自身の肉体を強化するなど特殊な例も存在します。
【マヨヒガ】
マヨヒガは「まよいが」「迷い家」とも呼ばれる山中に突然出現する伝承上の無人の屋敷です。
現在は妖怪たちは自身の本拠地として使用され、妖怪以外が辿り着くことは絶対に不可能です。
見た目はごく一般的な屋敷の形をとっていますが、屋敷内はその限りではなく、「桜道会」の構成員を丸々収容できるほどの不可思議な広大さをほこります。
マヨヒガは常に訪れた存在にとって過ごしやすい環境が整った状態で現れるために、妖怪たちにとっては危険に決してさらされることのない安息地として扱われています。
京の町に出ていない妖怪の多くはこの場所で過ごしています。
【桔梗邸】
京都某所に存在する桔梗隊の活動の本拠地です。
寝食や駐在する場所は主にここになります。
京都での妖怪退治の任が与えられた際に、幕府から与えられたものです。
立派な表門に、高塀、各隊を率いる幹部の居間や平隊員の居間、客間や馬屋なども備えられた大名屋敷と比べても遜色ない作りとなっています。
また高塀から内側には強固な結界が敷かれており、妖怪の侵入は困難です。
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【キャラクターテンプレート(桜道会用)】
「SV」1〜3つ
【名前】和名でお願いします。
妖怪の種族名の他に、偽名がある場合は一緒に記入してください。
こちらの偽名は京都の町で人に化けている際に使用するものです。
注意事項にも書いていますが「空亡」「酒呑童子」での参加はご遠慮ください。
【仮名】名前の読み仮名を記載してください。
【年齢】〜1000歳まででお願いします。不明とする場合は管理者に必ず相談してください。
また年齢と外見に乖離がある場合は、外見の年齢も記載してください。
【性別】中性、無性別は基本的に不可とします。不明とする場合は管理者に必ず相談してください。
【容姿】過度な美化表現、世界観にそぐわない容姿はご遠慮ください。
画像を添付する場合は、画像参照で済ませずに必ず文章でも記入をしてください。
画像の取り扱いについては注意書きを確認してください。
妖怪としての真の姿と、人に化けている時の姿が異なる場合はそれも記入してください。
【性格】極端に絡みづらいものはお控えください。
【所属/役職】所属組織と役職を記入してください。例:桜道会 / 構成員
【妖術】余りにも強すぎるもの(チート)はお控えください。
また妖怪はその特性上、人外めいた身体能力を妖術とは別に持っていても構いません。
(8月17 0:35追記)
【武器】文久までに存在する武器にするようにしてください。現実的に持ち運べる範囲での所持のみ可能です。
また入手困難な武器を所持する場合は入手経路を明記するようにしてください。
【備考】キャラの詳細、過去などを自由に記載してください。
【募集】幼馴染や兄弟など、募集がある場合はこちらにお願いします。
【キャラクターテンプレート(桔梗隊用)】
「SV」1〜3つ
【名前】和名でお願いします。
【仮名】名前の読み仮名を記載してください。
【年齢】現実的な範囲でお願いします。不明とする場合は管理者に必ず相談してください。
【性別】中性、無性別は不可とします。不明とする場合は管理者に必ず相談してください。
【容姿】過度な美化表現、世界観にそぐわない容姿はご遠慮ください。
画像を添付する場合は画像参照で済ませずに必ず文章でも記入をしてください。
画像の取り扱いについては注意書きを確認してください。
【性格】極端に絡みづらいものはお控えください。
【所属/役職】所属組織と役職を記入してください。例:桔梗隊 / 隊員
【陰陽術】余りにも強すぎるもの(チート)はお控えください。
また陰陽師はその立場上、基本的な結界術や護符などの扱いが陰陽術とは別にできても構いません。
陰陽術はそのPC特有の特殊な術として設定するようにしてください。
(8月17 0:35追記)
【武器】文久までに存在する武器にするようにしてください。現実的に持ち運べる範囲での所持のみ可能です。
また入手困難な武器を所持する場合は入手経路を明記するようにしてください。
【備考】キャラの詳細、過去などを自由に記載してください。
【募集】幼馴染や兄弟など、募集がある場合はこちらにお願いします。
──注意事項──
・当なりきりは「妖怪」と「対妖怪組織」が存在する幕末(文久)の京都を舞台にしたなりきりです。
そのため時代にそぐわない近代的な武器や、道具を使用するのはご遠慮ください。
・デュラララチャットの規約を遵守した上で、節度と思いやりある発言を心がけてください。
・当なりきりでは2枠(240字)以上のロルを推奨しています。
・五月雨ロルや、理不尽な確定ロルなどといった他の参加者様の行動を著しく制限する行為はお控えください。
・恋愛の制限は特に致しませんが、互いの合意の上で行うようにしてください。
・R -18(Gも含む)描写が含むロルは内緒機能も含めて全面的に禁止とさせていただきます。
・当なりきりではPLの存在しない、いわゆるモブの妖怪や桔梗隊隊員を大量虐殺するようなソロルを禁止しています。
組織間のパワーバランスを保ち、参加者の皆様が平等に楽しめるようにする為の処置になります。
ご理解いただけますと幸いです。
・PCの負傷、またロストは可能とさせていただきます。しかし過度な猟奇描写や、互いの合意のない戦闘やロストは禁止とさせていただきます。
必ず互いの合意の上で、設定のすり合わせなどを済ませてから行うようにしてください。
・本体同士の争いは避けるようにしてください。もしその争いが原因で他の参加者や当なりきりに不利益が生じた場合、参加権を剥奪する場合があります。
・当なりきりは「オリジナルなりきり」です。版権キャラの転用を全面的に禁止させていただきます。
また他の参加者のPCを版権キャラに喩えるなどといった行為はお控えください。そういった行為を不愉快に思う方もいらっしゃいます。
・過度な設定の後出しや付け加えは基本的に許可しません。
設定を伏せた状態で参加する場合や、付け加えを希望する場合は事前に管理者に相談をお願いします。
・設定に画像を添付する際は必ず出典を明記するようにしてください。無断転載が発覚した場合はどんな理由があったとしても即座に除名処分とさせていただきます。
またイメージ画像にAIが生成した画像を使用する場合は、そういった創作での使用が認めらているかを必ず確認してから使用するようにしてください。
・掲示板への書き込み、設定投稿を行う際は必ずパスワードを設定するようにしてください。
パスワードを紛失した場合は運営に削除依頼を出し、元の設定を削除してもらった上で設定の再投稿をするようにしてください。
また設定の投稿は分割せず、必ず一つにまとめるようにしてください。
・人数制限のある役職に就いている方の参加率が著しく低い場合、断りなく役職から外させていただく場合があります。
・当なりきりは完全予約制です。希望する組織名と役職を明記し、予約の書き込みを行ってください。
桜道会(妖怪)での参加を希望される方は何の妖怪で参加するかも明記するようにしてください。
また「空亡」「酒呑童子」での参加は不可能とさせていただきます。
予約期限は三日間です。延長は一度限りで、延長期間は最長で三日です。
・部屋立ては自由です。部屋名は「幕末妖怪奇談【掲示板制】」でお願いします。
・質問や相談がありましたら、いつでも管理者にお声がけください。
・掲示板が荒らされた場合は管理者が対応します。参加者の皆様はそういった投稿に反応しないようにしてください。
・こちらの注意書きは今後、必要に応じて増える可能性があります。