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SV:「ニスロと申します。お好きなようにお呼びください。……ところで貴方、食事は固形食派ですか?流動食派ですか?」
「これは滋養強壮に効く魚の臓物です。生が駄目なら海苔巻いて食え。それが嫌なら私が火ぃ通して調理いたしますので言え。あ、です。」
「大層な事を言うつもりはない。私の料理を美味しいって食べてくれる人がいるなら、それでいいよ。」
【名前】
Nisro
【読み】
ニスロ
【性別】
女性
【年齢】
16
【出身国】
ヴォルカニカ連邦
【学年】
4‐B
【寮】
コメタリア
【身分】
平民
【性格】
口数が少なく、表情の変化も乏しい。
それでいて社交が苦手ということでもなく、とても素直で人懐こい。
自分が口下手であることを自覚しているので、その分ジェスチャーや身振り手振りで自分の思っていることや感情を表現する愉快な人物。
多少のことなら「そっかあ」で受け入れる図太い神経の持ち主。様々な面で好き嫌いをせず、度胸がある。
いつでもバイタリティに溢れており、自由奔放でありながら意外と真面目なようで、授業をサボったり非行な面はあまり見られない。
その反面、あまりにも疲れていて珍しくやる気が下回っている時に何か重たいお願いをされると浜辺に打ち上がった魚の如くビチビチ駄々をこねる。
【外見】
色素の薄い赤茶色の髪。少しだけ癖っ毛で、ふわっとした腰までのロングヘア。アホ毛がトレードマーク。
作業の際は高い位置でポニーテールにする。
深い緑色の瞳。若干の垂れ目で少し眠たげな印象が見える。
浅黒い肌。肌の色は生まれつきで遺伝の様子。
身体の線が細いように見えるが、着痩せしているだけで至って健康体。体質なのか筋肉はあまりついていない。身長156cm。
制服は規定通りに着ており、タイはリボンタイプ。表地が漆黒で裏地がほんのり白銀になっているデザイン。
プリーツスカートはロングタイプ。靴はベルトタイプの安全靴。
右耳に祖母から貰ったお守りの瞳と同じ緑のピアスをしている。
ジャケットは誰かからのお下がりのようで少しサイズが大きく、作業時は邪魔なので脱ぐ。
画像はメーカー様を使用させていただきました。
https://www.neka.cc/composer/14237
【契約】
《幻獣契約》
種族名:熔岩鰩(ヨウガンエイ)
個体名:Sale(サーレ)
体長4m近くある大きなエイのを姿した幻獣。
黒光りした硬い外皮を持ち、丸くドーム状になった胴体と包丁のように鋭い尻尾が特徴的。
名前の通り熔岩を泳ぐエイであり、通常はふよふよと空中を浮いて移動し、主であるニスロを運んだり荷物を運んだりしている。
ニスロが調理する際はくるんっとひっくり返ったサーレのお腹と尻尾で調理をする。
簡単にこの幻獣を表現するのなら「空飛ぶ中華鍋」
熔岩の名通り熱く加熱し、とても頑丈な身体はちょっとやそっとでは傷付かないが、急な冷水と洗剤にはとても弱い。
刃物のような尻尾はとても切れ味がよく、どんな食材もスパスパ斬る事ができる。普段は他人や物を傷つけてしまわないように主お手製の包丁カバーならぬ、尻尾カバーをつけており、日によってカバーの色が変わる。
幻獣を調理器具にするなんて前代未聞だが、サーレ本人(?)は遊んでもらっている感覚に近いらしく、美味しくて上質なマナ料理が食べられる上に主に褒めてもらえるので万々歳らしい。
言葉は喋れないものの理解はしており、意思疎通は充分可能。中々鳴かない大人しい個体で極たまに「ピャァ〜」「ヒェェ〜」等の高い声で鳴く。主人の作る料理が大好物。
契約紋は左肩。炎を纏う盾のような紋章。
《主従契約》
特に無し、お誘いあれば
《学園契約》
白鯨の契約紋。右足の太腿に刻まれている。
【媒介】
《Giove》
二対の装飾の少ない杖。持ち手付近には滑らないような軽い模様が施されており、先端に行く程細くなるデザインをしている。
二本で一つ扱いであり、通常の魔法を使う分には独特であるもののそこまで違和感はない。
二対だからといっても機能も通常の杖と変わらない。
この杖に違和感を持つ者は彼女が本領であるマナ料理を作る際に見て、気づくであろう。
これは菜箸だと。
何を隠そう、この杖は菜箸である。
どっからどう見ても少し長めの菜箸である。
耐火性が強く、頑丈で大体の調理に使うことができる便利な菜箸である。
勿論、本来の役割は杖なのだが、偶々実家の納屋で木箱に入って転がってたのを見つけ「なんか使えそうだな……」と菜箸にしてそのまま相棒の媒体となった。
家系に伝わる由緒正しきモノ、というわけでもなく、祖母が現役時代の時に使っていた杖のスペアらしい。
【選択科目】
《幻獣・精霊召喚実習学》
《治癒魔法学》
《儀式魔法応用》等
【同好会】
《料理同好会》公認
ほぼニスロが好き勝手料理しているだけの同好会だが、材料は揃っているし環境も揃っている為、彼女的には思う存分腕の慄える理想的な環境である。
学園のイベント事には毎度出張し、屋台で相棒の幻獣と一緒にわっせわっせと忙しく焼きそばやらたこ焼きやらスープやらを振る舞っている。
活動場所は西区の研究エリアで、研究に疲れた教師や生徒に有り余った料理を提供して身も心も胃も癒やしてくれるちょっとした休憩所の役割をしている。
【備考】
マナ料理を研究している女子生徒。
お腹をすかせている人は放っておけず、料理を必要としてる人用に取り急ぎの焼きおにぎりを常備している。ちなみにその焼きおにぎりはシンプルながら醤油に合わせた自己流の出汁で独特な旨味を持った物に仕上がっているのだとか。
食への探究心があり、どんなゲテモノでも美味しい料理にしてしまう確かな腕と度胸がある。
成績は悪くはないものの、全ての情熱をマナ料理の研究に注いでしまっているのでハチャメチャバカさ加減が全面に出てしまっている。良い意味でも悪い意味でもむちゃくちゃ。
過去の恩に報いる為、憧れの存在のようになる為、夢を叶える為。
超一流のマナ料理人を目指す動機は様々だが、その根本には料理が好きだからという単純な理由がある。
とある事情で他人との関わりに慣れておらず、空回りすることも多々あるが、本人はとても友好的。友達百人できるかなと密かに画策している。
表情筋が死んでいても感情自体はとても豊かであり、付き合いが長い人物からすればニスロの考えていることは面白い程筒抜けらしい。
四年になったというのに気心知れた相手には敬語を忘れることがたまにあり、思い出したかのように語尾に「です。」と付け加えることがある。
彼女にモーニングコールを頼むと寝起きが悪い人物相手にも平気でフライパンとお玉を持って叩きながら無表情で寝床に突撃してくるが、胃に優しく美味しい朝ごはんもついてくるので頼む価値はあるかもしれない。
《過去》
幼い頃、重度の内部魔力循環不全にかかっており、外に出ることは愚か、部屋を歩き回ることすらままならない状態だった。
身体が軋み、痛みを叫ぶ喉すら震えない。恨む対象すら居ないまま哀れ哀れと聴こえる声を耳に染み付かせて生きていた。
辛うじて動く指先で何かを描きながら、人一倍外の世界に憧れて、いつか自分の足で村の外の世界を見てみたいという本当にささやかな夢を抱いて窓の外を見ていた。
ある日、旅のキャラバンが故郷の村に来た時、両親がせめて娘に美味しいものを食べさせてやろうとキャラバンの料理人からマナ料理作ってもらい、食べさせてくれた。
口に入れた一欠片だけでも、今まで食べたことないくらいに美味しくて、じんわりと身体が暖かくなるのを感じた。
「美味しい。」と彼女が笑ったのを見て、キャラバンの料理人の一人は辺鄙な村に残り、毎日毎日マナ料理を作ってくれた。
毎日毎日、少しづつマナ料理を食べていくうちに身体は体温を取り戻し、今では走り回れる程に元気な身体になった。
自分を此処まで救ってくれたたくさんの優しさを受け、マナ料理の魅力を多くの人に伝えたいと強く願い、腐らずに彼女は一流のマナ料理人を目指すことにしたのだ。
薄暗い過去らしきものはこれくらいで、半ば未来を諦められていたものの、別に家族から愛されていなかったわけでもない。
聞き心地の良い話ではない為、自分から昔の話をしないだけで本人は重い事情だとは思っておらず、むしろそれを乗り越えて今のマナ料理を研究してイキイキとした自分があるのだから必要なことだったのだと受け入れている。
《マナ料理》
名前そのままマナを使って調理された料理である。
マナに直接干渉して食材に火を入れたり、刃を通したりすることで食材本来の旨味を最大限に引き出す。
治癒魔法と親しいところもあるが、即効性で対処療法に向いている治癒魔法と違い、永続的で根本から治療する方法として用いられている。
外部魔力を直接料理として体内に取り込むことで内部魔力の循環を良くし、精神の安定や魔法の使い過ぎによる消耗などを回復させる。
使う食材によって効果も様々で、毒のある材料も毒をなくし、薬効や栄養だけを引き出して食材にすることも可能。魔力を使って調理されているおかげで通常の料理よりもかなり日持ちする。サバイバルや遠征にも向いている。
利点はたくさんあるものの、繊細な魔力の調整が必要で、扱いが非常に難しく研究科が少ない。
手っ取り早くいうなら、外部魔力を調理で安定化させ、食べることで内部魔力循環を整える方法である。
【関係性】
今の所無し、お誘いあれば是非。
【3L】 NL、GL
【募集】
・ニスロの料理の常連客(?)_数人
(客というには不適切かもしれないが、ニスロの料理を望んで美味しいと食べてくれる人物。)
・幼い頃からの唯一の友人_1人
(病気の頃から文通等していた)
・ニスロが一方的に苦手としている人物_1人
(仲が悪い訳ではないし信頼はしているのだが少々扱いが雑。この人物には相当感情が顔に出る。)
どちらも年齢性別役職問いません。
その他お誘いあればお気軽に。