歴史あるカレッジの講堂。豪華なシャンデリアの元、黒いスーツに身を包んだ男は両手を広げ高らかに言う。
「ようこそ、アンブローズ・カレッジへ!」
「新入生諸君、私は君達を心から歓迎しよう」
そんな歓迎の言葉の後に、パチパチと拍手が沸き上がった。
ここはアンブローズ・カレッジ。優秀な魔法の才を持つ人々の集まる魔法学校。
「これから君達に待っているのは、他でもない素敵で賑やかな楽しい学校生活だ。
時に勉強に勤しみ、時に誰かに淡い恋をして、時に仲間とともに切磋琢磨してスポーツを楽しむ。
またある時は喧嘩をして、先生に怒られるときだってあるかもしれない。
今から紡がれるのは、そんな青春と想いを乗せた、たった1ページの出来事に過ぎない。
どうかその一瞬一瞬を大切に。隣人を愛し、慈しむ人となれますように」
そう話す学園長の話を、僕らは各々の態度で耳に入れるだろう。
学園生活に心を躍らせる者、長い演説を聞き飽いて眠りこける者もいたかもしれない。
ただ一つ言えることは、
──これは紛れもない青春で、日常で、どうしようもない悲劇の始まりだった、ということくらいだろう。
【参加規約】
・当なりきりは、魔法学校を舞台にした日常/青春/(戦闘)メインのなりきりです。
・恋愛可能ですが、過激な描写(所謂裏以上)は厳禁でお願いします。(内緒チャットでもそうしたチャットを行うことは規約違反です)
・チャット利用規約は必ず守ってください。
・1PL1PC 今後参加状況次第で緩和予定有。
・PC向けの校則の内、服装に関して「校則違反をしている」という体の設定の上であれば違反した服装をしていても構いません。
・イベント参加自由。
・参加時は掲示板に事前予約を。予約期限は3日です。
・豆ロル、五月雨ロル、確定ロル非推奨。
・ロル長さ2~3枠以上推奨。
・背後同士での雑談はお控えいただくか、雑談掲示板でお願いします。
・入室時挨拶不要、離席時、退室時のみ一言お願いします。
・部屋建ては管理者、または副管理者で行いますが、こちらからの部屋立てが無い場合(告知します)は参加者様自身で建てて頂いても構いません。
・一ヶ月以上の無出没は雑談掲示板での呼びかけ後、応答が無ければ除籍します。
・質問等は、チャット内で内緒から聞いていただくか、募集掲示板に直接聞いていただくようにお願いします。
・設定の置き逃げや、枠キープ行為(月1のみの出没、出没してもロルをほとんど回さないなど)はお控えください。
・PL同士のトラブルはご法度。管理者、副管理者は一切関与いたしません。
・荒らし行為を見かけた場合は、反応しないこと。管理者・副管理者以外がホストだった場合は、すぐに切断してください。
・規約違反を見かけましたら、管理者か副管理者までご報告ください。
・参加規約の違反は、3度の警告の後、改善が見られなければ除籍とします。
・画像を使用する際は正確にその出典を記述してください。
【世界観】
舞台は現代とほど近い文明を持つ時代の、とある魔術大国と呼ばれる島国【ブリタニア王国】。
魔法を使える者と使えない者が共存し、魔法と科学を融合させた知識【魔科学】を用いた車両や機器が存在する。
都会に出ればゴシック様式やロマネスク様式など、各時代の教会と、景観規制によって形作られた集合住宅群が立ち並び、その規制の合間を縫うように数多のビルが建造されている。
石畳の歩道には自転車と歩行者、そして宙を滑空するスカイボードが行き交い、車道には普通の車やバイクに混ざり、使用者の魔力で稼働する魔導車や魔導バイクが通る。
ありとあらゆる人が携帯──所謂スマートフォンを所持し、ゲームをしたり、SNSに写真をアップロードしたり、通話をしたりする……そんな日常を送る世界。
そんなブリタニア王国の郊外に位置する、とある針葉樹林の奥地に、かの英雄アンブローズ・マーリンが創設したと言われる全寮制の寄宿学校が存在した。
その名も、【アンブローズ・カレッジ】。
入学資格は、魔法が扱える人間であること。そのため六年制という特殊な体制の学校であるにも関わらず、毎年世界中から多くの受験生が訪れる。
しかし、優秀な人材を求めているためその入学・編入学試験は大変に厳しく、毎年多くのものが受けては多くのものが落ちていくらしい。
基本的には15歳から21歳までの6年制だが、飛び級や留年を含めると、その限りではない。
学部によるクラスの違いは特に無く、共通必修の授業はクラスで、学部ごとや選択の授業はそれぞれで教室を移動し、分かれる形を取っている。
※場所として設定があるのはカレッジ敷地内周辺まで。
・詳細は特設サイトへ→https://nanos.jp/abcrp/
【場所】
「寮」
広大な敷地に、庭を隔てて男子寮と女子寮がある。
男女寮共に、四年生以上の内5人が監督生として選ばれ、寮内の規律を守らせる役割を持つ。
互いの寮に異性が行くのは校則で禁止されているが、暗黙の了解で黙認される場合も多い。
「校舎」
各学年4クラス分の教室と、実習用の実験室や、調理室などが揃う。
危険な薬品が置いてある部屋もあるため、魔法で鍵が掛けられている部屋も多い。
2階建てになっている学食もあり、バイキング形式で朝・昼・晩と時間帯で食事が並ぶ。
時間を逃すと食べそこねてしまうが、一応購買部で購入できる。
教室は現実の大学のものに似た形。
「購買部」
校舎内の一角にある購買部。表向きは魔術用品が並んでいるが、なんでも売ってる。
ほんとになんでも売ってるし、お金さえ払えばなんでも買える。
「温室」
巨大な温室。様々な植物が育てられている。
学年で入れる区画が別れており、手前側はちょっとしたテーブルや椅子が置かれている庭のようになっている。
透明な扉で区切られた奥側は3年生以上でないと入れない、毒草やマンドラゴラを育てている区画。
温室の世話は、授業でやるほか、有志で作られた同好会メンバーによって行われている。
「図書館」
膨大な数の書物が収められた図書館。歴史ある資料から娯楽本まで、ありとあらゆるものが収められている。
「体育館」
運動部や、雨の日の飛行訓練はここで行う。
天井が高く、飛びすぎても怪我をしないような作りになっているが、毎年誰かしら一人は天井に頭をぶつけるらしい。
「講堂」
生徒の人数分椅子が並んだ、広々とした講堂。
中央にステージが置かれており、その周囲を取り囲むように複数階にわかれて椅子が並んでいる。
椅子の数は、その年の生徒数に合わせて変わるらしい。
「カムランの塔」
校舎の隣に建設されている、5階建ての塔。
魔術師としての技量を測る場として用いられる他、生徒同士の模擬戦会場としても開放されている。入り口から魔導エレベーターで移動する仕様。
「グラウンド」
芝生が生い茂る整えられた広大なグラウンド。
飛行訓練で使うほか、運動部の練習にも用いられている。
「森」
たくさんの幻想生物が潜む鬱蒼とした森。
自生する植物の中には食べられる木の実や果物もあり、良く料理部の生徒が立ち寄る。
奥の方には危険な幻想生物もいるため、校則で奥地に行くことは禁じられている。
……が、たまに奥地に行って遊ぶ生徒もいるようだ。
「駅」
学校から街へ出るために、また街から学校へ来るために使用する、学校専用の駅。
運賃は必要ないが、学外へ出るには外出許可が降りなければならない。
【学部】
錬金学、召喚学、魔科学、魔術医療学、操霊学の5学部。
「錬金学専攻」
錬金術師になるための専攻学部。
「全は一、一は全」の法則の元で、物質をより完全なものへ昇華させるための術を学ぶ。
「召喚学専攻」
召喚術師になるための専攻学部。
妖精、精霊、幻獣などの幻想生物を魔法陣を通して召喚し、使役する術を学びます。
「魔科学学部」
魔科学者になるための専攻学部。
魔力をエネルギーとして活用するおもちゃや、車両、機器やそれらの製作、修理技術について学ぶ。
「魔術医療学部」
魔術医療士や治癒士になるための専攻学部。
魔法に寄る怪我の治療や、魔法由来の病気、欠損などの治療、手術を行うための学習を行う。
「操霊学部」
操霊術士(コンジャラー)やネクロマンサー、巫女などになるための専攻学部。
降霊やチャネリング、魂の鎮魂を行う儀式や、ゴーレムの生成等について学ぶ。
【教科一覧】
「共通必修科目」
魔術史・呪文学・防衛術・飛行訓練(一年時のみ)・薬草学・魔法薬学
「選択科目」
天文学・占術学・陰陽学(三年次~選択可能)・幻想生物学(三年次~選択可能)・古代文字学(三年次~選択可能)
「錬金学部」
元素学・鉱物学・錬成術・調合薬学
「召喚学部」
召喚獣学・制御学・召喚/制御/使役実習訓練・封印術
「魔科学学部」
魔科学・開発/整備/改造実習訓練・魔導機械学・整備学
「魔術医療学部」
幻術学・治療/手術/診察実習訓練・魔術医療学・衛生学
「操霊学部」
降霊学・ゴーレムの生成術・祈祷学・離脱学
【部活動】
掛け持ちは3つまで可能。どの部活も週に1~2回の活動しか行わないため、学校は活動日が被らない部活に所属することを推奨している。
(活動日はフレーバー要素の上、被っているから今日はこっちに参加するとかもOKなため、特に気にせず所属してよい)
同好会も含めるとその数は果てしないため、学校側で予め設立されていた部活動のみ記載する。
PCは、記載された物以外の部活動に参加することが可能。その場合は、部活欄に参加したい部活と、その詳細を記載すること。
【運動部】
陸上部/バスケットボール部/フットボール部/ラクロス部/テニス部/ダンス部/スカイボード部
【文化部】
美術部/軽音部/写真部/放送部/手芸部/演劇部/吹奏楽部/料理部/園芸部/飼育部
【クラスについて】
各学年4クラスあり、A~Dで分けられている。
学力による割り振りはされていないが、所属する生徒のキャラはなんとなくだが固まっている。
(勿論、その限りではない)
Aはザ・優等生な人か、良くも悪くも真面目な人達が集まる。
Bはほぼ陽キャ集団。ごく稀に陰キャがいるが、容赦なく絡まれる。
Cは(入学できてる以上成績は優秀だが)性格や素行に少々難のある人達が多く、
Dはなんといってもマイペース。
これらの傾向は学年共通。所属するクラスの参考程度にどうぞ。
__用語__
【ブリタニア王国】
気候、暦、自転速度など、数多くの項目が地球と似通った惑星に存在する、魔術大国として有名なとある島国。都市圏にも近世以前の建造物が数多く残り、街全体も高層ビルより歴史的建造物を中心とした洋風の町並み。
文明としては現代に近く、スマートフォンを持って歩く人や、車などが街を行き交う。
首都に存在する駅にはアンブローズ・カレッジ駅へと向かう路線が走っている。
【アンブローズ・カレッジ】
かの英雄「アンブローズ・マーリン」が創設したと言われる歴史古き魔法寄宿学校。
6年制の学園には毎年世界中から多くの生徒が訪れ、魔法の勉学に励んでいる。
敷地面積は広大であり、箒での移動が許可されている。
敷地周囲は針葉樹林が生い茂り、幻想生物の立ち入りを防ぐため鉄で出来た柵で囲まれている。
カレッジの正門前にはアンブローズ・カレッジ駅が居を構える。
【幻想生物】
猫、犬といった愛玩動物や、牛、馬、猿や熊といった一般的な生物とは違い、現実で空想上ないしは伝承上の生物や存在とされている者達全般を指す。
妖精からグリフォン、ドラゴンまでその存在は幅広く確認されているが、およそ神として信仰の対象となっているものの存在は今まで確認されていない。
人に友好的なモノ、敵対するモノ等様々な幻想生物がおり、基本的には人里離れた森の中に暮らしている。人に友好的、あるいは悪戯好きなものであれば、田舎の街中には現れるかもしれない。
【魔法の杖】
魔法使いが魔法を使用するために、魔力出力の媒体とする道具。
生徒に限らず、広義として魔法使いは皆、一人ひとりが魔法の杖を所持している。
要は魔力を出力する媒体であり、その形は杖にとらわれない。
実際に様々な長さの杖を用いる者もいれば、自らの思い入れの強いものを杖として用いる者や、本を用いる者もいる。
魔導書を媒体にして魔法を使用するのは、例えば召喚士に多いなど、杖の形によってある程度職種が分かる場合もある。
本当にどんなものでも杖として扱えるため、トランプからメガネやフライパン、果てはスマホなどの機器まで、様々な物が杖として振るわれている。
(勿論剣など、武器を杖とする者も多い)
極稀に杖を持たず、自らの身体を出力媒体とする者も居るが、相当に高度な魔法使いでなければ身体が熱暴走を起こし死んでしまうため、非常に危険な行為として、特別な免許が無ければ罰せられる。
※PCが杖を持たないことは原則禁止とします。
【固有魔法について】
優秀な魔法使いが使用できる、自分だけのオリジナル魔法。
名称、内容、効果は全て自由。
但し無効化魔法は戦闘中、【魔法を掛けた本人】あるいは【掛けられていない第三者】のみが魔法の解除、或いは上書きが出来る。
必中の魔法(確定ロルにあたる)や規模が大きすぎる魔法は主催者判断で却下します。
基本的に星一個や国一個滅ぼすような規模のものでなければOKです。
【魔科学】
魔法と科学を融合させることで、新たな技術へと昇華したもの。技術としては科学よりだが、使用者の魔力をエネルギーとして利用する仕様は魔法によってでしか実現を成し得ないため、主に魔法学校を中心にして技術の継承が行われている。
乗り物、おもちゃ、医療器具など様々なものに用いられており、近年では魔力を電池として貯めておける装置の開発などによって非魔法使用者、魔法使用者に関わらず生活に密接した身近な存在になっている。
なお、パソコン、スマホなどの電子機器類は魔力をエネルギーとして利用するのは厳しいため、専ら電気エネルギーを用いる製品が一般的である。
【負の種】
ネガティブシードと呼ばれる、嫉妬心や恨みが溜まりすぎると発生するよくないもの。
本人も自覚がないまま育っていき、フラストレーションの開放をする等、嫉妬心や恨みを吐き出せないまま育ち切ると、本人の意識を乗っ取り、恐ろしい魔物へと変貌させてしまう。
魔物は周囲の人間を本能のままに襲い、その血肉を喰らってどんどん力を付けていく。
しかし、SNSの発達した昨今では根絶したと言っても過言では無いほどに魔物化する人間は減少しており、若い世代の間では都市伝説扱いされている。
魔物は元に人間の姿に戻ることは決して無く、殺さない限り動きを止めることはない。
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