1942年、第2次世界大戦により世界は戦火に包まれた。復讐に復讐を塗り固めていく国家の下、大切な『何か』を守るため。人々は嬉々として己の命を燃やし、新たな復讐を生んで行く。この戦争を終わらせる為、各国は新たな『魔導核兵器』を作り出し、その抑止力による支配を目論む。だが、魔導兵器の製造にはとある魔導核という機関を作る必要があった。当時は魔力を含む物質が存在しなかった為、開発の目処は絶たれた。
が、1944年、太平洋上に海底噴火により新たな島が誕生した。その島には魔導反応があり、島全体の物質が魔力を発している事が判明した。
『シャングリラ』と名付けられた島に、各国は魔力を含む物質を求め、大量の兵を送り込むが、誰一人として生きては帰って来なかった。原因として考えられたのが、強大な魔力に『抗体』を持たない人体が侵食されたということ。
そこで各国は、元々魔力を発し『抗体』を持つ『能力者』を送り込んだ。