大変申し訳ありません、予約期限を過ぎてしまいました…深くお詫び申し上げます。再予約として、改めて的屋、射的で参加希望です。
設定は完成している為、一度投下致します。不備等が御座いましたら御指摘の程、御願い致します。
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ようこそ、ずっと貴方のご来店をお待ちしておりました
さぁ、ここは ″思い出″ を繰り返す素敵な、素敵な射的屋でございます、心行くまでお楽しみ下さい
〔 氏名 〕
勢頭 イタカ
〔 読み 〕
セド イタカ
〔 年齢 〕
大凡、三十路半ば。
〔 職業 〕
片隅で謡う思い出の射的屋
〔 容姿 〕
浅葱鼠の艶髪を短く切り揃え、顳顬から揉み上げに掛けて一粍程の長さに刈り上げ整え、平実檸檬の香油を練り込んだ鬢付け油で上部分の髪を後方へ流す様に逆立てる様式を好む為、最低限清潔感には気遣っているようです。細目に調節された眉頭から眉山に掛けて稍太く、曲線を控える様に揃え眉尻を斜めに切り上げる事で確りとした印象を演出するでしょう。何処か中性的な目の縁線が吊り上がった目尻と一重を威圧的に強調するにも関わらず、柔らかい日本特有の絹を思わせる、透き通りつつ深々と沈む白練の瞳が合わさる事で不思議な印象を与えるかと思われます。そして狭目の鼻翼に鼻柱から鼻尖の丸っこい線は鼻背に伸びるに連れて高さを増し、全体的に比率の良い顔立ちと思わせるに違い有りません。それを撓やか且つ華奢な薄桃の唇が締め括る事でしょう。そんな顔立ちとは裏腹に百八十五糎の背丈に程度程度に鍛え上げられた逞しい体躯を持ち、水彩画の様に淡く透き通った淡黄の掛かる健康的な肌色が彼の特徴とも言えるでしょう。基本的に総黒の長袖下着を愛用し、日本陸軍将校の軍服と思われる利休茶色の類似物をその上から羽織っていますが、至る箇所が焦げ薄汚れた身窄らしい有り様と化している処が玉に瑕。尚、彼曰く下穿も軍服の揃え物らしいのですが、何故全体的に赤黒く染まっているか秘密だそうです。また履物を好まず、常日頃から素足のみで生活しているのだとか。三線に肩紐を取り付け肌身離さず持ち歩いてる様です。
〔 性質 〕
素性身分問わず持て成し、積極的に困人に手を差し伸べる、誠心誠意的屋としての責務を全し無償で善意を施す、謂わば情け深い人柄でしょう。常に冷静沈着を心掛け、均一的に、平等に物事を推し量る所作は然り、歌躍りでお客人を楽しませる高壮年振りは正に祭りの仕立て役に適した存在だと謂っても過言ではないかと思われます。然し、彼はもっと実際的に陰鬱な一面を持ち合わせてるのです。本来彼は他人の気持ちに寄り添う事が出来ず、共感を示す事が何より苦手なのです。故に本質的に単調的で無機物な彼は的屋を営む器ではない、これは紛れもない事実でしょう。善良面の真似事を繰り返す彼は下衆、なのでしょうか。
〔 備考 〕
梅雨入る古里に望郷の詩を綴る、石垣に咲いた月桃の香りと砂糖黍畑で囀ずる草蝉の調に五感を凭れては、南風の頬撫でに黄昏る。花の釵か、白い花へ手を伸ばしては彼の子の艶髪にそれを刺す。
太陽の照りに煌めく翡翠の海を眺める、珊瑚礁は躍り、白旗を振る少女の面影が影送りの様に滲んで見えた。
---ぱっと視界が眩む、全身が焚き付けられる、鉄屑が四肢の自由を奪う。翡翠を蝕む黒く澱んだ赤が染物の様に広がって行く、燃えた緑青のそれが燃えて行く、白旗が薄汚れて価値を落として行く。
「浮世も情に非ず、そうして月桃の花は散りました」
故郷を侵略する異文化を横目に、唯息殺し咽び哭く。問を乞う喜屋武の岬で、私は夢を棄てた。
でも、今は銃よりも
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三線を奏でたい
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ひいふうみいよう品定め、いつむうななやの指先一つに弾数揃え
″″ バン、バン、バン ″″
安物細工が銃声を真似るが夏の風流音読
さぁご一緒致しましょう、せえので
″″ バン、バン、バン ″″
あれやこれやと根無し草、今か今かと千鳥る銃口
ね ? 彼の日の童心が、望郷が垣間見えたでしょう ?
彼の日旧友と熱中した骨牌一式
将来像を重ね遊んだお着替え人形
夢見る男児を虜る戦隊成りきり雑貨
異国のお品物もございますよ
…ええ、お望みなら月桃の釵もお列べ致します
陳腐な記憶だろうと愛しいでしょうから…
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唐船ドーイさんてーまん一散走えーならんしや―さっさはいやささ、はいやいやささ
はいさい、めんそーれ
わったー自慢の射的屋、うぃーりきさんよー