ある街があった。
そこは数年前までは活気に溢れて人々は幸せな日々を過ごしていた。
そう、あの日が来るまでは。
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「こんな所で何をしているんだ?」
「道に迷った…か。ならお前が行きたい場所まで案内してやろう。なに、道案内で金を取るほど俺はひねくれちゃいないさ。」
「もといた場所が分からない?気づいたらここにいたと…ほう。ならお前は俺と同じということか。」
「なら教えてやろう。この街のことを。」
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
ではこの街のことを説明していきます。
この街はとても美しく、緑と自然に溢れ、経済も発展しており、喧騒も暴力も知らないような、そんな街でした。街には人ではない者もおりました。妖怪や獣人など…様々な種族の者が互いに手を取り暮らしていました。ですがある出来事がきっかけで街は次第に荒れ果てて行き…。
「サンドタウン」
ここは先程の旅人と主人公が会話をしていた街。毎日突風が吹いており、雨が降ると嵐になり、夏になると熱風が吹き付ける。乾燥した、砂漠のような街。
「ファイアタウン」
ここは常に灼熱のような紫外線が絶えない街。この街では雨の水が温かい。むしろ熱いと感じるほどのお湯が降る。何もかもが熱を持つ街。
「レイニータウン」
ここは雨が絶えない街。晴れるのは年に一、二回ほどと言われている。この街の人々は雨で外出する者が少ないため、住人を見かけるのは滅多にない。洪水や家の中まで水浸しになるのは当たり前。
「アイスタウン」
ここは常に寒さで凍っている街。最高気温が10℃以上に上がったのは、あの三年前の出来事以来一度もない。夏であっても皆長袖を来ている。炬燵や暖房は電気を使うため街にありはするが貴重なものとして特別な日にだけ使われる。
「ナイトタウン」
ここはいつも夜で、昼がない。この街に日光が当たることは一切ない。真っ暗で何もないような、まるで常に孤独に覆われているような、そんな街。現在ナイトタウンでの光源はぽつぽつと置かれている街灯以外にはない。
この五つの街が今回の舞台となります。
昔は現在のような国をまとめる総理大臣などがいましたが政府は三年前の出来事により消滅。今は街の最年長がその街の長となって街をまとめています。
そしてこの街に住む住人達にはある能力を持っています。住人の能力は多種多様で人それぞれです。そしてその能力には属性があり、
「風」「火」「水」「氷」「闇」
の五つです。住人はその属性によって住む街を決めていきます。ですが能力には必ず欠点があり、中にはその能力で苦しんでいる者もいます。
街の説明は以上です。
次に三年前のある出来事についてです。
あるところに五人の神様がいました。
「風の神」 「氷の神」
「火の神」 「闇の神」
「水の神」
この五人の神様は下界…つまり五つの街がある世界をいつも見下ろしていました。
街の人々は五人の神がいることなんてまったく知りませんでした。けれど神についての言い伝えは存在していました。その言い伝えとは、
「人々の目が邪悪に染まり、悪に手を貸す日が訪る時、世界は苦しみを覚えるであろう。」
人々はその言い伝えに逆らわず、一生懸命自分達の力で生きていくことを行いました。誰もが人を下に見ることなく困った時は助け合い、手を差しのべ、力を貸す。そのお陰で街は大いに発展し、着々と平和な世の中が出来ていきました。だけどある時、街でこんな噂が流れはじめました。なんでも古より伝わる五つの神が祭られている所にある「聖なる石」を手に入れればなんでも願いが叶うという。それを聞いた人々はなんと素晴らしいものだと我先にとその石を探しはじめました。まるで今まで溜め込んできた欲を全てさらけ出すように。反対の声も上がりましたがすっかり噂に見いられた欲にまみれた者たちはそんな声は耳に入らず懸命に探しました。ですが、どれだけ探しても石は出てきません。人々は諦める者もいれば、ただの石を「聖なる石」と嘘をつき、金儲けをしようとする者まで現れました。
それをみていた神は激怒しました。神は罰としてそれぞれの力を使い、空を操りました。
風の神は止むことのない突風を吹かせ、
火の神は焼けるような太陽を注ぎ、
水の神は静まらない雨を降らし、
氷の神は凍るような冷たい気温を、
闇の神は光を奪い静寂な暗闇を。
人々はそれに悩み、苦しみ、やがて過去を哀れむようになりました。神は流石に可愛そうになったのでひとりにひとつ能力を与え、今に至ります。
最後に先程の旅人の説明です。
名前:???
年齢:10~20くらいだと思われる
性別:女
容姿:
長い黒髪を後ろで束ねている。服は長袖にパンツといった至ってシンプルなものをよく着ている。大きな布を頭に被り、フードみたいにしている。目が切れ長でクールビューティー。若干痩せぎみ。
性格:
一人称俺。なぜか男っぽい喋り方をする。彼女もこの世界に引き込まれた一人。だが彼女には能力が宿らず、この街に引き込まれたその日から旅人として街を旅している。過去のことは聞いても教えてくれない。
能力:無能力。
その他:
彼女は能力を持っていない。最初は能力を持っていないことに除け者扱いされたが元々、街の人々は心が豊かだったので気にかけた人が食べ物や衣服をくれたりしているため生活には困っていないらしい。
長々とすみませんでした。設定は以上になります。
ここではこの街の住人を募集いたします。また、このお話の詳しい小説は総合掲示板にて書かせていただきますので、良ければ是非。
【注意書き】
①デュラララチャットの規則は守って下さい。荒らし等も禁止です。
②一人二役は無しです。
③中の人との喧嘩も無しです。
④低浮上の方は必ず報告お願いします。
⑤参加する場合は二日以内に 設定報告お願いします。
【テンプレート】
名前:(和名or洋名)
年齢:(不詳なし)
性別:(不詳なし)
容姿:(画像参照あり。なるべく人の形にしておいて欲しいです。)
性格:
能力:(何かひとつ欠点を入れてください)
種族:(なんでも)
その他:
参加:(無ければ空白で)
募集:(無ければ空白で)
住んでいる街:
それと、主はチャットの方にはあまり行けません。まだキャラも作って無いですしね。掲示板ではなるべく返したりするので。ではお待ちしています。
▼追記 参加者リスト
【サンドタウン】
・ジュノメラン@柊様
【レイニータウン】
・シェイ ロン@阿津様
・ステラ@情報屋@S様
(阿津様の募集に参加されています)
【アイスタウン】
・牧嶋 燿子@ヨーコ様
【ナイトタウン】
・氷室 零@幽來様
・檎@主
・Gefahr・Fuhrer (ゲファール・フューラー)@萩#様