公爵令嬢ティアベルが七歳の誕生日にお父様から与えられたプレゼントは、なんと黒髪美少年(狼獣人)だった。え?なんで?
しかも彼・アルトバロンと主従契約を結んだ瞬間に、自分が悪役令嬢で十年後には彼から暗殺されることを思い出す。
どうしよう、とりあえず彼に私が原因のトラウマを植え付けさえしなければ、暗殺されたりしないよね!?
そうと決まれば徹底的に努力するのみ!
ということで、乙女ゲームで悪役令嬢が従僕に行った行為の真逆の行動をとることにした。
虐げずたくさん甘やかし、とにかく頑張った。
頑張った、のに! 魔力チートな絶世の美青年に育ったアルトの様子が、なんだかおかしい。
不測の事態で結んでしまった〝番契約〟の破棄を行おうとするも、彼から返ってきたのは背筋が凍るほどの危機感を覚える甘い微笑みで――!?